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オーダーメイドが強み、設計者の理想を形にするヒガノの技術力とは?ヒガノの「ものづくりの魅力」に迫ります。

ヒガノは2021年の社長交代を機に第二創業を掲げ、上場企業のような高いレベルとスタートアップのようなスピード感のある経営を目指しています。能動的にスピード感を持って活動できる組織に変革するべく、積極的に中途採用も行っています。今回は、技術部の渡部さんにインタビューしました。

◆渡部 義雄 技術部

——AutoCADを操作できる方を絶賛募集中!とのことですので、技術部の業務内容について教えてください。

通常業務は、ゲート、庇、シェード、傘立て等の図面を検討・作図することです。作図業務は大まかに3工程に分かれます。※作図作業はAutoCADメカニカル/IJ CADメカニカルを使用

1.建築設計の初めの段階であれば、設計事務所の設計担当者から得た情報(サイズ・意匠・機能などの特注要望)をもとに検討・作図を行い、設計協力図面(設計折込)を提供します。

2.建築設計図が施工業者に渡り、工事が進む中でいよいよ製品の納入に向けて動く段階になったタイミングにおいては、より詳細な承認図面の作図、チェックバック対応を行い、最終仕様確定を目指した図面を仕上げていきます。

3.正式にご承認・ご注文を頂いた段階で、最終図面に基づいた製作用の図面(製作図=バラ図面)を仕上げていきます。

そして通常業務にプラスして、年度初めに「新製品の開発」や「既存製品の改良」など個人目標を設定します。それらの実現に向け試行錯誤を繰り返しながら一年間邁進していきます。検討を続けてきた物が製品化したときのあの感覚は何にも代えられない高揚感があります。これらを味わえるのは「ものづくり」に携わる醍醐味ですね。

——ヒガノは特注案件が多いので悩むことも多いかと思いますが、意匠性の強い製品が受注になった時は興奮しますよね!個人プレーの多い部署ですが部署内ではどのようなコミュニケーションをとっているのでしょうか?

技術部は現在5名おり、全員何かしらの社会的なキャリアを経験して入社してきて、ざっくり建築系、機械系出身からのメンバー構成になっています。異業種のキャリアが同部署にいるので、業界違いでの見解の違いもありますし、自分にはなかった考え方や知識に出会ったりし、正直戸惑うこともありますが(笑)、多様な場面で各々の異なる力が集結し、結果的に良い力が形成されていると感じています。皆とても話しやすく、オフィスがフリーアドレスに変わってから更にコミュニケーションがとりやすくなったと感じています。質問などあれば気軽に聞ける環境なのはとてもいいですね。

——固定席の時はなかなか話しかけにくい雰囲気でしたが(笑)、確かにフリーアドレスになってから社内の雰囲気が段違いに良くなりましたよね。通常業務で他部署とはどのように関わりがあるか教えてください。

技術部は他部署との接点が多いです。どのようなシチュエーションでコミュニケーションが発生するかというと・・・

<営業部>作図依頼において、顧客要望内容の打合せ、製品に関する技術的な質疑応答において関わりが多いです。

<経営管理部>部材の発注業務等をして頂くので、社内で加工できない部品、珍しい材料や仕様などについて相談に乗ってもらったりしています。

<製造部>技術部の図面に基づいて製品を製作して頂くので、設計の段階で加工ができるか否かの相談をします。また、製品を製作して頂く中では、設計ミスや図面表現の漏れ・ミスなど、お叱りを受ける場合もありますが(汗)、都度アドバイス頂けてとても支えられています。

<テクニカルサポート室>製品の設置や納入後の定期のメンテナンスの際に問題が発生した場合には、状況を共有していき解決策を導く際に協働します。

——各部署互いに支え合っているからこそ、いい仕事ができるのですね。そんな渡部さん自身の事や仕事への熱い想いを是非教えてください。

今思えば幼少の頃から、自分でイメージし手を使って形にするということをとても好んでいました。興味の範囲が物凄くせまいので、熱中したものに対しては、周りが変人・異常と思うくらい深く入る傾向があります(笑)。そんな性格も私の「強み」だと思っています。そんな私が建築設計事務所を経て2010年ヒガノに入社したのですが、仕事をする上で大切にしていることは「迅速、丁寧、正確、バランス、共有、気配り、粘り、巻き込む」です。そして仕事で強いやりがいを感じるシチュエーションは、

  • 顧客の難しいオーダーに上手く対応出来た時
  • 売上の大きな案件に対応出来た時
  • 新しい製品やオプション等の開発・既存製品改良に対応出来た時
  • 社内として必要な指定ミッションに対応出来た時

などです。難しい要望が多いので苦労することも多いですが、やり遂げた時は関わった仲間と互いを労い合っています(笑)

——本当に渡部さんは丁寧ですよね。一つ質問するとそれに付随する情報を教えてくださるので毎回学びが多いです。長くヒガノで勤務されているので酸いも甘いも経験されているとお察ししますが失敗から学んだことなどありますか?

失敗エピソードは数知れず・・・。特注対応が多いので、大なり小なり失敗は日常茶飯事です。また、開発場面でも設計の上での比較的初歩的なミス、大きな見落としなどが後に浮き彫りになるという失敗など多々あります。以前は「失敗した」という事実にショックを受けることが多かったですが、今はマインドセットに気を付けています。

  • 人はどうやっても失敗してしまう生き物
  • 失敗から学ぶという思考・姿勢をもつこと
  • 頼れる仲間がそばにいること
  • 恐れてやらない位なら失敗しようという思想

今後も多くの前向きな失敗をし、より多くの学びを得て成長していけたらと考えています。

——ヒガノ製品のブレーン担当なので苦労も多いですよね。ヒガノの行動指針の一つ「Be a challenger(向上心を持って、失敗を恐れず、何事にも挑戦する)」精神を体現されていて素晴らしいと思いました。沢山の経験をヒガノで積んでいる渡部さんが思うヒガノの魅力はどこでしょうか?

私が思う魅力は大きく分けて2つあります。

一つ目は、レガシーがあるからこそ更なる飛躍を目指せる環境があるということです。ヒガノは今年で創立71年目を迎えましたが、今のヒガノがあるのは、先人たちが築き上げた絶対的な「技術力と信頼性」あってのものだと思っています。彼らが積み上げてくれたものに胡坐をかかず、今の時代や顧客ニーズに合った製品やサービスを創出すること。それが私たちに与えられたチャレンジングなミッション(成長機会)です。

二つ目は、色々な所で自社製品と出会えることです。ヒガノは主にエクステリア製品を取り扱っており、全国津々浦々に納入されていきます。エクステリア製品は道沿いから見える位置に存在していることが多く、たまたま通りかかった行先で見つけた時は感慨深いです。ヒガノという「ものづくり」の会社ならではの魅力ですね。

——渡部さんの特異な強みを発揮できる環境ということですかね?!(笑)日々新しいことが起こるヒガノですが、どんな方と働きたいでしょうか?

まずは、ヒガノカルチャー(企業理念や行動指針)に賛同してくださる方。その上でヒガノ技術部として求める人物像は、

  • 己を見失わずに一歩一歩現在地を確かめながら着実に歩める方
  • 困難に立ち向かおうとする姿勢がある方
  • 何かしらの強みを持っている方(その強みを磨こうとする方)

です。こんな方はヒガノで大いに活躍できるのではないでしょうか。チャレンジ精神旺盛な方と切磋琢磨し、新しいものを生み出していけると楽しいですね。

——ありがとうございました。ここまでお読みいただいた読者の方もありがとうございます。

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