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固定概念に縛られず、相手の価値観を理解する。- 改めて認識をした「話す」ことの重要性。

組織作りに関わりたい。その一心で異業界からD2C Rへ飛び込みました。

現在マネジャーとして組織作りに関わっていますが、そもそもなぜ組織作りに興味を持ったのか。キッカケを紐解いていきます。

髙鶴 亮介/第一営業本部 コミュニケーションデザイン部/マネジャー

前職はインターネットセキュリティ会社にて営業として従事。
2015年にD2Cに入社。当時モバイルアプリ代理店のD2C Rに配属。入社後は、ダイレクト領域の営業部立ち上げやグループ会社出向を経験。2019年に出向より帰任しダイレクト営業部のマネジャーに就任。
2020年10月から現在の第一営業本部にてコミュニケーションデザイン部のマネジャーを務める。
最近の趣味は息子とポケモンをやること。

<インタビュアー:渡邊>

人の価値観に興味があった学生時代

渡:本日は色々と聞かせていただきます!よろしくお願いします!

髙:ついに僕の番が来ましたね。よろしくお願いします!

渡:まずは、学生時代のお話しから伺わせてください。

髙:学生時代にコレといって没頭していたことは正直無かったです。ずっとアルバイトばかりしていました。強いて言うなら人の価値観や組織作りにはすごく興味は持っていました。

渡:人の価値観ですか…?

髙:そうです。例えば、幼稚園、小中高大って仲の良い人同士で集まるじゃないですか。あれなんでなんだろうって。僕は誰とでも話していたいタイプなので、特に所属しているグループとかもあまりないタイプだったと思います。

渡:分け隔てなく誰とでも仲良くなれるってことですか?

髙:良く言えばそうですかね。例えば、高校の文化祭は仲いい人達と回ることが多いじゃないですか。僕は一人で回って行く先々でいろんな人に絡んでいました。前日に一緒に見て回ろうぜと声もかけられましたが断っていました笑

どこどこグループの髙鶴と言われることはあまり無かったですが、どこにいても不思議じゃないねとはよく言われていました。

渡:羨ましいですね‥。

髙:好き嫌いがあることは自然だと思いますが、判断の基準やその人の中にある指標はどうなっているのだろうなど気にしていました。

だからこそ関わる人を限定しないようにしていたんだと思います。全く興味のないジャンルでも誰かがおもしろいと言えばまず触れてみたり試してみたりは今でもしています。

渡:見習いたいです‥。組織作りにも興味があったと伺いましたがこちらは何がキッカケだったのでしょうか?

髙:高校時代に部活で応援団長を経験したことですね。各学年30人くらいの計100名ほどで運営をしていました。

渡:100人となるとある程度大所帯ですね。

髙:そうでしたね。ただ色々な考えの人がいて。まとめるのは大変でしたがどうやったらみんなが動いてくれるのか考えながら束ねていくことはおもしろかったですね。ちなみに大学への進学は、組織をまとめることのおもしろみを応援団で知ったのがキッカケで経営学部に進みました。

同世代と比較して焦りが生まれた。負荷をかけられるのは今しかない。

渡:就活時も組織作りはキーワードでしたか?

髙:そうですね、新卒では50名ほどのインターネットセキュリティーの会社に入社をしています。社長との距離が近く、組織作りにも関われるのではないかと考えていました。

渡:入社からどのくらい在籍されてD2C Rに転職をされたのでしょうか?

髙:約5年ほどです。転職のキッカケはビジネスモデルでした。長い期間をかけてクライアントに提案するため、比較的時間に余裕をもって業務ができるとても恵まれた環境でしたが、ふと周りの友人を見て20代のうちに、負荷をもっとかけてみたいなと思い転職を決意しました。

渡:多くの会社を見られたとは思いますが、D2C Rに入社を決めた理由はなんでしょうか?

髙:忙しそうなのに充実していそうに見えたからです。また社長から組織作りにも関わって欲しいと面接で言われたことも決め手になりました。

入社後は、サポート業務からスタートしましたが半年ほどたったタイミングで社長の岡さんから「組織作りに関わりたいと面接で聞いたしチーム立ち上げるか?」と言われて当時の上司と二名で立ち上げることになりました。

渡:入社して半年でチームの立ち上げ…。不安はなかったですか?

髙:不安よりはやるぞ。という気持ちが大きかったです。ただ実際は想像を超える大変さでした。一人当たりの担当案件数も今では考えつかないほど多く、メール対応で一日が終わることもありました。

渡:かなり負荷をかけられた環境だったと思います。

髙:そうですね。実は知恵熱を出したこともありまして‥笑

渡:知恵熱ですか?

髙:はい。体調悪いなと思って病院に行ったのですが、特に異常もなく。翌日ケロッとして出社していました笑

たどり着いた理想のマネジメント像。キッカケは全てを打ち明けたこと。

渡:ご経歴についてもう少しお伺いさせてください。

髙:もちろんです。チームの立ち上げに関わった後、縁あってグループ会社に出向を経験します。組織規模も大きく細かいルールや業務に関わる全てに研修があり驚きました。

渡:研修やルールは会社によって異なりますよね。

髙:まったく違いましたね。1on1の取り組み方や提案資料作成の基礎研修まであり、企業としての当たり前レベルを上げているんだなと。帰任のタイミングで良い部分は自社に還元しようと考えていたので、積極的に吸収しようと思っていました。

帰任後は、マネジャーとしてチームを任せていただき組織作りに本格的に関わり始めましたね。

渡:元々組織作りに興味があったと伺いましたが、マネジャーとして苦労された点はありましたか?

髙:苦労はしていますが、もともと興味があった組織作りに関われているので楽しいです。その中でも一番苦労をしたのはチーム内に規律を作ることです。今まで経験があまりなかったのでどうしようかと思っていました。

渡:規律ですか‥。誰かに相談をされたりしましたか?

髙:しました。コミュニケーションが改めて大切だなと実感したタイミングでもあるのですが、経験が豊富な本部長の実体験など聞くなかで、ものすごく腹落ちした言葉があったんです。

それは今でも鮮明に覚えていますが、「怒ることをやめる」と「マネジメントとはどうにかすること」という言葉です。

渡:「怒ることをやめる」と「マネジメントとはどうにかすること」ですか?

髙:はい。「怒ることをやめる」とは和気あいあいと仕事をするだけということではありません。叱る時は叱りますし、ダメなことはダメとはっきり伝えます。ただ頭の片隅で「悪い行動があったらしっかり怒らなきゃ」と考えていたこと自体をやめました。そうすることにより何か起きてもまず背景や考え方を聞くようにしました。至った経緯や考え方など。その上でどこに原因があったのか一緒に考えるようになりましたね。

「マネジメントとはどうにかすること」については、言葉の通りです。

渡:諸先輩方と悩んだ際にコミュニケーションを取る機会があるのは嬉しいですね。

高:恵まれていると思います。何気ないコミュニケーションがキッカケだったので、僕自身もメンバーとより密に話すようにしています。コミュニケーション量を増やすことで今まで知らなかったメンバーの一面を知ることができますし、悩みだす前からなぜそのような考えに至ったのかを把握できるようになりました。元々人の価値観に興味があった僕にとっては理想なマネジメントスタイルです。

▲メンバーに嬉しいことがあった時のお祝い会での一枚

経営の意図を解像度高く伝える大切さ

渡:マネジメントスタイルが確立される中で、感じる課題感はありますか?

髙:まだ走り出しではあるので、どこまでフィットするか答えはでていませんが、マネジメントをする上で、今以上に経営側の考えをより理解しないと意味がないと思っています。僕個人の考えはまだまだ現場寄りです。経営と現場の間に立っているものの、何かあったときに相談しにくいマネジャーでは意味がない。経営の意図を理解し120%以上の解像度で伝えることで、「高鶴の言っていることは間違いないから」と付いてきてもらえるメンバーを増やしたいです。

また長期視点も養っていかないとダメだと思います。本部長や取締役と話していると3年後、5年後にどうしたいのか、から逆算をして物事を考え進めることが多いと感じています。僕はまだそこの解像度が荒く未熟だなと実感しています。

渡:具体的に何か取り組んでいることはありますか?

髙:コミュニケーション頻度を高めることでしょうか。先ほどのマネジメントスタイルの件でも話しましたが、直接会話を重ねることが一番だなと。

渡:頭では分かっていますが、改めてお話しを聞くとコミュニケーションの大切さを痛感します。

髙:物事の原点はコミュニケーションを取ることにあると思っています。元々人の価値観に興味があり、相手の理解を深めようと色々な人と様々な会話をしてきましたが、改めて仕事をする上でも大切なことだなと。

もちろん会話をすれば全てが解決するわけではないですが、会話をしないと何も始まりません。この先もとことんコミュニケーション量を増やし、相手を理解した上で組織作りに関わっていきたいですね。


学生時代から人の「価値観」に興味を持っていたとは、驚きでした。自分のものさしや固定概念に縛られず、相手のことを徹底的に理解する。多様性が求められる今だからこそ、改めて重要だなと思うインタビューでした。

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