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最高に楽しい仕事人間のススメ -これからの新しい働き方とは?-

今回インタビューをしたのは、マネージャーを務める辻さん。マネージャーという役職らしからず、Tシャツにスニーカー、そしてリュックのスタイルで登場し、サンドイッチをもぐもぐ。

「あっ、すいません〜〜!まだ食べ終わってなくて(笑)!今日はよろしくお願いします!」

ケラケラと明るく笑う姿が印象的な辻さんに、今の働き方について聞いてみると、驚きの回答が返ってきました。

2拠点生活をしながら週7日働く

「今、結果的には週7日働いてるんですけど、全部好きなことをやってます。だから、毎日仕事だけど毎日休み、みたいな感覚ですね。」

平日は東京でトレジャーフットでの仕事をして、週末は地元・山梨県北杜市に帰って地域活性化のための活動に取り組むという、2拠点生活をしているそう。そんなにたくさん仕事をして大変なのでは?と聞いてみました。

「やりたいなと思う仕事をやっていたら、基本的に毎日何かやってるんですよね。トレジャーフットの仕事も、地元での活動も、それぞれの業務中に得たノウハウがもう一方に活きたり、より良いアイデアやシナジーが生まれたりするので、休日のはずがついつい動いちゃうんです(笑)。」
細かく管理される訳ではなく、個々人の責任に任せて動いているため、そうした動きがしやすいのも自社のいいところだそう。

控えめに言ってもパワフルすぎる辻さん。それだけ仕事をしているのであれば、いやらしい話、かなり稼いでいるのでは…?と聞いてみました。

「正直、地元とかの活動など複業に関してでいうと、東京の複業の方が稼げるので、全然です。トレジャーフットも、稼ぎたい!って人がガンガン稼げる職場というより、みんなビジョンを実現しようと思ってやってます。私も、私のやりたいことが、会社のビジョンを実現していく中で叶うと思うので、それをやっているだけなんですよね。」

月100hの残業の中、届いたのは一本の中学校統廃合のお知らせ

あまりにパワフルな辻さんが、そこまで動けるのはなぜなのか。

「私、地元が大好きなんです!」

もともとは、ごく普通の東京の会社員だった彼女。
きっかけは、社会人3年目のこと。
地元の中学校が統廃合するかもしれない、という話を聞いた時だったそうです。

1年に1回実家に帰るくらいだったけれど、その機会に久しぶりにじっくり地元に帰り、地域の祭りに参加しました。記憶にあった懐かしいあの頃の風景とは違って、どこか賑わいが少なくなった様子に、ふと感じた感情。

「この風景がなくなってしまったら、寂しいな……。」

当時は、勤める会社で1番と言われるほど残業しながら働き、やりがいを感じながらも忙しない日々に、どこか「このままでいいのだろうか」と感じていました。
地元の両親やその周囲の人たちの働き方と自分を比べて、自分もここに戻りたい、この風景を残すために何かしたい、地元のために貢献したい、という気持ちが芽生えた瞬間でした。

「何ができるかわからないけど何かしたい」と模索した3年間の先

寂しいと感じながら、仕方ないかなと思うのが普通かもしれませんが、ここで終わらないのが辻さんです。

「地元に帰って何かしたい。でも、今の何のスキルもない自分が地元に帰ったところで、人口が1人増えるだけで、何も貢献できない!」

当時の彼女の経歴は、営業、ディレクター、新規事業開発と1年ごとに部署が変わっていて、自分にはこれができる!といえるほどのものがなかったそう。
でも、想いだけは誰よりも強く、仕事関係でもプライベートでも、ありとあらゆる人に「何ができるかわからないけど、地元のために何かしたいんです!」と語り続けていたそうです。

そして、模索し続けて3年。

想いを語り続けてきた中で出会ったのが、後にトレジャーフットの代表を務める田中さんでした。

「こんなに感覚が近い人は初めてだったんです。」

首都圏と地域の両方で働いてきたことや、地域に貢献したいという気持ちなど、辻さんの地元に対する想いと共感するところが多く、同じ方向を向いて仕事ができる感覚がとても強かったそうです。

そして田中さんが独立してトレジャーフットを立ち上げた1年後、辻さんも当時勤めていた会社を辞め、地元と東京を行き来する2拠点生活をはじめました。


地元だけでも東京だけでもない自分にできること

「地元だけでも東京だけでもなく、両方で仕事をすると、相乗効果になるんです。東京のノウハウを地元にもっていって、地元での経験をまた東京で活かして…ということができるので。
自分にはスキルがない、と思ってたんですけど、こうやって色んなことを幅広くやってきたからこそ、何がきてもある程度対応できる力は自分の強みだと思えるようになりました。」

そう話す辻さんは、3年間模索していたというのが嘘のように、晴ればれとしています。

「今は、経営理念にある『私たちは新しい働き方を創造し、地場産業の未来を作ります。』という言葉を、まず自分が実践しようと思っています。自分がやっていれば、目の前の人にもできるよと、リアルな重みを持って伝えられると思うし、何よりその方が自分のやりたいことが全部できるので。」

今後は地元で惣菜屋×賃貸で地域とつながる事業を企画している、と今後についても語る辻さん。地元を愛し、地元に愛される彼女は、もしかしたら今後、山梨県北杜市の市長になってしまうかもしれません(笑)。今後の動きに注目です。

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