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【業界研究】世界の動向からみるD2Cの今と未来

みなさん、こんにちは!
採用担当の濱田です。
今回は、D2C業界研究のとして役に立つ記事になっています!

テーマは「D2C×アフリカ」
実は、今アフリカマーケットがアツいんです!
私たちがお手伝いをさせていただいたクライアント様の事例を紹介しながら少し解説をしていこうと思います。

ケニア随一のヘルスケアECサイト「MYDAWA」のスゴさ!

「MYDAWA」は、ケニアの首都ナイロビに拠点を置く同国内随一のヘルスケアや日用品、医療関連製品を中心に扱うモール型ECサイトです。2017年に設立され、通算800万ドル(約8億7千万円)の資金調達を実施(2019年5月時点)、現在も規模拡大中のケニアきっての大型Eコマースなんです!

弊社は同サイトの売上最大化を目的にした成長戦略やそれを実現するためのKPI策定を行ってきました。

さて、ケニア(アフリカ)のECサイトということで皆さんどのようなイメージを持たれるでしょうか?

「日本や先進国より機能面で遅れてるんじゃないか?」
「そもそも正常に運営されているの?ロジスティック(配達デリバリー)面は大丈夫?」

など、恐らくアフリカ自体に後進国というイメージもありこのように考える方もおられるのではないかと思います。

ところがこのMYDAWAというサイト、先進的な機能もいくつか取り揃えており(開発中含む)、いい意味で期待を裏切られるポイントがいくつかあるので紹介させて頂きます!

モバイルマネー決済が主流

MYDAWAで商品を購入した際、主な決済手段は下記の3つです。

1.クレジットカード又はデビットカード

2.モバイルマネー(電子決済)

3.保険決済

そして、上記の手段のうち最も多く利用されているのが2のモバイルマネー(電子決済)になります。
クレジットカード決済が8割近くを占めている日本の方からしたら驚きが大きいかもしれません。

しかし、アフリカ、特にケニアにおいてはクレジットカードよりモバイルマネーの方が一般的なのです。

背景としては銀行口座の保有率が低い(約30%)のに対して、携帯の保持率が非常に高い(SIMベースで113%)という状況が挙げられます。

銀行口座の保有率が低いので「後払い回収」というクレジットカードのスキームは機能せず、ほぼ全ての携帯電話がプリペイド方式(事前にチャージし利用料に応じて切り崩す仕組み)であるため、モバイルマネーでの決済がメインストリームなのです。

ちなみに通信インフラも整っており、携帯基地局の敷設を積極的に海外の会社に委託してきた背景もあり大陸広域で携帯電話が使用できる状況です。

モバイルマネーもいくつかありますが特に有名なのがM-PESAです。
Safaricom(サファリコム)というケニアの携帯会社によって運営されており、普及率は成人の96%と驚異の数字。
入送金や決済の簡便性に優れているのと、コンビニ等街中のいたるところにチャージできるステーションがあるので幅広い層に利用されています!

日本ではモバイルマネー決済はECで2割程度とまだまだ低く、ある意味アフリカより遅れを取ってると言える状況なのです。

注文後最短4時間で配達可能

さて先ほどは通信インフラの充実度に触れましたが、輸送面のインフラも実は整っています。
ケニアの首都ナイロビ圏内への配送の場合なんと注文からわずか4時間で届いてしまうのです。(8:00~20:00に注文の場合)
その他の地域でも注文後24時間以内には配送するポリシーとなっており非常に迅速です。

日本でこのようなスピード感で配達するEC業者は、ほぼいないでしょう。
例えばAmazonは当日配達サービスをやってますが注文を午前中に済ませることが条件で、かつ配達まで半日程度要するケースが多いです。

MYDAWAの場合より当日配達の条件が緩く設定されており、
同日中かつ超短時間で届けてしまう配送サービスは見事としか言いようがありません。

オンラインで医療を完結できる仕組み

MYDAWAでは日用消費財に加えて薬(一般、処方箋薬含め)も販売しています。

え、待ってECなのに処方箋薬買えるの?という疑問が湧く方も多いでしょう。

日本では一般的に薬を買う場合、

①一般薬品の場合ドラッグストアに行く

②処方箋が必要な薬の場合医師の診療後処方箋を貰い薬局で購入

という手段が主ですから、そのような疑問が湧くのも当然かと思います。

しかしここMYDAWAでは処方箋をデータ提出することで該当薬品を購入することが出来るのです。
日本でも診療→処方箋入手→薬購入の一連の流れオンライン化はコロナ以降スタートしていますが、まだそこまで浸透していないでしょう。

一方のケニアではコロナ以前から、処方箋のオンライン化に取り組まれています。

ケニアでオンライン診療が拡大中な背景には慢性的な医療人材不足という問題があり、特に農村部ほど直接病院に出向いて医師の診療を受けるのは困難です。
他方先ほど述べたように通信インフラは充実していますから、都心部はもちろん地方の人もオンライン上で医師の診断を受けて処方箋を受け取る、そして受け取った処方箋データを基に医療ECで薬を購入するというフローが広まりつつあります。

これにより医療環境は大きく改善しており、MYDAWAもその一環として強く貢献しています。

現在取り組み中の所もありますが、いくつか民間の大規模な医療機関とも提携しており、オンライン完結型の医療享受がここMYDAWAを起点に実現できる状態です。

今、アフリカマーケットがアツい!!

ここまでMYDAWAを例に、その先進性について述べてきました。

しかしケニアやその他のアフリカの国々では近年各地各業界で積極投資やイノベーションが起こっており、MYDAWAもその氷山の一角にすぎません。

医療や都市開発、物流輸送インフラや資源など各方面で大規模な開発やテックベンチャーの勃興が顕著であり、人々の生活の質も日々進化を遂げています。

アフリカは貧困地域が殆どでまともな水準の生活を送ることは困難、というのは既に時代遅れのイメージなのです。

アフリカの人々の経済力やQOLが向上するにつれEC・D2C事業も拡大の傾向にあります。

例えば南アフリカでは現地の調査団体によると2020年の同国EC市場は前年比で66%成長、約2300億円の市場規模を記録したというデータもあります。

小売店の中のEC化率でいくと2.8%、世界平均:16.1%(2020年)、日本平均:6.8%(2019年)に比べると劣後するものの、規模自体は拡大傾向でコロナの状況もあり引き続き伸びていくことが予想されます。

先ほども述べている通り通信インフラは整っておりスマートフォンの普及率が高いことを考えても、今後追い風であることは間違いないでしょう。

まとめ

アフリカといえば貧困地域が殆どでまともな水準の生活を送ることは困難、というのは既に時代遅れのイメージということを知っていただけましたでしょうか?
アフリカの人々の経済力やQOLが向上するにつれEC・D2C事業も拡大の傾向にあります。
大事なのは全てのものが先入観を持たずにフェアに市場に評価されることがこれから重要になる世界において、フェアな目線で見た上でもアフリカは注目すべき点が非常に多い市場と言えます。

これからはアフリカ”なのに”すごいから、アフリカ”だから”すごいに変わっていくでしょう。

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