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次代のコミューンを担う女性社員、Next Women Leaders(NWL)とは

こんにちは。コミューンで人事マネージャーをしている塚本です。
今日は、コミューンの人材開発の取り組みの一つ、Next Women Leaders(NWL)についてご紹介します。

Next Women Leaders(NWL)とは

2022年12月に、CEO高田さんの強い意志で始まった取り組みです。
コミューン社のシニアマネジメントから推薦された「次代のコミューンを担う女性社員」で構成されており、職種を飛び越えて緩やかに連帯し様々な取り組みを進めています。(2023年11月時点で8人のメンバーが入っています)

参加メンバーが成長するための支援という直接的な結果はもちろん、この取り組みによって外部から優秀な女性リーダーの採用を可能とするなどの間接的なアクションも狙い、マネージャーレイヤー以上の女性比率向上を目指しています。

なぜNWLを発足させたのか

それは、女性社員比率から生じている組織課題に向き合うためです。

コミューンにおいては、女性社員比率は29%(2023年11月時点)ですが、管理職(マネージャー)の女性比率は3.3%、経営陣(取締役・執行役員)においてはゼロ%です。

この事実は、いちスタートアップ企業として、2つの大きな課題を生んでいると感じています。

1.経営に関わる重要な意思決定において、多様な視点を取り入れられない

経営陣に男性しかいないと、すべての重要な意思決定を男性だけで行っています。これは、たとえ無意識でも男性に寄った意思決定がなされるということです。多様な視点が欠け、事業成長のボトルネックになりえます。

2.優秀な女性社員の採用・育成の難易度が高い

男性社員の比率が高いと、外から見ると、普通に採用活動をしているだけでも「この会社は男性ばかりなのでは?」と見られてしまいます。

その結果として、外部の優秀な女性社員に認知されづらい、女性でマネージャー以上の人が少ないからロールモデルがおらず女性社員のキャリアアップのイメージが付きづらい、という負のスパイラルに陥ってしまいます。

このままでは、日本の総人口の半分が女性なので、何もせずとも機会損失が生まれてしまいます。

詳細はCEO高田さんのnoteにて

コミューンは、「スタートアップだから男女比の問題はしょうがないよね、、」で終わらせず、この事実に向き合って課題解決のための取り組みを進めています。

これまでのNWLの活動

発足して1年で、さまざまな活動をしてきたのでご紹介します。

1.外部の女性ゲストによるグループ面談

コミューンの社内には女性のシニアマネジメントがおらず、ロールモデルが不在ゆえにキャリアの相談をする人がいません。そこで、VCや経営陣の知人に声をかけてもらい、女性のシニアマネージャーたちにグループ面談をしてもらっています。
2023年1月から活動を開始して、延べ11名の方にご協力いただきました。
面談内では、ご本人のキャリアの変遷を伺いながら、参加者のマネジメントとしての悩み相談や、女性特有の仕事とプライベートの両立についてなど先人たちに多くのアドバイスをもらってきました。

つい先日も、一度グループ面談をさせていただいたDNXの髙岡さんにご協力いただき、「公開お悩み相談!」という形でイベントも開催しました。
ぜひイベントレポートもご一読ください。

2.NWLメンバー同士のネットワーキング

普段はそれぞれの部門で仕事をしているので、なかなか他部門の女性リーダーたちと話す機会がありませんでした。
NWLが発足してからは、定期的にランチやご飯会などを開催し、雑談から最近の悩みまで共有し合えるような関係構築ができました。

NWLメンバーとCEO高田さん・CPO橋本さんとのご飯会の様子

3.他社の女性リーダーとのネットワーキング

コミューンと同じようなスタートアップで活躍している女性リーダーたちと、定期的に情報交換をしたり、悩み相談をしています。
他の会社の皆さんも悩みながら頑張っている姿を見ることで、自分たちにももっとできることはある、頑張ろう、といつも前向きな気持ちになることができます。

4.NWLメンバー企画のキャリアイベント

ブランディング・採用活動の一環で、NWLメンバーが企画・登壇したキャリアイベントも開催しました。
コミューンで働くリアルな楽しさや大変さを、ありのままにお伝えしています。

Women’s Career Meeting #1 コミューンで働く私たちのキャリア

5.社内の女性社員とのナナメ1on1

コミューンには、「Women@Commune」という、コミューンで働く女性社員による、女性社員が生き生きと働ける組織づくりを推進する取り組み・コミュニティがあります。
このコミュニティの中で、部門を跨いでちょっと相談したいな、、というときに気軽にNWLのメンバーに1on1の依頼ができる仕組みを作って運用しています。
利害関係のない他部門の女性リーダーと話すことで、キャリアやプライベートの悩みを解決する力に少しでもなれればいいなと思っています。

↓「Women@Commune」の詳細はこちらのプレスリリースをご覧ください

コミューン、WOMEN@commmuneを始動 | commmune(コミューン)|


6.社内シニアマネジメントとのメンター制度

この1年間は、CEO高田さん・CPO橋本さんと各メンバーが月1回のペースで1on1を実施して、キャリアディベロップメントの悩み相談やメンタリングをしてもらってきました。
来年からは、NWLをより会社全体の取り組みにすべく、他シニアマネジメントメンバーとのメンター制度に昇華して運用していく予定です。

最後に

最後に、いちNWLのメンバーとして、コミューンの女性管理職の社員として、人事の責任者として、私個人の思いもお伝えします。

世の中には「女性のためだけの成長支援なんて、逆差別なんじゃないか」という意見をお持ちの方もいらっしゃると思います。
私も以前は、「女性」というワードで括られることに対してちょっとしたモヤモヤ感がありましたし、特別扱いされたいわけではない、、という葛藤もありました。

しかし、コミューンでは「女性社員の比率が低い」「女性管理職の比率が低い」「女性役員がいない」というのは事実です。

組織においては、無意識に、マジョリティがマジョリティのためのルールを創る傾向にあることも事実です。

統計的に、男性の方が昇格の機会に自ら手を挙げる傾向にある(逆に女性が自ら昇格のためのアピールをすることは少ない)というのも事実です。

だからこそ、逃げずに、目を背けずに、コミューンにおける多様性の問題に取り組んでいきたいと思っています。

「女性の成長支援」というのはあくまでも手段の一つであって、切り口の一つであり、まだまだやれること・やるべきことはたくさんあります。

これからも、さまざまな活動を通して課題に向き合っていきますので、ぜひあたたかく見守っていただき、応援していただけますと幸いです。

同様の課題を感じている経営者・人事・社員の皆さん、ぜひ意見交換などのお声がけもお待ちしております!

(そんなコミューンで一緒に働きたいなという方もぜひご連絡ください!)


※コミューンは「成果で評価する」会社であり、評価の基準は性別関係なく平等です。「女性だから」という理由で高い評価を受けることはなく、本取り組みはあくまでも成長機会に対するアファーマティブアクションです。


(この記事は2023年11月30日に、弊社noteにて公開したものです)

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