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ヴァングルを起業した消極的理由

Photo by Denys Nevozhai on Unsplash

前職ではECサイトを運営する会社でITシステムの部門長をやっていた。

ここでの仕事は激務だった時期も多少はあるが、様々な意味で私を成長させてくれた。

なので前職にネガティブなイメージはあまりない。

かなりプライベートな理由によりここを辞めて次を目指そうと、その時は積極的に考えていた。

私はこれまでいわゆる就職活動をしたことが無かった。

何故か職を探そうと思うと紹介やお誘いが舞い込み、いわゆるコネ入社ばかりでここまで来ていた。

なので人生初の就職活動を開始した。

某有名なエージェント系の転職サービスにエントリし、すぐに複数のオファーを受けた。

オファーのほとんどがヘッドハンティングの会社からで、話を聞きに行くと超一流の会社を紹介される。

本当にこんな超一流会社に自分は受け入れてもらえるのだろうか?疑心暗鬼のまま面接に向かう。

面接では横柄な人事担当者が現れ、わざとか知らないがこちらを怒らせようとしているかのやり取りを仕掛けてくる。

その後、現場担当者ということで対象部署の管理職の人が現れ、質問やり取りが始まるが全く話が噛み合わない。

それもそのはず、私の希望職種には程遠い部署の方と話をしていたから。

双方その事実に気付き、どういう話かをお互いで話すと、紹介をしてきたヘッドハンティングの会社が全く異なる情報をねじ込み紹介をしていたようだった。

こんなんでうまくいくはずもないのになぜこんなことしたのか疑問だった。

また別のオファーで同じような流れで次の面接先へ向かった。

驚くことに別のヘッドハンティング会社だったが、ほぼ同じことが起きた。

こちらが人生を賭け、次の会社を探そうとしているのに、こんないい加減な扱いの中で就職先を探さなければいけないのか?と打ちのめされた気分になり、一気に就職意欲が失せてしまった。

それでもその後もオファーは舞い込み、その中に有名なコンサルファームからのオファーがあった。

間に別会社を通していないことを確認し、面接へ向かった。

ここでの面接は素晴らしく丁寧かつ納得のできる内容で、この会社なら入ってもいいかな?と感じてしまうほどだったが、残念なことに客先現場での仕事という点が引っ掛かり、丁重にお断りした。

そしてこの時心は決まった。

自分の期待する会社にたどり着くまでの時間がもったいない。だから自分で起業しよう、と。

そう。私は就職活動に嫌気が差し起業したという、消極的理由でこのヴァングルはスタートしたのでした。

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