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【新卒キャスト座談会】高齢者デイサービスと放課後等デイサービス、「違い」と「共通点」は?

クローバー採用担当の大塚です!今回は、新卒キャスト「座談会」企画になります!

クローバーは「高齢者デイサービス」と「放課後等デイサービス」をメイン事業としています。新卒採用では職種別採用は行わず、「どちらの配属可能性もある」という中で入社を検討していただいています。お客様を高齢者、子どもと限定せず、目の前の人を幸せにしたいという気持ちがある方が、クローバーの価値観にマッチすると考えているからです。

いまクローバーキッズ(放課後等デイサービス)では、入社時にはデイサービス配属だった新卒キャスト2名が活躍してくれています。彼女たちが二つの分野を経験して感じた両者の「違い」と「共通点」は何なのか?を、座談会で紐解いていこうと思います!


目次

・介護配属の可能性があっても「クローバーキッズで働くチャンスを手にしたい」と思った

・介護の「3K(きつい、汚い、給料低い)」を感じなかったデイサービス

・クローバーキッズは、自分から巻き込んでいく力が必要

・どちらも「人を楽しませる」ことは一緒

・クローバーに合っている人は「適応力」がある人


■参加キャスト紹介

松原優奈(マツバラユウナ)

新卒入社2年目。宮城教育大学、教育学部 教育学科 発達障害教育コース卒業。デイサービス勤務歴11ヶ月、放課後等デイサービス勤務歴11ヶ月。


菅野裕海(カンノヒロミ

新卒入社2年目。植草学園大学、発達教育学部卒業。デイサービス勤務歴12ヶ月、放課後等デイサービス勤務歴10ヶ月。

介護配属の可能性があっても「クローバーキッズで働くチャンスを手にしたい」と思った

特別支援教育を専門的に学んできた二人。さまざまな放課後等デイサービスを見てきて、クローバーキッズに入りたい気持ちが強かった

(大塚)二人とも今日はよろしくお願いします!早速ですが、「入社してから1年8ヶ月」、この期間を一言で言うなら、どんな時間でしたか?

(菅野)とにかく「早かった」ですね。もう2年目も終わるんだなあ、という感じです。

(松原)私も早いなーと。特にクローバーキッズに異動してからの時間が早く感じました。

(大塚)その理由は?

(松原)デイサービスと放課後等デイサービスでは時間の流れが違います。デイサービスは、朝から夕方までゲストがいらっしゃって各々ゆっくりと過ごされています。放課後等デイサービスは、ほとんどが学校終わりの4時間しか子どもがいないので、逆にこの4時間が特に濃厚な時間になります。

(大塚)子どもたちは動き回りますからね(笑)

(松原)一人来ると「今日も始まった!」って気合が入ります(笑)


(大塚)原点に戻りますが、二人は大学で特別支援教育を学ぶ学部を卒業していますよね。その分野に興味を持ったきっかけは何ですか?

(松原)弟が軽度の発達障害で、小児の精神科医になりたいと思っていました。でも理系科目が本当に苦手で・・(笑)他に関われる仕事がないかな?と考えた時に、特別支援の教員だと思いました。実際に学ぶようになってから、学校よりももっと個別支援をしたいと思うようになり、放課後等デイサービスで就職活動をしていました。

(菅野)障害を持った方の存在を意識し始めたのは、中学生の頃です。街でダウン症のお子さんが「ありがとうございます!」と挨拶している姿を見て、「大人でもなかなか言えない人もいるのに、素敵だな」と思ったんです。教員を目指そうとまで決めていたわけではありませんが、興味のある分野を学んでみようと思って、その学部に進みました。

(大塚)最初は興味だったけど、進んでみたら仕事にしたいと思ったんですね。

(菅野)元々子どもが好きだったというのと、親が教師だったから自然と考えられたのかもしれないです。


(大塚)二人は特別支援教育に強い気持ちがあったと思います。クローバーの新卒採用は職種別採用は行っていないので、「介護の配属可能性もある」という話を聞いた時、抵抗は感じませんでしたか?

(松原)クローバーキッズに見学に来た時、「ここだ!」と感じたんです。弟が勉強で困っている姿を見てきたから、学習支援に関わりたいとずっと思っていました。でも他の放課後等デイサービスは、大きいプレイルームがあって自由に遊んでいるだけという施設も多くて。クローバーキッズならプログラムがしっかりしていたから、ここならしっかり療育ができると思いました。元々、介護に対して抵抗がなかったというのもありますが、「クローバーキッズで働けるチャンスがあるなら!」という気持ちがとにかく大きかったです。

(菅野)私も就職活動中、いくつか放課後等デイサービスの見学に行かせてもらいました。その中でも、クローバーの雰囲気が一番良くて、ここがいいと思いました。私は福島出身で、昔からおじいちゃん、おばあちゃんと一緒に過ごしてきたら、高齢者の方も好きだったんですよね。介護にもマイナスなイメージがなかったので、ここで働こうと決めました。

(大塚)二人とも介護に抵抗がなかったというのと、放課後等デイサービスなら「クローバーキッズが良い」と思ってくれたってことですね。

介護の「3K(きつい、汚い、給料低い)」を感じなかったデイサービス

「分からないことを素直に聞く力が大事」と話す菅野さん

(大塚)ここからは、デイサービスと放課後デイサービスの両方を経験した二人に、それぞれで感じたことを聞いていきたいなと思います。まずはデイサービスの現場、どうでしたか?

(松原)思っていた以上に、ゲストが皆さん元気です!介護って、お世話「される人」と「する人」がいるというイメージでしたが、クローバーではゲストもご自身でいろんなことをされるし、逆にキャストを手伝ってくれることもあります。キャストとゲストが対等だなと感じました。

(菅野)世の中で言われるような「3K(きつい、汚い、給料低い)」というイメージはクローバーにはないよ、っていうことは伝えたいですね。

(大塚)元々介護にネガティブなイメージがなかった二人でも、より良いイメージに繋がった現場だったんですね。逆に大変なことはなかったですか?

(松原)お風呂介助はやっぱり大変でした。介助を学んできたわけではないので、自分の身体の使い方が分からなくて。

(大塚)介護未経験の新卒キャストはほとんどいないので、そこは誰もがぶち当たる壁かもしれないですね。菅野さんは「介助」についてはどうでしたか?

(菅野)慣れないことなので大変でしたけど、いきなり独り立ちするわけではなく、先輩たちが教えてくれるのでそこまで不安ではありませんでした。「分からなかったら聞けばいい」という気持ちは常に持っていました。質問って最初はしづらいと思いますけど、分からないままやってゲストに怪我をさせるより、ちゃんと聞いた方がいいと思っています。質問できる力があると、現場では強いです。

クローバーキッズは、自分から巻き込んでいく力が必要

新卒入社の自分にとって、高齢者デイサービス配属からスタートできたのは良かった、と話す松原さん

(大塚)クローバーキッズに異動してからはどうでしたか?

(松原)正直、入社していきなりクローバーキッズの配属だったら、きつかったかもしれないって思いました。

(大塚)それはどうして?

(松原)子どもにとって、キャストは新卒も中途も関係なく、みんな「先生」です。社会人生活に慣れないうちに、子どもたちにとっての「先生」ができたか?と言われると、メンタル的にしんどかったんじゃないかなと思います。

(菅野)私も、初めて仕事で関わるお客様が高齢者の方だったのは、自分の社会人生活のスタートとしてはよかったなと思います。高齢者の方は大先輩なので、自然と「失礼がないように」と意識をしていました。もし子どもたちがが初めての対象者だったら、そういった感覚が麻痺してしまっていたんじゃないかなと。

(大塚)新卒入社の二人にとって、デイサービスがスタートだったのは良い経験だったんですね。比較してみて、違うなと思ったところはありますか?

(松原)デイサービスは、ゲスト主体で作りあげている空間に自分が入り込んでいく力が問われました。一方でクローバーキッズは、特性が異なる子どもたちを自分が巻き込んで、一つにしていく難しさがあるなと感じましたね。

(菅野)介護って、とにかく人とコミュニケーションを取ることが好きな人ができる仕事なんだろなと思います。クローバーキッズは、子どもによって急に手が出たり、性的な欲求が出てくる子もいて、思いもしないことが起こります。子どもが好きでも、それに嫌悪感を感じたり、怖いって感じてしまう人もいるかもしれないと思いました。

どちらも「人を楽しませる」ことは一緒

高齢者であっても、子どもであっても、「相手を楽しませたい」という気持ちは一緒

(大塚)今度は、共通点を教えてもらってもいいですか?

(松原)「接客業」で「人を楽しませる仕事」ということは一緒だと思います。これはきっと楽しんでもらえる企画だ!と思っていたら、相手の反応がいまいちってこともあります。その時に落ち込んで終わりではなくて、少しでも状況が好転するためにはどうしたらいいか?を考え続けなきゃいけない仕事だなと感じています。

(菅野)「接客業」の中でも、特に一人一人に合わせた対応をする必要があるのが福祉だなと思います。声かけの仕方、目線の高さ・合わせ方も人によって変えます。それと、自分が笑っていれば相手も楽しいし、自分が怒っていたら相手も嫌な気持ちになるとも感じます。自分も常に笑っていようって意識しています。

(松原)特にそういう部分、子どもは鋭いですね(笑)ちょっと落ち込んでいる日に、自分ではいつも通りやっているつもりでも「先生、今日元気ないの?」と聞かれたりします。

クローバーに合っている人は「適応力」がある人

どの会社に入っても、楽しいことも大変なこともあるのが仕事。それでも、納得できるまでいろんな会社を見ておくのは良いと話す二人

(大塚)色々聞いてきましたが、「今」はどうですか?

(菅野)楽しいです。

(大塚)辛いですと言われたらどうしようかと思いました(笑)

(松原)やっぱり、元々やりたいと思っていた子どもの支援に関われるようになったので、楽しいなって思いますね。

(大塚)それは本当によかった。最後に、二人のように新卒でクローバーに入社を考えてくれている人にアドバイスするなら、何を伝えますか?

(菅野)就職活動中にいろんな会社を見るといいと思います。できるなら話を聞くだけじゃなくて、実際に現場を見学させてもらった方が、入社してからのギャップも減らせると思います。

(松原)デイサービスも放課後等デイサービスも、毎日何が起こるか分かりません。クローバーの中でも、雰囲気の違う事業所に異動したり、ヘルプに行ったりすることもあります。自分がその時いる環境で、何ができるのか?を考えられる「適応力」がある人が、クローバーには合っているのかなと思います。


※撮影は、キャスト同士で十分な距離をとり、キャストの健康管理、撮影時の換気・感染症対策を行った上で開催しています。

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