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【INTERVIEW#01】未経験の子たちがそのまま使われるだけの人生になってほしくない|代表徳田の想い

ー誰でも何かを始める時は"未経験"なのに、世の中、求めている「経験者」は取り合い。そこに疑問を感じていたー

そう話してくれた弊社の代表を務める徳田さんのストーリー。

仕事への取り組み方を教えてくれた前職。

前職は、スマートフォンメーカーの営業の業務委託みたいなことをやっている会社で、私は、どういう人たちが何を求めて他のスマートフォン買っているのかをキャリアショップ・家電量販店・代理店の営業さんとかからヒアリングを行う部署でその人達を管理するポジションを任されていました。

ただ、私より年上の方ばかりだったし、スマートフォンにも、業務自体も詳しい方ばかりなのでほんともう…けちょんけちょんに言われていました(笑)

でも、本当に凄い人たちだったんですよね。メーカーさんからの情報をもとに1人1人自分たちでエリアごととかの訴求ポイントを決めて、他社スマートフォンとの機能の違いとかも実際の販売スタッフさんにも説明していて。仕事への取り組み方みたいなものを教わりましたね。

ただ、本当に色々ハードで。
毎日終電まで仕事。 土日は家電量販店へお客さんのフリしてどういうアプローチしてるのかとかをリサーチ。そして、そのリサーチ内容をもとにプレゼン資料作成。1年間ほぼ休みはなかったですね(笑)
こうしたらもっと良くなるんじゃないですか?とか提案や意見をしにくい環境というのもあったし。

10バトンへ入社したきっかけは
「この人と一緒に仕事したい!」そう思える人が居たから。

前職が割と慣例とかが多い会社だったので転職する際に自分で考えて「こうしましょう」と言える環境・変えていける環境が良いなと思って探していた時に、当時10バトンの求人媒体に掲載されていた女性に惹かれて。

バリバリのキャリアウーマン過ぎない高円寺とか下北沢で飲んでそうなんだけど、でもちょっと洗礼されているみたいな(笑)「この人と一緒に仕事したい!」そう思って、10バトンへの入社を決めました。

入社~社長になるまでのストーリー

##入社
10バトンが設立して1年経たない頃に入社したんですが、当時は入社後の研修も整備されていなくて(笑)
すぐにプロジェクト先へ。PMサポートの業務を行っていました。

1つ目のプロジェクトが契約満了で終了して、2つ目のプロジェクト先を探していたとき当時、本社メンバーだった人から「採用面接が今日あるんだけど同席してみない?」と言われ、それをキッカケに本社の業務を手伝うようになりました。
新しく入った子の面談練習したりとか、本棚作ったりとか(笑)
入社当時は社員の数も少なかったから、本社の業務はプロジェクト先に出てても皆でやりましょう!みたいな感じだったし。

それから2つ目のプロジェクト先行きながら、業務終わりに本社業務をするようになりました。皆で模索しながら会社を作っている感じがして「大変」より「楽しい」という思いの方が強かったんですけど、採用面接をやってたり、全社員と話すことも多くて社員が増えてきたときに「営業が何してるのか分からない」という声をよく聞くようになったりとかして。

その頃の10バトンは自社サービスを作ろうと動いていたこともあって創業者が営業して案件持ってきてくれて10バトンでチーム作って動いたりしてたんですけど中々上手くいかなかったんですよね。

だんだん、プロジェクト先に出ている社員と本社で働ている社員との間に溝というか、壁みたいなのを感じるようになったり。。

お互い意見をきちんと伝え合えばよかったんですけど、全部それが創業者に行ってしまって。営業の意見も分かるし、プロジェクト先に出ている社員の意見も分かるからその橋渡し的な存在になりたいと思ったし、今後、サービス作れる社員が増えてきたときに土台がなかったらダメだなと思って創業者に本社に戻してくれって直談判しました。

##本社メンバーとして勤務
当時は担当営業制だったので、採用も営業も全部していました。
本社メンバーとして働く前から社員と話した内容とか橋渡し役をやってたこともあり、自然と創業者と話す機会が増えていったんですけど、そこで創業者と他の本社メンバーとのズレ?みたいなのを感じて。

「創業者と近いところで仕事しているのに、なんで創業者の想いとかが伝わっていないんだろう」って、なんか悔しいなって。だから、変えていこうと。

経理業務とか創業者がやってたけど、それもどんどん創業者から引き継いでもらったりとしかてました。

##徳田、社長になる
それでもやっぱり創業者が実現したいことが中々できなかったんですよね。それで10バトンを若い人たちに託そうと。

創業者から「トクちゃんに社長をお願いしたい」と打診があったとき、ふと、思ったんです。私自身、創業者とまた一緒に仕事する機会があったとき、対等に仕事ができるレベルなのか?って。「いや、まだまだだな」って思ったんです。

じゃあ、対等に仕事できるようになるためには、社長の経験はしておいた方が良いかもな、見えていないものが見えるかもしれないなと思って。

あと、単純に、自分が採用した子たちにまだ何もできていないなとも感じていたので「よし、やろう!」と思い、社長になりました。


会社をやるって大変なんだなって。
やりがい含めて良いところというか、こういう経験中々できないよなーと。

やりがいしかないっちゃあないかな…(笑)
知らないこと、大変なことが多いからこそ、知らないことをどんどん知れる。

社長になる前、本社で働いてたときに創業者とよくMTGしてたし、事務作業とかもやってたから
知っていると思ってて。

でも、いざ、社長になったとき。本来のよくある会社の社長とかだと、やるべき業務じゃないのかもしれないけど”経営”っていう側面で見たときに「あ、こんな所も創業者は見てたんだ!やってたんだ!」というのにいっぱい気づいたんですよね。

本社メンバーとして働いてたけど「え、本社メンバーとしてやってた業務って、めっちゃ少なくない!?」って驚きが凄かったですね。

会社をやるって大変なんだなって知る事ができたから、今まで勤めていた会社とか、プロジェクト先の苦労がより一層理解できました。
やりがい含めて良いところというか、こういう経験中々できないよなーと。

いっぱい情報を知りたい!色んなことを知りたい!というのが、そもそもあるので社長をやることによって一気に視野が広がったのが、めちゃくちゃ良かったなと思ってます。まあ、大変な方が8割とかなんですけど(笑)

社長になって、”人に恵まれているな”と改めて気づいた

大変なことの方が多いけど強いてあげるなら、代表として10バトンの方針を決めることですかね。皆の指針にもなるものだし。

社員のためになることで、且つ、経営的視点も含めて「私は10バトンをどうしたいんだろう」ってめっちゃ考えます。

考えて、考えて…
結局は、私の中には「社員を大事にしたい」という想いがめちゃくちゃ大きくて。

未経験の子たちが、そのまま使われるだけの人生になってほしくないし、自分の足で、自分の「なりたい姿」を、自分で叶えられるように、というのを突き詰めて考えたとき、じゃあ、お金かけてでも教育していくしかないなと。

10バトンは、未経験の子たちに成長する機会を創っていける会社でありたいけど、会社として数字を出さなきゃいけない。そこが本当に大変かなあと思います。

数字のために、って考えすぎてスタンスとか変えることも方法としてあるかもだけど、10バトンの良さがなくなったら、私自身、働きたくないなって思うから。

社長になってから紆余曲折あったし、孤独を感じることも多かったけど、社長になって、改めて人に恵まれていることに気づけました。

今の本社メンバーにも「会社のためだけに頑張らなくて良いよ。自分の人生を大事に考えてね、やりたいこととか別の道に進みたいとかあるだろうし」っていうのを伝えているけど、それでも「自分の将来のために、10バトンで頑張る」って言ってくれて。
本当に感謝です。

自分の足で自分の人生を歩いていける。
そういう人たちを会社として育てていきたい

10バトンが、20代未経験の子たちのためのキッカケを作れる場所でありたいし、自分の人生に自分で責任を持てる人になってほしいなって思います。

辛いことも、楽しいこともあるけど、世の中、皆どっちも抱えているわけだし、辛い結果になったとしても、その結果に行きつく選択をしたのは自分だから。

それで終わりにするのではなくて、「なんでこうなったんだろう?じゃあ次はこういう選択して頑張ろう」って踏ん張れるようになって欲しい。

自分の足で自分の人生を歩いていけるようになってほしいなと思いますし、そういう人たちを会社として、育てていきたいですね。

個人的にこうなりたいっていう具体的なものはないけど、どういう時代が来ても生き抜いていく。
お婆ちゃんになったときに、縁側でお茶すすりながら過ごしたい(笑)

そうなるためには、どういう時代が来てもちゃんと社会で頑張っていないと、いけないだろうなって思うからどういう時代が来ても、臨機応変に対応できるようにしていきたいですね。


未経験で入ってきた子たちが成長する姿を見て、
自分も頑張らなきゃなって良い刺激を貰える

これは私の目線で、の話なんですけど。
未経験で入ってきた子たちが成長する姿を見て、自分も頑張らなきゃなって良い刺激を貰える所が、私が思う10バトンの良い所。

色んな世代で色んな未経験の人たちが頑張ろうとする姿が常にあって、新しい人が入ってきて、成長して、っていう変化を社長として見ているからこそ、自分も変化し続けなきゃいけない、成長し続けなきゃいけないなって。

30歳過ぎても”変化って大事だよね”って思い続けられているのは10バトンの皆のおかげだなって思います。

未経験から何かやってやろう!という強い意思を持った人とか成長の伸びしろが凄い子とか居て、入社した当時を知っている私だからこそ「めちゃめちゃ成長してんじゃん!」って嬉しくなります。


「なんで10バトンにいてくれるんだろう?」

20代未経験の人に成長の機会を作り、キャリアステップを実現してもらう。
10バトンはそういう場所だから卒業していくメンバーも、もちろん居るんですけど私が入社した当時から変わらず、言葉には表せられない、10バトンの「何か」が好きで見返りを求めずに10バトンへ何か還元しようと行動してくれる社員が一定数いるんですよね。

私自身不思議に思っている所で。
「なんで10バトン決めたの?」って入社した決め手とかは分かるけど、「なんで10バトンにいてくれるんだろう?」って毎回思います。

これは私の勝手な憶測なんですが、10バトン自体が完璧じゃないから、頑張りたいと思えてくれてるのかなと思っていて。

可愛く見えるじゃないですけど、10バトンを良くしたいと思うダメな部分があるから愛しく感じるのかなと思っていて。本当に感謝しかないです。何かしらカタチとして感謝を表せたらと考えています。

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