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《クライアントインタビュー Vo.3》特許取得【ダブルブラスト工法】で新事業立ち上げ!塗装業界の新たな時代を牽引する、水上塗装の躍進|FBマネジメント

株式会社 水上塗装

株式会社 水上塗装は、昭和35年(1960年)創業。水上賢二氏が代表取締役社長を務める。

本社のある愛媛県新居浜市を中心に、橋梁塗装及び、建築物の内装・外装塗装工事を主に事業を展開。

行政から委託されている公共工事が事業内容の9割を占める一方、大型物件の民間工事や一般家庭の塗装等も幅広く手がけている。

「新居浜市の町のペンキ屋」から歩みを始めた当社。事業を通して、日本全土へ水上塗装の技術を発信していくという強い信念を持つ。

新技術で特許を取得【ダブルブラスト工法】

水上塗装は、人にも環境にもやさしく水と研磨剤で塗膜を除去する【ダブルブラスト工法】の技術開発に成功。2020年には特許を取得した。

古くなった橋梁の塗り替え工程で発生する塗膜の除去作業には、人体にとって有害な物質を含む塗膜との接触や、剥離剤等の強い薬剤で作業員が火傷してしまうという、大きな問題があった。

そこで水上氏は、作業員の安全と環境の保全に着目し、ウェットブラスト工法とオープンブラスト工法を組み合わせた【ダブルブラスト工法】という、今までにない新しい素地調整方法の開発に踏み切った。

新技術【ダブルブラスト工法】によって、期待される効果は大きく3つある。

1つ目は、ウェットブラスト工法により旧塗膜の完全除去が可能になり、塗膜除去工程の品質が向上したことだ。

また、湿潤状態を確保した塗膜除去が可能であるため、鉛等の有害物質を含む塗膜の剥離作業における、健康防止についての予防規則に則った安全な作業が可能になった。

2つ目は、ウェットブラスト工法とオープンブラスト工法を組み合わせることで、手作業から機械作業になったことだ。これにより、作業員と鉛等有害物質との接触がなくなり、品質・安全性が共に大きく向上した。

そして3つ目は、従来の剥離試験が不要になるため、予定工程通りの施工管理をスムーズに行うことが可能になった。

【ダブルブラスト工法】の普及拡大を目指し、2021年8月、一般社団法人ダブルブラスト協会を設立。塗装業界で今大きな注目を浴びている。

左:代表取締役社長 水上 賢二 氏 右:専務取締役 水上 拳斗 氏

Q.御社の事業の中では、橋梁塗装工事が占める割合が一番多いと伺っています。橋梁塗装の難しさを教えていただけますか?

専務「一番は、労働安全衛生法を遵守することでした。10年くらい前までは、橋梁の塗り替え塗装は、動力工具などを使って手作業で行っていました。しかし、塗り替え作業で行う上で、鉛等の人体に有害な物質を含んだ塗膜を剥離する工程があり、作業員の鉛中毒が急増してしまったんです。その後、労働安全衛生法で鉛中毒を予防する規則がつくられたのですが、法令と通達を遵守した上で、どうすれば作業員が安全に作業できるのか、自社を含め、各社が様々な工法の技術開発に当たりました。」


社長「官庁からの通達もあったので、その指示に基づき、溶剤を用いた剥離剤工法を、手作業で行なっていたこともありました。しかし、剥離剤も強い薬剤ですからね。皮膚に付着することによって、作業員が火傷することも過去にはありました。法令の遵守は勿論ですが、弊社としては過酷な状況を打開しなければと考えていましたね。」


専務「そこで水上塗装では、剥離剤工法が国内で主流である中、剥離剤などの溶剤を一切使わない、研磨剤と水だけを使った、作業員にも環境にも優しい工法の技術開発に成功しました。」


Q.特許を取られたという、【ダブルブラスト工法】のことですね。社内でその工法が発足した経緯や、どのようにして実現したのか教えていただけますか?

専務「最初のきっかけは公共工事でしたね。高いグレードの工事をしてほしい、と国土交通省から依頼があったんです。塗装でいうグレードというのは、塗装前の素地の調整作業、つまり旧塗膜を剥がす工程によって異なります。剥離工程は大きく分けて4種類あります。水上塗装では高いグレードの工事をするために、機械を用いた1種ケレンである、ウェットブラスト工法による鉛等の有害物質の100%除去、そしてオープンブラスト工法による最高等級の素地成形の実現に成功しました。」


社長「そこに加えて、従来行なっていた剥離試験が不要になったことで、予定も組みやすく施工管理がスムーズになったんです。作業員の安全と環境への配慮のために、弊社が一丸となり【ダブルブラスト工法】の技術開発に取り組みました。」



Q.安全で、高品質で、加えて施工スケジュールの管理もスムーズになるんですね。気になるのはコスト面ですが、どのように工夫されたのでしょうか?

専務「剥離剤工法は、先ほどもお話ししました通り手作業なんです。それを機械で行うことにより、大幅な人件費の削減が出来ました。また、人の手による施工ミスもなくなったので、利益をしっかりと確保することが可能になりましたね。」


Q.FBマネジメントとの取引前に抱えていた経営課題はどのようなものでしたか?また、契約に至った決め手を教えていただけますか?

社長「お話した通り、当社が技術開発した【ダブルブラスト工法】は特許を取っております。それをどう活かせば、水上塗装の新しい事業になるのだろうかと、社内で話し合いを重ねました。しかし、我々だけでは専門知識やノウハウがなく、話が前に進まなかったんですよ。」


専務「新規事業を始めるにあたって、即戦力になる人材の確保も不可欠であると考えています。工事を取得するためには国家資格が必要になります。新卒の採用は勿論ですが、即戦力で活躍出来るような幹部候補の採用も、弊社の大きな課題でした。我々のようなファミリービジネスにおいて、私自身が水上塗装の後継者ということもあり、事業継承に対しての不安も勿論ありました。」


社長「そんなとき、金融機関さんからFBマネジメントを紹介していただいたんですよ。そこで初めて、FBマネジメントとお話しをしたんですが、とてもインパクトがありましたね。こちらの課題に対して、『なるほど』と思う提案が多かったことが印象的でした。実は以前、取引のある地方銀行から別のコンサルタントを紹介されたことがあったんですよ。しかし、FBマネジメントが我々の展望に強く共感してくださっているということが、お話の中で実感できたんです。それを踏まえて社内で検討させていただき、FBマネジメントに依頼をしようという結論に至りました。」


Q.FBマネジメントの支援サービス導入後、どのような効果や成果がありましたか?

社長「当初の課題であった、専門知識やノウハウの支援をいただき、特許で利益を得ていくための事業部が新しく立ち上がりました。専務を中心としてこれから動いていく、という段階ではありますが、一歩ずつ前進していることが実感できています。」


専務「新規事業立ち上げもあって、色々なビジネスモデルを創造するようになりましたね。私自身、後継者としてどう水上塗装を経営していくか、また、今後どんな組織を創っていくかも考えるようになりました。私はまだ現場に入ることも多いので、FBマネジメントとお話していなければ、ここまでの意識改革は出来ていなかったと思います。」


社長「そうですね。会社全般で活かしていけるようなアドバイスも、非常に多くしていただいています。」


専務「社員との関わり方や組織化において、可視化してわかりやすく説明をいただいています。私自身の成長を実感出来ていますし、FBマネジメントさんの存在は大きいですね。」

Q.現在FBマネジメントより様々なご支援をさせていただいていますが、水上塗装様の今後の構想において、解決していかなければいけない、と感じている課題はありますか?

社長「既にFBマネジメントからご提案いただいているお話なのですが、将来的にはホールディングス化したいと考えています。例えば、今回発足したダブルブラスト工法事業部ですが、後には分社化しようと考えています。今回得たノウハウを活かし、塗装会社に対してコンサルタントを行ったり、拡充していくというようなイメージです。また、後継者がおらず廃業を考えている同業他社を買い取るということも考えています。我々もファミリービジネスですから、事業継承に課題があるのは大いに理解できますからね。」


専務「事業の多角化と共に、社内の組織化も課題だと考えています。今までは、会議なども口頭だけで済ませてしまうことが多く、会社全体への周知が徹底できていなかったんです。可視化して、数値化して、しっかりと仕組みとして創っていくことで、会社としての強化や成長に繋げていきたいと思っています。」


Q.水上塗装様の今後の構想・課題において、FBマネジメントに期待している活躍やリクエストがありましたら教えてください。

専務「マネジメント能力のコーチングですね。やはり社内間で話をするのと、外部を交えて話をするのでは、同じ情報でも聞こえ方に差があると感じています。社員に責任感を持たせること、そして管理能力を向上させるために、今後は外部コーチを招いての意識改革やマネジメントが必要だと感じています。FBマネジメントのコーチングなら大歓迎です。」


社長「先ずは今与えられている課題ですね。社内改革も含めて、1歩、2歩と進み出したところですので、ホールディングス化以上のことは、正直未だ見えていません。しかし、FBマネジメントには面談の度に新しい提案をいただいているんですよ。その高い姿勢には非常に満足していますし、リクエストがあればすぐに伝えさせていただいています。」


Q.FBマネジメントが掲げている、“ファミリービジネスにおいての老舗企業の経営を進化させ、後継者が継ぎたくなる会社”というビジョンに対して、どうお考えですか?

社長「ファミリービジネスというと、やはりどうしても家族なので、ある程度の甘えというのはありますからね。それを完全に切ってしまうことは簡単ではないので、FBマネジメントのアドバイスは非常にためになっています。」


専務「自分が本当に社長としてやっていけるのか、と不安に思う後継者の方は、実際多いと思うんですよ。本心では、やってやる!という気持ちも、勿論あります。しかしいざ直面すると、想定していなかった課題も当然出てくると思います。」


社長「多角化経営が進んでいく中で、FBマネジメントの支援は更に必要になってくると思います。5年後、6年後には、スムーズに世代交代したいですからね。」


専務「私自身も後継者として学ばなければならないことが、まだまだあると痛感しています。全国展開しているような、大手のファミリービジネスもありますからね。今後も一族として水上塗装を経営していくにおいて、FBマネジメントの支援には大いに期待しています。」

【ご紹介企業様】
会社名: 株式会社 水上塗装
代表者: 代表取締役社長 水上 賢二
所在地:〒792-0050 愛媛県新居浜市萩生723-6

ホームページURL:http://mizukami-tosou.jp

【会社概要】
会社名: 株式会社FBマネジメント
代表者: 代表取締役社長 兼 グループCEO 山田 一歩
所在地:〒103-0016 東京都中央区日本橋小網町12-7 日本橋小網ビル1F

ホームページURL:https://fbmg.co.jp

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