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【AIに喰われるな!】社労士講師がオススメするキャリア展望

こんにちは!アガルート人事の安齋です。

今回は社労士講座を担当する大河内講師に、労務担当者の今後のキャリアについてお話を伺いました。('◇')ゞ

試験合格を最終目的とせず、「いかに取得した資格を活かしていくか?」まで含めて講座の制作・提案を続ける大河内講師ならではの切り口で解説していただきました!(^O^)/

社労士資格自体の価値が減少傾向にある現実

ーー社会保険労務士試験の申込者数、受験者数とも緩やかに減少傾向にありますがこのような状況をどう捉えていますか?

資格そのものの価値が相対的に減少傾向にあると考えています。リーマンショック以前は社労士資格を持っているだけで手当の付く企業が多くあったりして転職に有利に働いていたのですが、現在の転職市場では資格の有無よりも実務経験を重視する傾向にあり、労務業務自体をアウトソーシングすることもトレンドの1つになっています。
AIやシステムの発展によってSaaSなどのサービスが充実してきたことで、属人的な業務ではなくなってきていることも大きな要因だと考えます。
これは社労士資格に限った話ではなく、定型的な業務が多い資格については同様の傾向が見られます。

厚生労働省HPより転載

https://www.mhlw.go.jp/content/11202000/000379102.pdf

資格プラスアルファの付加価値を作ることが必要

ーー社労士試験合格を目指す受験生にとっては逆風といえるでしょうか?

そのようには考えていません。あくまで「社労士資格そのもの」が経済的価値を持ちにくくなってきているに過ぎず、プラスアルファの付加価値を作り上げることで資格取得に投資したコストを遥かに上回るリターンは期待できると考えています。
本来、資格を持っているということは一定の知識や技量を証明する手段でしかないはずですが、従来の社労士業界では資格を持っているだけで仕事にありつけていたといういびつな構造になっていて、これが正常化されてきたのだと理解しています。弁護士や税理士の業界でも同様に逆風が吹いているかのような世論が一般的になりつつありますが、あるべき姿に収束しているものと分析しています。
ビジネスの世界では当たり前のことが、士業の世界では少し遅れて取り入れられるようになってきたというのが正確なところではないでしょうか?
受験者数が減ってきているという事実は、将来の競合が参入前から勝手に諦めてくれているという意味で、むしろ現在の受験生には追い風であるともいえます(笑)。現在は働き方改革関連法の制定・施行や雇用保険法改正などの重要なトピックが次々と試験内容に反映されている激動の時代なので、このような時期に試験を突破してきた合格者はより多くの素養が身についており、実務においても有利に働くと思います。


社労士資格の活かし方

ーー具体的にどうやって社労士資格に付加価値をつけていったらいいでしょうか?

1つの方法としてダブルライセンスやトリプルライセンスを目指すというのが分かりやすいと思います。平成12年に介護保険法が施行された前後、保険の営業マンがこぞって社労士講座を受けに来るという現象が起きました。自らの保険商品をセールスする前提で、社会保険関連の知識が必要になったわけです。現在でも社会保険関連の知識はアップデートが頻繁に必要になるので、ファイナンシャルプランナーと社労士の知識経験を掛け合わせると実務家としての引き出しが多くなると思います。試験範囲も重複する部分があるので、学習面でもコストパフォーマンスが高い戦略になります。
他資格との掛け合わせ、という意味では簿記の学習もおすすめです。
昨今のIPOブームでベンチャー企業への転職人気が増しており、特に人事・経理求人が活況なのですが、単純な人事・経理の知識経験にとどまらず、労務と会計の素養を同時に持っていることで少数精鋭の組織においてもパフォーマンスを発揮することが期待されます。
当然、転職市場での価値も上がっていくわけですから、社労士資格を活かしやすいケースであるといえます。
逆に、助成金のコンサルティングなどが流行していますが、既に先行者利益を奪われてしまっているので、これから資格取得を目指す方にはあまりお勧めできません。これから参入するにはもうひと工夫必要になるでしょう。

令和元年上半期雇用動向調査結果 転職入職者の状況

https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/20-1/dl/kekka_gaiyo-01.pdf

学習したことが実生活で役立つことはお金に代え難い喜び

ーー転職や開業を前提としない場合、どのように社労士資格を活かしたら良いでしょうか?

まず、現在の勤務先で社労士資格に対する手当が支給されない場合には、直接的な手当を期待しない方がいいと思います。先ほども述べたとおり、資格というのはあくまで知識や技能の証明であって、それ自体に値段がつくものではないからです。
その上でどのように社労士資格を活かすかということですが、社内で助成金のコンサルティングをしてみるのが一案です。先ほどの私見とは逆のことを述べてしまうのですが(笑)。
外部に対して助成金コンサルティングを行うには高すぎる報酬は期待できず、クライアントとの折衝も頻繁に発生するので後発での参入はお勧めできないのですが、現在の就業先ならば対象企業として助成金を受け取るのはまさに自分の働く会社ですし、社内に情報や資料が既にあるので、外部顧客に対するよりもコミュニケーションコストは小さくて済みます。
もちろん、ここまでアクティブに動くことは簡単ではないですが、中小企業であれば資料の所在は把握しやすいですし、大規模な組織であれば協力者候補が数多く存在します。異動のきっかけにすることだって可能です。
何より、資格取得のために学習したことが実生活で役立つかもしれないと思って調べたり行動してみることは、意外とお金に代え難い喜びがあるものです。
一講師として、「資格を取ってよかった」と受講生の皆様に実感していただく機会を多く提供できたら何より幸せだと感じます。


普段とは違った題材ながら、講義さながらの臨場感で考察を示してもらいました!

社内に色んな分野のプロが在籍しており、専門家ならではの鋭い視点でアドバイスをもらえるのはアガルートの魅力だと思います。✨✨

反響があればシリーズ化するかも!?(*''▽'')



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