1
/
5
This page is intended for users in Japan. Go to the page for users in United States.

レッスン9: レイヤ1 ネットワーキングメディア

ここではまず、主にLANで使われるネットワーキングメディアの種類を解説します。銅線、光ファイバ、無線とありますが、銅線2種類と光ファイバ1種類についてです。

これらのネットワーキングメディアは、3つの規格団体が影響力を持っています。特にIEEE(アイ・トリプル・イーと読みます)とEIA/TIA(米国電子工業会/通信工業会。協同で規格を発表することが多いのでこう表現されます)は覚えておいてください。もう一つはUL(損保保健研究会)という、製品の安全性を試験する団体です。

これらの団体が規格している3つのケーブルが「同軸ケーブル」「ツイストペアケーブル」「光ファイバケーブル」です。

ひとつづつ説明していきます。まず、同軸ケーブルです。同軸ケーブルは、LANケーブルだけでなくTVのアンテナ線などにも使われています。



真ん中に銅線があり、ここを信号が通ります。銅線の周りをプラスチックの絶縁体で覆っています。さらにその外側は、シールドと呼ばれる、外部からの干渉を防ぐ網状の盾です。このシールドのおかげで、同軸ケーブルは干渉の影響を受けにくいため、長距離まで信号が届きます。

ただ、後述のツイストペアケーブルより硬く(敷設の際に自由にケーブルを這わせられなくなってしまう)、かつ高価です。そのため、使用が推奨されていません。次に説明するツイストペアケーブルが主流です。

ツイストペアケーブルは、8本の細い銅線をまとめ、絶縁体で覆っています。2本ずつ寄り合わせ、4つのペアをつくることによって、電流が流れた際に2本の銅線から発生する磁場が互いに打ち消しあい、外からの干渉も消滅させることができます。(キャンセレーションと言います)



2本寄り合わせていることから、ツイストペアという名前がついています。

非シールドツイストペア(略してUTP)ともよばれます。シールドがない代わりに、キャンセレーションで干渉を防いでいるのですが、シールドほど干渉に対する防御力が高くないため、長距離の信号は届きません。同軸ケーブルとは逆に、柔らかく安価というメリットがあります。

最後に、光ファイバケーブルです。



光ファイバケーブルは、中心が反射率の高いガラスで作られています。そのまわりを絶縁体が覆っており、その外側は干渉保護材です。ガラスなので脆いのです。このガラスの中を光が通っています。一本の強力なレーザー光を通すタイプをシングルモード、複数の弱い光を反射させるタイプをマルチモードといいます。光ファイバーは、一切の電磁的な干渉を受けず、高速ですが。先述の二点と比較して高価です。

各ケーブルをまとめるとこのようになります。



これらのケーブルは、IEEEやEIA/TIAによって標準化がなされており、規格名があります。



規格名の頭についている10~1000の数字は、データ転送量を示しています。(単位はMbps、頭の数字が10なら、10Mbpsです)

次のBASEはデータ転送方式です。ベースバンド転送といって、信号を直接多重化せずに送る方法です。

その後ろの2や5といった数字は最長距離です。5は500メートル、2は185メートルです。数字でなくアルファベットがついている場合は、ケーブルのタイプ表します。Tならツイストペア、他は光ファイバです。

また、UTPはこのように転送速度によってカテゴリ分けされています。各ケーブルの名前と特徴、規格名は覚えておいてください。



★理解度チェック★
Q.IEEEが企画したネットワーキングメディアのひとつである同軸ケーブルは、どのような特徴があるでしょうか?


参考:3 Minutes Networking

株式会社ビヨンドワークスでは一緒に働く仲間を募集しています
同じタグの記事
今週のランキング
このストーリーが気になったら、直接話を聞きに行こう