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アスリートの体作りにも適合し、回復力や持久力を向上させるとともに、ケガの予防に効くという「ファット・アダプテーション食事法」とは



ちょっと前に、アスリートフードの第一人者で、
サッカー日本代表の長友 佑都選手の専属シェフを務める加藤 超也さんのイベント
「THE CORE FOOD EXPERIENCE」へ参加してきました!


今回イベント参加に至った経緯は、ミタスのレシピ監修をしている管理栄養士 唐澤が
たまたま株式会社Cuore 代表取締役兼COO 中村洋太さんと、シェフ 加藤超也さんと
お知り合いだったのがきっかけで、イベントをご紹介していただきました。


長友選手は食事を変えてから、2年間怪我を全くしなくなったそう。
その魔法のような料理とは!?



【そもそも加藤さんはどのように専属シェフになったのか?】

一部上場企業に就職してサラリーマンをしていた加藤シェフ。
「もっと世の中に自分がしている仕事を評価してもらいたい」という思いが強くなり、転職を決意。
修行しながら調理師免許を取らせてもらえるイタリアンレストランで働いていたそうです。
そこで、たまたま長友選手がツイッターで「食事にこだわっている」と書かれているのをみて、
すぐさまツイッターのアカウントを作って、熱いメッセージを送ったところから始まったそうです。

参考文献
参考文献


加藤さんのお言葉

「当時の僕は、純粋に美味しい料理を提供したいという思いで作っていたんですが、
その選手からはすごく注文が多かったんですね。豚の脂身は全部カットしてくれとか、
サラダのドレッシングはなしでオリーブオイルと塩だけでいいとか。
そういった注文のされ方をした時、僕は物凄く恥ずかしい気持ちになったんです。


僕はプロの料理人なのに、人の体に入るものに対して何も知らない、
それはすごく無責任なことしているな、


と。

例えば、薬剤師さんが薬の調合をする時は、この薬に何の成分が入っているか、
どんな効果があるかを説明できる。料理人も同じように体の中に入るものを扱っているのに、
何も説明できないでその料理を食べさせている、なんと危険なことをしているのだろう、と。 


それと同時に、じゃあそういうことを考えてシェフをやっている人はどれくらいいるんだろう?
ここを突き詰めて料理を提供できるようになったら、そういうものを求めているアスリートに物凄く
ポジティブな料理を出せるのではないか? そう思って勉強を始めました」



アスリートに必要なのは


1つ目はリカバリー
試合が終わった後にいかに筋肉を修復させてあげるか、消費したエネルギーを元に戻してあげるか。
そのためには非常に良質なタンパク質、特に魚料理に注目して提供しました。


2つ目は抗酸化作用
アスリートは非常に過酷な職業で、人一倍走ったり、トレーニングしたりする中で疲労の蓄積が物凄い。そうなると活性酸素という、体を酸化させて錆びさせてしまう物質が発生してしまうんです。
それを抑制するために、抗酸化作用のあるサーモンや、野菜だったらパプリカやトマトを
入れたものを多く摂ってもらうということに気をつけていました。

コンディションの維持・向上という意味では、しっかりバランスの取れた栄養を摂ること
三大栄養素(タンパク質・糖質・脂質)はもちろん、ビタミン、ミネラル、食物繊維もしっかり摂る。


3つ目は持久力
彼(長友)はサイドバックですから、11人の中でもより多く走るポジションでプレーしています。
実際、ワールドカップの時も長友選手は最も走行距離が長い部類で、1試合で10km以上も走っていた。
そこにフォーカスすると持久力がポイントになり、強化のためにはエネルギーとして蓄えられるタンパク質と良質な脂質を摂取することが必要になる。
こういった取り組みは、他のアスリートとはまったく違う食事の摂り方だと思います


そんな加藤シェフが長友選手に実践している食事トレーニング(食トレ)は、

〈怪我のリスクを軽減し、選手寿命を伸ばす食事〉




医学界で認められているファットアダプテーションとはなにか?】


定義
ファットアダプテーションとは、脂質(ファット)をエネルギーとして活用しやすいように
身体を最適化(アダプテーション)すること
人間は脂質と糖質からエネルギーを生み出しており、
いわゆるカーボローディングはこの内「糖質」を蓄えることで糖質由来のエネルギーを、
というアプローチなわけですが、ファットアダプテーションは真逆のアプローチを取ります。
ファットアダプテーションのメリット脂肪代謝が高まる=ファットアダプトされると、
いくつかのメリットがあると言われています。

・糖質よりもエネルギー産出容量の多い脂質を活用することができるため、運動が長続きする

・運動中のエネルギー補給を少なくすることができる。そのため、胃への負担も減らすことができ、パフォーマンスアップが期待できる。

・結果的にコストパフォーマンスも良くなり、ダイエットにも効果的。



上記のようなメリットがあるため、胃に負荷を掛けるような長距離、
特に超長距離とも言えるウルトラカテゴリのトレイルランニングなどで
「ファットアダプテーション」は徐々に浸透してきています。
参考文献




加藤シェフが作った料理を食べ始めてから、
長友選手は多かった筋肉系のケガがまったくなくなったそうです。


カロリーよりも3大栄養素が大切で、特に大切なのは必須脂肪酸
必須脂肪酸を摂取することによって、炎症物質抑制・持久力UPがアップし、
疲労回復やケガの予防にもなるそうです。
また、体のコンディションが良いとメンタルも安定するそうなので、
アスリートだけでなく、仕事をバリバリしている男性、家事や育児をしている女性、
お子さまも必須脂肪酸を意識して摂取してみるといいかもしれません♪



【必須脂肪酸とは?】


体内で合成できない脂肪酸のことを言います。
必須脂肪酸には「オメガ3(n-3)系脂肪酸」と「オメガ6(n-6)系脂肪酸」があり、
多く含まれる食品として

・オメガ3(n-3)系脂肪酸:しその実油、えごま油、魚油
・オメガ6(n-6)系脂肪酸:大豆油、コーン油、ごま油、紅花油、ひまわり油、くるみ


などがあります。

必須というだけあり、不足・欠乏すると以下のような症状を引き起こします。

・皮膚の乾燥、急進、脱毛など
・脂肪肝 ・免疫不全、血栓形成、血小板減少
・(小児)成長障害、脳の発達障害 など。。。
参考文献④

👨‍🍳この日加藤シェフが作ってくださった料理は3品👨‍🍳


【サバカレーライス】



【イカと紫キャベツとクルミのソテー】


【しらすと彩り野菜のサラダ】


こちらは全て長友選手も召し上がっている料理。

サバもカレーも大好きなので、この組み合わせは最高でした😍笑
作り方も簡単なので、今度お家でチャレンジしたいと思います!!!


個人的にイカが苦手なのですが、このイカは食べたことがないくらい、
とっても柔らかくて感動しました✨


※作り方はcookpadに記載してあるので、気になった方は要チェック☝️!!



【加藤シェフのミッション】


一人でも多くの人に、日々の食生活がどれだけ大切なのかを届けていきたい。



「小さな意識改革を少しずつでも日々コツコツ行っていくことが大切」
と加藤さんはおっしゃっていました。


確かに、何事も慣れていることを一気に変化させようとすると、
失敗し、挫折に繋がることってありますよね。

少しずつ、意識を変えることから初めて、
“気づいたらできるようになってた!” “習慣化してた!”
となるのが理想です。

続けるか続けないか、意識するかしないかで、差が出るので、
日々の心がけはすごく大切だと感じました。

加藤シェフのこのミッションを聞いた時、MiLのコンセプトとリンクしていて、
イベント中一人で興奮していました😂笑


最近新しく本を出された長友選手!
6月20日に発売された本ですが、すでに購入済でオフィスに常にあります(*^◯^*)📖
長友選手が考える食事と運動についてや、普段食事をどう取り入れているかなどなど
詳しく記載されています(^-^)

夏までもう少し・・・!
身体を引き締めたい方必見です!!!



【加藤シェフの紹介】

加藤超也さん
株式会社Cuoreに入社し、長友佑都専属シェフに就任。
今では、アスリートやタレント、モデルへの食事提供も開始している。
サポート実績としては、サッカー日本代表の岡崎慎司選手、
バスケットボールの富樫勇樹選手、千葉ロッテの涌井秀章選手の奥様でタレントでもある
押切もえさんなどの料理のサポートを実践。メディアやイベント活動もたくさんされている。

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