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【社員インタビュー】機械翻訳プロダクトMirai Translator™の成長の軌跡とは!みらい翻訳CMO兼プロダクトマネージャーに今後の成長戦略を聞いてみた

こんにちは!みらい翻訳採用担当の渡邊です。
今回で第4弾のインタビューとなります!

過去記事はこちら↓↓↓↓↓
・CTO兼COO Danny「みらい翻訳はこうして0⇒1フェーズを超えた!」
・CFO兼採用担当 Betti「みらい翻訳が仲間集めに「本気」で取り組むワケ」
・エンジニアリング部部長 Yuji「採用をしたことがなかった会社が、わずか2ヶ月で3人決まった6つの理由」

今回はみらい翻訳のCMO兼プロダクトマネージャーであるYancy(みらい翻訳ではニックネームで呼び合っています)に、「プロダクトの成長戦略」を聞いてみました!

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株式会社みらい翻訳とは・・・
株式会社NTTドコモが機械翻訳事業の強化を図るため、2014年に設立されたベンチャー企業。
機械翻訳の最先端技術や最適な学習データを活用した、カスタマイズ可能な機械翻訳プロダクトMirai Translator™を自社開発しています。
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-Yancy(井上真也)-
株式会社みらい翻訳CMO兼プロダクトマネージャー。
1996年 NTT入社。OCNの高機能サービス開発担当に配属、1999年のNTT分割に伴いNTTコミュニケーションズに所属。
以来、インターネット技術をベースとしたプロダクト開発に従事。プロダクトマネジャーとして、企業向けOCN、IP-VPN、アプリケーションゲートウェイといったネットワーク、セキュリティのプロダクト開発、ファイルサーバ、認証、クラウドメール/グループウェアといった企業向け自社SaaS等の様々なプロダクト開発に従事。その後、Google、Microsoffと連携したプロダクト開発を担当し、2019年1月より株式会社みらい翻訳CMO、2019年6月よりMirai Translator™のプロダクトマネージャーとしてプロダクトの責任を担う。

-これまでの経歴を教えてください。

1996年にNTTに入社した後は、OCNの高機能サービスプロジェクトに参画し、サービス企画、システム開発・検証と企画からサービスインまでのプロダクト開発に関わる様々な工程を担当しました。

OCN認証システムは、当時では最大級の100万ID以上のユーザに対応するシステム開発も行っていたため、システム開発、サービス企画と、プロダクト開発の全てに関わってきましたね。

その後も、インターネットサービス、IP-VPNサービスやアプリケーションサービス、セキュリティサービス等でプロダクトマネージャーとしてプロダクトの統括を行ってきました。

-みらい翻訳にプロダクトマネージャーとしてjoinした後は、どのようなことから行っていったんでしょうか?

2019年1月にみらい翻訳にjoinした当初は、まずは状況を把握するところから始めました。
ビジネスがどう回っていて、誰がいつ、どういう形で動いているのか、などです。

事業として立ち上げたばかりだった為、どこがボトルネックになっているのかを分析し、SaaSプロダクトとしての仕組みを固めていくことを考えていました。

-どのような経緯を経て、現在のMirai Translatorになったのでしょうか?

Mirai Translator™は2017年12月TOEIC900点レベルの翻訳精度を実現するエンジンを提供し、サービスインしました。当初は翻訳センター1社しか販売チャネルがありませんでしたが、その後、NTTドコモが販売チャネルとして参画し、NTTコミュニケーションズがCOTOHAブランドの「COTOHA Translator」として販売チャネルを広げていきました。

2019年4月にTOEIC960点レベルの翻訳精度を実現し、Twitterでも話題となり、2019年から一気にユーザ数が増加しました。2019年には、プロダクトの差別化をどう図るかを考え、契約書関連などの分野特化モデルや特定の業界向けの翻訳モデル、みらい翻訳自社設備・自社運用でセキュリティを担保した多言語翻訳機能を追加していきました。

並行して、今後の更なるユーザ数増加に対応していくため、ユーザ登録の仕組み、ファイル翻訳や認証の仕組み等、プロダクト全体のアーキテクチャの改善を行っていきました。

-プロダクトの目標と、現在の課題を教えてください。

目標は業界シェアNo.1です。
そこにたどり着くためには、現在抱えている大きな課題が2つあります。

1つは、販売チャネル、顧客ユーザ層の拡大です。
具体的には、さらに幅広い企業、幅広いユーザに届けるためのチャネル拡大です。
実際に2020年6月には、テレワーク用に2段階認証でセキュリティを担保しつつ、IPアドレス制限なしで、コロナ環境下でもオフィス外どこからでも利用できるプランをリリースし、新たなユーザ層の開拓を進めてきました。
また、二次販売代理店やミドルBを通したB2B2Xによる販売チャネル拡大も更に確立していきたいと考えています。
販売チャネル、顧客ユーザ層を拡大していくと、そのために、マーケティングとして何をしたらいいのか、ということも考えていく必要があります。
チャネルを拡大するとユーザが変わる。ユーザが変わると、マーケティングもプロダクトも商品も変える必要がある。
全てを一貫して考えています。

もう1つは、カスタマーサクセスの強化です。
Mirai Translator™をご利用いただいたお客様に魅力を体感いただき、様々な機能を長くご利用いただけるようにしたい!
2020年7月にプロダクトマネージャー直轄のカスタマーサクセスチームを作り、データ・ドリブンでのカスタマーサクセスの仕組みを強化しています。様々なデータを一元化し、データをベースとしたUI/UX改善、機能改善、お客様提案につなげていきたいと思います。

-今後、プロダクトはどのように進化していくのでしょうか?

今後も、Mirai Translator™の優位性である翻訳精度、セキュリティを進化させることは変わらず行っていきます。
そして継続的に価値あるプロダクトを提供していく。
これはもはやみらい翻訳のアイデンティティだと思っています。

今後は、このアイデンティティをベースに更なる新しい価値を創造していきたいと思っています。
1つは、お客様と一緒に翻訳精度を成長させていくモデルです。
現在も「製薬カスタムモデル」として、お客様と一緒に翻訳精度向上を実現しているスキームがありますが、このような協業モデルの強化。更に使えば使うほどお客様の利用用途にあった翻訳精度を提供していくような仕組みです。
みらい翻訳の技術力とお客様との関係性により成り立つ新しいモデルを開発し、最終的にはSaaSでありながら、機能がパーソナライズされていくサービスの進化も考えていきたいと思います。

もう1つは、ベース機能を別のプロダクトと掛け合わせることによる新しい価値創造です。
例えば、会議翻訳サービスやAPIによるその他プロダクト連携も行っていきたいですね。

Mirai Translator™が実現するのは最終的には「翻訳」ではありますが、ビジネスにおいてはその前後に様々な処理(文書を書き起こす、校正する、共有する等)が必要となります。
そこにビジネスチャンスがあると思っています。

そう考えると、可能性はまだまだ広がっていくんですよね。

しかし、一つ一つ実現させていくには、実現させる人がいないとできない。
今はやりたいこと、アイディアは沢山あるのに、リソースが足りなくてモヤモヤしている状態です(笑)

サービス開発、プロダクト開発を多角的な視点から考えられる方に、ぜひ来ていただきたいと思っています。
その上で、例えばデータ分析やUI/UXの改善等、自身の得意分野を発揮していただきたいですね。

単なる『翻訳』に限らず、大きな可能性を秘めている機械翻訳サービス。
これから、"どう成長させていくか"を実現していくフェーズの為、どのポジションでjoinしたとしても、「自分がMirai Translator™を成長させた!」と胸を張って言えるんじゃないでしょうか。
自身でプロダクトや事業を成長させていくことが好きな人にとっては、まさに"一番楽しい時期"かもしれません^^

少しでも興味ありましたら、ぜひご連絡ください。

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