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保育業界から女性技術者へ!ママの挑戦 | 小宮山さんインタビュー

茂呂製作所で働くメンバーのバックグラウンドの多様さは想像以上です。その多様さに伴って、それぞれが持つ仕事への思いも異なります。

普段外からはなかなか見ることのない、メンバーの持つ背景や思い、人柄に触れるインタビューです。


第一弾となる今回は、2023年9月に入社したばかりの小宮山さん。前職はなんと保育士。そしてママでもあります。「ここなら、私にもできることがあるのかもしれない」と語る小宮山さんはとても前向きで、日々新しい環境や技術と向き合っているように感じられました。

現在、技術者を目指している小宮山さんが、なぜ茂呂製作所に入ったのか、どんな仕事をしているのか、どんな思いを持っているのかを伺いました。


ーどうして保育士から製造業に転職したのですか?

短期大学を卒業してから保育士を10年やっていて、その間に結婚、出産もしました。独身の時や子どもがいない時は、我が子のように保育園の子どもたちに接してきたんです。でも、子どもを産んでから保育園へ戻ったら、自分の子が一番と思ってしまって。もちろん保育園の子どもたちも可愛いかったのですが、前のように我が子のように思うことができなくなってしまい、このままでは全力で向き合えないことに気がつきました。それに、10年という一区切りでもあったので、保育士をやめるという決意をしたんです。

それで、今まで働いたことのない業種にチャレンジしてみたいと思いがあったので、とりあえず色々なところを見ようと、工場などの求人を見ていました。でも、全く知識がないので求人票を見てもよく分からず、とりあえず見学に行こうと思って最初に足を運んだのが茂呂製作所でした。


ー茂呂製作所を選んだ決め手は何でしたか?

最初に社長と話をして、私の保育業界からの転職のことを話したり、社長の思いを聞いたりしました。その中で、「こういう現場って男性がやっぱり多いけど、女性がもっとどんどん活躍していってほしいんだよね」という社長の思いを聞いて、そういう思いのある人が上に立っているんだったら、私にもできることがあるのかもしれないな、やってみたいなと思ったのが、ここを選んだきっかけでした。

もともと、ものづくりも好きでした。細かい作業とか、制作物を作るとか、決まったことを黙々とやるみたいなことは保育園でもあるんです。そういう、自分でじっくりやることが結構好きだったんですよね。だから、そういうところも合うかもしれないと思いました。


ー入社して約1か月、現在はどんなお仕事をしていますか?

研修後、最初に任されたお仕事が機械の検査でした。その対応が必要な機械がある時は検査をするのですが、今はないので他の方のお手伝いや、直属の上司と一緒に現場に行って仕事を教えてもらったり、書類の書き方を教えてもらったりしています。教えてもらいながらではありますが、実際に機械に触ることが多くなってきました。


ー全く知らない業界へ飛び込んでみて、大変なことはありましたか?

「プラスドライバー」「マイナスドライバー」くらいしか工具の名前も分からないほどに知らない世界だったので、まずその基礎的なところで苦戦しました。工具の名前や使い方、持ち方とか、結構難しくて。でも先輩達も教えてくれるので、少しずつではありますが覚えてきました。


ー製造業って、最初は機械が全部やるものだと思ってたんですが、実際はすごく手仕事ですよね。実際に先輩たちの技術を見てみて感じることは何かありますか?

やっぱり知識だけじゃなくて、経験もすごく大切なんだなと思います。極端に言えば、知識だけならインターネットで調べれば書いてあるし、工具の使い方や修理のやり方も分かるじゃないですか。

でも、例えば故障している機械の壊れている原因を突き止めたりとか、そういうのって知識だけじゃなくって経験もすごく大事なんですよね。経験を活かしながら、お客さんと話をしながら原因を突き止めていく、っていうのは本当にすごいと思います。


ー「茂呂製作所の人は教えるのが上手」と皆さんおっしゃるんですが、やっぱりそうなんですか?

そう思います。教えて、それを活かせるようなサポートをしてくれる環境です。教えた後は、「今度これやってみて」みたいに任せてくれて、でも任せてそのままではなくちゃんと見てくれますね。なので、手取り足取り教えるわけでもなく、放っとくわけでもなく、ちょうどいい距離感でサポートしてくれます。

ここ2、3日、ずっと図面を見てたんです。その見方が全然分からないので、「これなんですか?」ってひたすら質問していたんですが、その質問に答えてくれるだけでなく、見るポイントや、その部品を組み立てるための図面もあることを教えてくれたり、技術の後押しをしてくれます。


ーまだ入って 1 ヶ月ですが、茂呂製作所の魅力に感じる部分ってありますか?

皆がお客さん第一に働いているところがすごく魅力だと思います。皆さん経験が豊富で、色んな機械を理解しているだけでなく、連携が取れているんですよね。分からないことがあればすぐに連絡を取り合う、みたいに、すぐに対応できるように皆さんが動いています。


ーこれからの目標を教えてください。

工具の名前や使い方がある程度理解できてきたので、それを正しく判断して上手に使えるようになりたいです。例えば、トルクレンチの大きさをとパッと見て判断して使えるようになる、みたいなイメージです。そういうことを少しずつでもできるようになりたいです。あと、もう少し図面も理解できるようになりたいです。

入社1か月の小宮山さん、まさに今、技術者として努力と成長を積み重ねている様子がうかがえました。半年後、1年後、3年後、どんな技術者になっているのか。女性技術者が少ないこともあり、茂呂製作所の皆が成長を楽しみにしていることと思います。


未経験でも、全く違う畑からでも、製造業には挑戦することができます。そして、茂呂製作所はその挑戦を歓迎します。

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