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【社長のつぶやきー11ー】私が絶対に使わない日本語

私は日本語が大好きです

私の母国語である日本語はとても美しく趣があり、面白い表現や言い回しが無限に存在します。

春雨、梅雨、時雨…と雨の種類が400以上あったり、するめを「あたりめ」梨を「ありのみ」と言い換えてみたり、男女が短時間で仲良くすることを「休憩」と言ってみたり。

京都ネイティブの使う「お茶漬けでもどうですか?」は、本当は「早く帰ってください」の意味だということは皆さんご存知の通りです。

日本には直接的な表現を避け、遠回しに本心や真実を伝えるという文化があり、それが私たちの日本語を創ってきたと言えそうです。

「わびさび」や「粋」という世界に誇れる価値観もここから生まれたのでしょう。

私はそんな日本語が、そして文化・価値観が大好きです。


ビジネスにおける日本語

日本語は大好きですが、ここからは弊害のお話し。

間接的にものごとを伝えようとするあまり、日本語の表現は柔らかく柔らかくなろうとしがちです。

それはとても優しいことなのですが、時としてビジネスの世界では邪魔になってしまうことがあります。

「この商品の良さを教えてください。」

「あなたやあなたの会社と取り引きをする場合のメリット、デメリットは何ですか?」

「貴社のサービスのここが不安なのですがそれはどのように解消しますか?」

ビジネスでは日々このような場面に遭遇し、キチンと回答し、自信があることを伝えることで信頼を積み重ねてゆきます。

これはまさに見せ場です。

しかし表現が必要以上に柔らかくなってしまっために、このチャンスを逃してしまう日本語が残念ながら存在します。

私は信頼を得たいので、そしてチャンスを逃したくないので、その日本語を絶対に使いません。

前置きが長くなりましたが、本題に入ります。


私が絶対に使わない日本語3選

・「ほう」

こちらの資料の「ほう」をご覧ください ⇒ こちらの資料をご覧ください

先日〇〇課長の「ほう」にご説明いたしました ⇒ 先日〇〇課長にご説明いたしました

ない方がキリっとしてますよね。自信があるのが伝わります。

(↑この方は使いますよ)


・「なるほどですね」

「なるほど」で十分です。

相手の話や考えに納得している、共感を伝えるのに便利な言葉「なるほど」に蛇の足は不要です。

何をそんなにビビってるんですか。

目上の偉~い人だからこそ堂々と接しましょう。

生意気と失礼は違います。


・「~じゃないですけど」

これ一番嫌いです。

僕はこの部署でナンバーワンの成績を取りたい「じゃないですけど」頑張ります。

この商品はあなたの価値観を180度変えてしまう「じゃないですけど」素晴らしいものです。

あの経験は一生に一度「じゃないですけど」素敵でした。

ただただひとこと、「ちゃうんかい!」です。

ナンバーワンになりたい、価値観変えちゃうよ、一生に一度です、でいいじゃない!

せっかくの良さをなぜ消そうとする?

こんなの謙遜でもなんでもなく、ただの不審者ですからね。


日本語まとめ

私は長年セールスマンをしていたからこそ、自分の話す日本語にとことん向き合い、こだわってきました。

どうすれば伝わるか。なぜわかってもらえないのか。

たくさん悩んできたので、たくさん答えを持っています。

今日はその答えのうちのひとつを公開しました。

これを読んで「私はこんな工夫をしていますよ」「こんなことに気を付けています」などご意見があれば、是非教えてください。

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