公務員志望だった自分が最後に選んだのは「Twitter就活」だった
皆さんこんにちは!
金沢QOL支援センター株式会社21卒の塩浦良太です。
以前ストーリー記事に投稿した、私自身の入社経緯に関する記事はご覧いただけましたでしょうか?
https://www.wantedly.com/companies/company_5074930/post_articles/336120
今回は昨今注目を集めつつあり、上記の私の入社の経緯に関しての記事でも少し触れられている「Twitter就活」に焦点を当てていきます。ぜひ就活生の参考になればと思います!
23卒、24卒以降の学生さんはもちろん、私は22卒の学生さんにも是非読んでもらいたいと思っています。
なぜなら私は大学4年生の今の時期、まだ内定は決まっていませんでした。それどころか実は今の就職先にすら出会ってもいませんでした。今の就職先に出会ったのが大学4年生の10月中旬。それが”Twitterでの出会い”でした。
だからまだ22卒の人も遅くない。むしろ今から始めれば私よりも早い。そんなメッセージも込めてお届けします。
元々は公務員志望だった
何を隠そう、私は最初は公務員を目指していました。
後にも出てきますが、私の周りには公務員を目指している仲間が多かった。それ以外にも安定であったり、親からの期待であったり、周りからの見られ方であったり、そういった影響を受けながら気づいたら当たり前のように公務員を目指していました。
そんな自分が違和感を覚えたのは大学3年生の冬。独学で勉強していたこともあり、自分と向き合う時間も増え、次第に怖くなってきました。
「このまま公務員になれたとして確かに周りは喜んでくれるかもしれない。安定もするかもしれない。でも果たして自分自身は心から喜べるだろうか」
一度気になったら抜け出せない性格の私は、様々な先輩に相談しました。そしてたどり着いたのが、
「公務員目指すのをやめて、就活をしよう。自分のワクワクに従おう。」
そう決断をしたのが大学3年生の2月でした。
加速する就活のオンライン化
大学3年生の冬、というとベンチャー企業を含めた就活全体で考えると遅いスタートになります。さらにこのころから新型コロナウイルスが急速に流行してきました。
その影響を受け、対面での説明会や面接が当たり前だった「従来の就活様式」から、オンライン説明会やオンライン面接といった非接触・非対面が主流の「新しい就活様式」へと変わっていきました。
地方学生にとってはオンライン化によるメリットもあります。たとえば交通費や移動時間の削減です。
新幹線代や夜行バス代、宿泊代はかからずに済むし、移動に費やしていた分の時間を他の選考に充てることもできます。そして何より精神的な負担も軽減されます。
しかし私はこの「新しい就活様式」に苦戦しました。自身の自己分析の足りなさもあるのですが、パソコンの画面という”1枚の壁”を挟むことで、自分の思いを伝えられているのかという不安やその場の空気感を感じられない難しさを実感しました。
案の定、就活は長引き、大学4年生の10月にはついに選考を受けていた企業さんが0になりました。
「こ、これはやばい…」
そのとき、ふと「Twitter就活」が頭をよぎりました。そういったものがある、と噂には聞いていたけど自分が使うとは思っていませんでした。しかし背に腹は代えられないということで、藁にもすがる思いで、
「21卒 募集」
と検索窓に入れて検索しました。そしてついに今の就職先に出会います。
Twitter就活の魅力
それでは実際に短期間ですが「Twitter就活」を経験した身として、その魅力を3つお伝えします。
その① スピード感
なんといっても魅力の一つはスピード感です。
私の場合、Twitterで会社を見つける→気になってHPを見る→興味深いから話を聞きたいと思ってDMを送る→企業から返信が来て、個人説明会の日程が決まる、この一連の流れが時間にして約2時間。あっという間の出来事でした。
スピード感があることでのメリットは、熱量が高いまま話を聞けたり、選考を受けたりできる部分です。返信が遅いと学生側も考える時間が出来てしまいます。
「勢いで送ってみたけど、やっぱりやめておこうかな、、」
と思うこともあるはず。これはすごくもったいないです。そのスピード感を可能にしているのが、Twitterという場所特有の「フランクさ」だと考えます。
いざメールとなると、どこか敷居高く感じ、送る側も言葉を選んでしまいがちです。Twitterでも礼儀という部分は大事なのですが、SNSという認識も頭の片隅にあるからか、そこまでかしこまらずにDMを送ることができるのも良さなのかなと感じます。
その② よりリアルな声
きっと多くの人が会社の情報を知りたい時に目にするのが「会社のホームページ」だと思います。たしかにそこには一番正確な情報が載っています。
しかしそれはみんなやっていること。
Twitterには実際にその会社で働いている社員の方がアカウントを持って投稿をしているケースがあります。社員どころか社長が自ら投稿しているケースもあります。
そういった生の声、そして現場の今の声が溢れているのがTwitterの世界、Twitterを就活で活用することの魅力の一つだと思われます。
その③ 仲間の存在
私の場合、時期も時期だったのでそこまでの余裕はなかったのですが「コミュニティ」という側面でもTwitterは有効に活用できると思います。
私の場合、地方の国立大学出身なのですが、就活と言っても周りの仲間は教員や公務員を目指しているものが多く、情報共有や意識の差、モチベーションのコントロールが難しい部分がありました。
いわゆる「就活仲間がいない」というやつです。
でもTwitterの中には同じように、むしろそれ以上に高い熱量で就活に取り組んでいる学生が山ほどいます。さらにフォローする、しないは自由なので、自分が所属したいコミュニティに身を置ける、この人と頑張りたいという人を選べるという点においてもTwitterの活用は有効なのかなと感じます。
その一方で…
ここまでTwitter就活の魅力を書いてきましたが、魅力的な部分の裏には必ず危険性も伴います。
その一つが「情報に流されない」という部分。
Twitterというのは当たり前ですが、就活をするためにつくられたものではありません。つまり誰でもアカウントをつくれます。そしてつくりようによっては誰でも会社に成りすますことも出来ます。またそれが本当に正しい情報なのか、有益な情報なのかも判断するには難しい部分があります。
そういった部分でのメディアリテラシー能力を求められます。
また「自分は自分」という考えをしっかり持つことも必要になってきます。Twitterとなるとどうしても見たくない情報も入ってきます。誘惑であったり、周りの人が就活を終えている焦りだったり、自分との行動力の差を感じて自己肯定感が下がったり。でも周りは周りで、自分は自分。自分のペースで就活していけばいいんです。
今後の可能性
私はTwitterからDMを送り、選考を受け内定を頂きました。そのことについて「コロナ禍の就活」ということで、会社と一緒にTwitter就活について地元のテレビ局からインタビューを受けました。
それだけ今の時代、Twitter就活は注目されている部分でもあると思います。そして恐らく今後もこのTwitter就活の波は参入する企業さんは増えていき、ますます広がっていくことが予想できます。
Twitter就活が注目を浴びていく中で私が考えることとして、「メインで使うというよりは、武器として持っておくといい」ということです。
やはり先程も申し上げたように、Twitterは就活用につくられたものではありません。従ってTwitterのみに依存することはリスクがあると考えます。しっかりと就活専門サイトであったり、アドバイザーの方と連携をとったりが優先事項としては高いと思います。
その一方で、自分の武器として「Twitter就活」という選択肢を持っておくと必ず周囲と差をつけることが出来ます。だからやっておいて損はなし。
金沢QOL支援センターでもTwitterからの応募ドシドシお待ちしています!前例は私がつくりました。お話を聞くところからでも大丈夫なので、ぜひお気軽にご連絡ください!
【過去にnoteでコロナ禍の就活について記事にしたので、そちらもぜひご参照を】
https://note.com/ryo_short/n/na4987dee494a?magazine_key=mc51bbc18c68e