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未経験から、売れる商品開発にチャレンジした激動の1年半。目指せ、地産他消の世界展開!

こんにちは。ライズクリエイションの広報担当です。

当社がEC通販で販売している商品の9割は自社で企画開発していることをご存じでしょうか? 今回は、商品企画チームを率いるメンバーのご紹介です。

どんな思いで仕事に関わっているか、ライズクリエイションの商品企画とはどのようなものかなど、詳しくお聞きしました!


【土田 恭平(つちだ・きょうへい)】
2021年9月入社。ライズクリエイションに入社前はアパレルで販売、マーチャンダイジングを担当。入社後はAmazonでの販売担当を経て、商品開発チームの立ち上げに立候補。現在はサブリーダーとしてチームを率いる。

コロナ禍で、新たなチャレンジを決意。興味がなかったEC通販の会社でやりたかったことに出会う。

--まずは入社前にされていたお仕事からお聞かせください。

土田 恭平(以下、土田):複合型スポーツレジャー施設で店舗運営のマネージャーをした後、アパレル会社に転職して販売員を2年、マーチャンダイジングを10年担当しました。もともと接客が好きで続けていましたが、商品そのものに興味が出て、もっと効果的に売る側としてできることが無いか着目したくなりました。店頭での接客は目の届く範囲での対応になりますが、マーチャンダイジングだともっと多くの人に直接影響を与えられると思ったんです。

実は、アパレル業界において花形の職種は接客です。歩くマネキンという感じで、店員に憧れて入社する人もいるほどです。でも、どういう店づくりをするか、ローカライズするかなど、店舗ごとに調整して、売り方をプロデュースする仕事は裏方として地味かもしれませんが、僕にとってはやりがいのある仕事でした。

--充実した仕事ぶりのご様子ですね。そんな中、ライズクリエイションで働こうと思われたきっかけは何ですか?

土田:マーチャンダイジングの仕事をしているうちに、商品の素材や原材料の生産者さんはどうなのか興味が沸いてきました。そして、調べているうちに販売する商品を作るために原材料の生産者の方たちが結構苦労されていると漠然と知った時に、このまま服を販売する仕事を続けていいのかという迷いも出てきました。

他の業界になりますが、日本の農家さんはどうなのかと国内に目を向けた時に、地場産業では消費しきれず、せっかく作ったものを捨てたり、買いたたかれている現状が多くあると知り、何かできることがあるのではないか等、考えるようになりました。生産者がもっと報われる仕組みづくりは無いのか?と。

--当時はコロナ禍でしたよね。アパレルのお仕事はどんな様子でしたか?

土田:コロナ禍になり、アパレルの現場も来客数が減りましたが、会社自体は何も変わらない状況でした。大手で安定しているからこそでしたが、一方で現状維持というだけにも思え、自分の中で疑問がありました。厳しい状況においても、もっと新たな取組や挑戦ができるだろうと思ったんです。だから、転職しよう!と決めました。

転職先の候補としては、農家のサポートに興味が出たので、農業に繋がるような業界(飲食や市場など)にも目を向けました。農業の地産地消には限界があり、地元以外でも購入してもらえることが大事だろうと考えていました。そんな中、ライズクリエイションからオファーメールが届きました。EC通販の運営企業なんて、最初は全く興味なしでした(笑)。

--興味が無いけれども、面接にのぞまれたんですね(笑)?

土田:はい。やってみないとわからないので、なんとなく面接を受けてみようと軽い気持ちで。一次面接は西田さんでした。西田さんが丁寧に説明してくださって、1時間の予定が2時間みっちりお話をすることに!(笑)。面接を受けたという感じでなく、自分が面接する側のような感じで、こちらの知りたいことを全部質問しました。

二次面接は坂口社長でした。ところが社長と予定があわず、面接の日時が4回も変更になりました!もう、これは縁が無いのか?とも思いましたが、なんとかなるかなあと。他社の面談が進んでいたのですが、社長と面談してから、他を決めようと一旦他を全部キャンセルしていました。

--他を全部キャンセルとは、退路を断った感じで意気込みを感じます・・。

社長との面談では、「何がしたいの?」と質問されて、「地産地消でなく、地元で生産・他地域で販売をしたい!」とお話すると、社長も「地産他消はライズクリエイションとしても実施したいことです」と言われて、意気投合しました。前職よりも給料が下がることはわかっていましたが、自分がやりたいことが出来ると思い、とてもワクワクしました。その場で、いつから働けますか?という話になり、トントン拍子に進みました。話が早い(笑)。

--入社して、以前の職場との違いなど感じられましたか?

土田:違いはありません。元々、外資系の企業だったので、実績には評価がついてくる環境でした。ライズクリエイションも自分で出した成果に対して評価されるので、外資っぽい雰囲気はあると思います。人間関係は良好で楽しく働けています。

--まず、どんな仕事を担当されましたか?

土田:最初はAmazonでの販売業務を担当しました。リアルな接客とは違いますが、求めているものに対して何をしていくかは同じで、リアルな接客で行っていることはネットでも可能です。季節や天気によって画像を変えると売上が上がるのでは?とか。Amazonでの販売業務と並行して商品開発の仕事も行っていたところ、半年後に商品開発の部署が新たにできることになり、立候補しました。片手間に商品開発を行っても限界があるので、専従で責任をもって業務に取組みたいと思ったんです。



--そうなんですね。立候補した商品開発の仕事はいかがでしたか?

土田:社長から、「最初の3ヶ月は好きにやっていいよ。勝算は五分五分で、まずはやってみないと上手くいくか、失敗するかわからない。失敗しても学びはあるし、失敗した要因を探ることが大事。成功の要因は実は探りにくくて偶然もからむから」と言われました。

--社長のコメントは太っ腹というか、ライズクリエイションらしいですね(笑)。まずはやってみることが大事!

土田:その言葉通り、好きにやってみたところ・・・ 大コケしましたーーっ!

自分の能力の無さを痛感したし、自信も無くして、コテンパンにやられました・・。社長ともめっちゃ話して、自分は商品開発の仕事には向いていないのではと相談もしました。

お客様のニーズに寄り添ったマーケットインの商品開発がライズクリエイションの基本。

--わあ!それは大変な事態ですね・・。そのどん底な状態から、どのように立ち直ったんですか?

土田:自分のやり方がダメだというのは、もう本当に痛いほど身に染みてわかったので、自分の思い込みは全部捨てて、社長のやり方をゼロからスポンジのように吸収していくようにしました。自分のダメな点は、100点満点を求めた商品開発だったことでした。言い方が悪いのですが、60点か70点の完成度でまずは販売して、その後はお客様のフィードバックによって商品を改善し、お客様のニーズに合った完成度の高い商品にすれば良かったんです。具体的な例でいうと、完全防水の商品でなくてもお客様は喜んでくださることもあります。

--完成度にこだわるのは自分自身で、本当の意味でお客様重視ではなかったということですね。

こちらの勝手な思い込みがオーバースペックな商品づくりになり、目を曇らせます。マーケットインで商品開発すべきなのに、プロダクトアウトになっていました。前職のアパレルでは、自社のブランドによるトレンドの創出が重視されていましたが、ライズクリエイションはマーケットインの商品開発が求められます。

--今は商品開発のお仕事は順調そうに見えます。とはいえ、大変なこともあると思いますが、どんな点でしょうか?

土田:自分をどれだけ捨てられるのかですね。自分が間違っていると思うこと、これが一番大変です。お客様のニーズやデータを通して商品開発を行う。これが本当に基本中の基本。自分の個性やこだわりを入れると売れない商品になります。前職のアパレル会社は大手だったので、色が決まっていて、売り方もここはこうとか販売のスタイルがあり、それをお客様も含めてみんな理解されていて、それがブランドの魅力でもあります。ライズクリエイションでは初めて製造する商品も沢山あるので、1から展開する必要があり、価値を創出していくことが難しいです。

--商品開発に関わりはじめた当時と今とを比較して、自分が成長したと思える部分はありますか?

初期に比べて売れる商品開発ができるようになり、成功の確率は上がっていると思います。また、新規の商品開発だけでなく、既存商品の改善はより専門知識が求められるので難しい面も沢山ありますが、受け身ではなく攻めというか、積極的に改善提案を行っています。

今は、社長が企画した商品についても、自分の見解を伝えて対等に話ができるようになりました。最初の頃は師匠から教えを乞う感じでしたが、今はようやく同じくらいのステージで議論できるようになったと思います。

--お仕事を通じて、一番嬉しかったエピソードを教えてください。

土田:売れる商品ができた時です。これは絶対に売れるというイメージは全ての商品にあります。そうでないと販売できないので。EC通販で実際にばんばん売れると本当に嬉しいです。自分の予想以上によく売れた商品もあります。

【土田さんが企画開発に関わった 日本初のソロキャンプブランド AND MYSELFはこちら】





試行錯誤の多い商品開発。恐れずに失敗し、前に進もう!

--今だから言える一番の失敗があれば教えてください。

土田:一番の失敗・・・。うーん、やらかしまくってるからどれが一番かは難しいなあ(笑)。でも、商品開発チームに所属してから最初の3ヶ月間の失敗が一番大きいかな。失敗に対しては社長がフォローしてくれて、「一回目は仕方ないよ」と言ってくれます。発注している商品の金額だと何千万円にもなるので、これは凄いことだと思います。本当にいいんですか?というレベル感です。もちろん繰り返さないように対策・改善はしますよ!

--失敗に対して社長や周囲がフォローしてくれる環境はライズクリエイションならではですね。現在、どれくらいの商品数を開発されていますか?

土田:一か月に商品6件を開発・発注しています。最近はどんどん商品開発数が増えて、今月は8件でした。10件になることもあります。商品開発は社長と僕以外に2名のスタッフがいて、合計4名で運営しています。

--どんな人が商品開発に向いていると思われますか?

土田:タフな人でないと勤まらないと思います。商品に対して、前向きに考えられる人、モノが好きでないと厳しいです。プライドが高すぎると失敗が怖くなってしまうので、恐れずに失敗できることも必要かな。失敗に寛容という点は商品開発に限らず、ライズクリエイションの特徴だと思いますが、特に商品開発は試行錯誤が多い部署なので、失敗と隣り合わせの業務と言えます。失敗してもカバー出来る上長がいるので安心してください。失敗を恐れるから、しょうもないことを隠すし、しょうもないことを聞くと思うんです。そんなことに時間をかけるのは無意味です。失敗してもいいから前に進む! 実は、これが結構むずかしいと思います。失敗を謝り、なぜそうなったか振り返ることが大事です。

--お仕事のことばかりお聞きしましたけど、休日は何をされていますか? 仕事とプライベートのバランスはどのように?

土田:家族サービスは常にしていますが、特に何かをしているわけではありません。オフのときは中国語とCADを勉強しています。オフで仕事のことを考えると、実生活に影響があるかというと関係ないので、オンとオフは極端に分けなくてもいいと思っています。CADの勉強も会社から求められてやっているわけではありません。自分のためになるからです。

CADは独学で学んでいます。CADは図面を引いてなんぼの世界で、引かないとスキルアップできません。ネットにあるのでひたすら図面を引いています。CAD図と製図は違うので、読み方と書き方の勉強も必要です。今後の会社の展望として、CADオペレーターの技術職を雇いたいんです。社長はCAD図が正確かのジャッジができないので、自分がCADオペレーターの人と同じ速度で書けるといいなと思っています。

地産他消を世界に展開! 三方良しのビジネスを目指してチャレンジを継続中。

--これからの目標があれば教えてください。

土田:目標は入社前の面接でも言ったとおり、地産他消を世界に展開していくことです。この目標は今でも変わっておらず、これが達成できなければ商品開発を行う意味もありません。自分の目標としてはもちろんですが、ライズクリエイションという会社が大きくなるヒントもここにあると思っています。

商品開発を成し遂げられたら、農家をまわって商品開発と販売をしたいです。ライズクリエイションが販売のインフラを用意して、良いものを適切な価格で販売できたらいいなと思っています。日本のフルーツやお酒などはニーズがあるので世界でも戦えるはずです。野菜のまま売ると利益が少ないので、加工品を開発・販売して利益をたくさん出せれば、事業の幅も広がります。それが三方良しのビジネスだと思います。

--最後に。ライズクリエイションを一言でいうと?

土田:やりがいのある会社です。やりがいしかない。しんどいけど(笑)。でも、僕はやりたいことがあるし、失敗を認めてくれる環境があります。

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