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【社員インタビュー】ハードウェアエンジニアの後藤さんに創業期のことや仕事の魅力について聞いてみました

今回は創業期からハードウェア事業を支えるエンジニアの後藤さんにインタビュー。会社の魅力や入社のきっかけ等について語っていただきました。(インタビューの全編は公式noteをご確認ください。)


商品企画開発グループ HW・テクニカルエンゲージメント エンジニア 

後藤道明さん 2016年11月入社

■入社の経緯とこれまでの話

ー今日はよろしくお願いいたします。後藤さんはいつ入社されましたか?

後藤:2016年の11月ですね。10月の終わりに面接をしてそのまま入社しました。前職のメーカーを2016年3月末に退社して、就職活動もしていて、中国の内視鏡メーカーとかにもアプローチしていたんですよ。国内の外資系でもいいなとかいろいろ探していました。

そんな中、前職のOB会があってある先輩が自分を探していると教えてもらいました。その先輩が八王子市の職員をしていて、会いに行くと八王子市のいい企業があるからと紹介してもらったのがVRCでした。

オフィスに伺った際にちょうどその年にCEATECに出展したと聞きましたが(※2016年5月に創業し同年10月にCEATECに出展しています)、まだ全然社員はいなくて技術者を探しているということで、できませんか?と声をかけてもらって。前職では最後に3Dカメラの開発をしていたこともあり、面白そうだと思ったのでまずは毎日見学に来て、11月に本格的に入社しました。

ーそんな出会いがあったんですね。前職ではどういうことをされていたんですか?

後藤:前職では産業用カメラ、マシンビジョンというんですが、それらの製品開発をしていました。例えば基盤にチップを実装する機械がきちんと場所を捉えられるような機械の目になるカメラを開発する仕事です。ニッチな業界なんですが、今でも産業用カメラの国内シェアはトップにあるところで働いていました。その会社の中で、産業用カメラ以外にも医療用のカメラとか医療用のモニターとか、そういうものの開発を26年間やっていました。

ーVRCに入ってからはどうですか?いろいろ波もあったと思うんですが。

後藤:波というかずっと、いわゆるベンチャーの「Jカーブ」の底にいましたよね。なんとかそれから先が見えたのは、2018年の平昌オリンピックに出展したときですね(※2018年平昌オリンピックでは、「ジャパンハウス」に弊社のスキャナを設置し、浅草をアバターで歩くというコンテンツを提供しておりました)。その時なんとか光をつかんだ感じがしました。そこからは順調に伸びてきていると思いますが、2017年いっぱいくらいは雲をつかむような感じでした。

ただ、私が入った当初からシェさんは「ハードウェアを売るのではなく、プラットフォームビジネスなんです」と言い続けていましたね。そこはぶれていないし、運営する会社を通して社会に還元していくというスタンスは変わらないです。

当時はAポーズで10秒で撮影して、1分でプレビューがでて、5分くらいでアバターがobjデータで出てくる、というもので、ポージングした状態を1周ぐるっと見ることはできましたが、そのデータを動かすことはできなかったので、シェさんのいうアバターをいろいろなサービスに連携させるというのは想像もできなかったですね。今はそれが現実になっているのですごいことだと思います。

■VRCの魅力とは?

ー後藤さんからみた、VRCの技術の面白さはどこでしょうか?

後藤:なかなか表現が難しいですが、今やっているサービスや表現のクオリティは、世の中に対して秀でているかなと感じられます。

普通のサービスはA社、B社、C社と競合がいて、ベンチマークがあって比較ができますが、我々がやっていることは他社でも似ていることはしているけど、構成される要素は別なので単純に比較はできないですよね。ですので、どう秀でているか表現するのは難しいなと思います。

その中でもシェさんがやっていた画像処理の研究だったり、シェさんの大学時代からのネットワークだったり、そういう伝手つてから広がっている技術のバックボーンというのは、この業界の中でも尖がっていて、最先端のものなので、いち早く新しい研究を盛り込んでアップデートできることはすごいところだと思います。今世の中にあるものを使うとここまで表現できない、というときに新しいものを取り入れてアップデートして表現していくことができるので、いろいろな研究者と組んでいち早くそれができるのは非常に大きな魅力だと思います。

新しいサービスをやろうとしているので、既存の周知の技術だけだとステップアップに対して届かないため、そういうことをしていかなければならないんですが、そういう会社は世の中にはあまりないのではと思います。そこはやっていておもしろいなと思いますし、1,2年前には本当にできるの?と思っていたところができるようになっているし、そういう面白さは体験できると思います。

ーこれからやってみたいことはありますか?

後藤:結局今私がVRCで担っているのはものづくりやハードウェアなのですが、VRCの強みはアルゴリズムだったり、クラウド連携だったり、データを安全に使う・管理するセキュリティ部分だったりします。ハードウェアはどちらかというと、世の中にあるものを使ってクオリティを出しつつ効率よく作るという方針ですが、資金に余力ができたらハードウェアにも世の中で差別化できるような独自性を持たせることができたらいいなと思います。もともと自分がやっていたのは産業用カメラでカメラ自体を開発してきたわけなので、そういう知見を活かしてとんがったオフラインスキャナを作れたらいいなと思いますね。

ーいいですね!そういう方向での独自性もいいと思います。

後藤:これまでは実験機のようなものを作ることが多かったですが、これから量産化も目指していく段階にあり、商品として世の中に出していくスタートラインに立っているので、確実にトラブルがあってもすぐに対処するなどのリスク管理もそうですし、しっかりとものづくりができる環境だったり、品質担保だったりが大事になってきます。そこはずっとメーカーで仕事としてやってきたわけなので、サポートできるのではないかと思っています。

■VRCに興味がある方へのメッセージ

ー最後にVRCに興味がある方へメッセージをいただけますか?

後藤:うちの会社は世の中には比較できないようなものを作り始めていて、新しい研究をどんどん取り込んでいるというのが特徴なので、そういうところを面白いと思っていただける方に参加してもらえたらと思います。

ー本日はお忙しいところありがとうございました!

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