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未経験でチャレンジを始めた女性が空き店舗に命を吹き込んだ!地産地消カフェ、口コミで人気拡大中

★共にチャレンジする仲間を募集しています

世界一チャレンジしやすいまち、宮崎県新富町。
この町で、自分のやりたいことにチャレンジしてみませんか?

宮崎県新富町が2017年4月に設立した地域商社こゆ財団は、新富町でチャレンジを始める新たな仲間を募集しています。詳しくはこちらをご覧ください。

ここでは、私たちこゆ財団をはじめとして、いまどんな仲間がいるのか、町ではどんなチャレンジが起こっているのかを紹介しています。

今回は、古民家をリノベーションしたカフェ「78(ななはち)」さんのチャレンジです。


飲食店経験者じゃなくてもできることがある

宮崎県新富町に一つだけある駅、JR日向新富駅。ここから徒歩5分ほどの位置にあるのが、「ごはんとカフェ 78(ななはち)」さんです。

新富町を始め児湯郡の野菜やお肉がランチでたっぷり楽しめるこのお店。店長の田村優美子さんは「調理人としての経験はなく、家庭で料理を作り続けてきただけなんです」と謙遜されますが、そのこだわりは食材だけでなく、きび砂糖に、与那国島産のミネラル豊富な塩、昆布とカツオを使った無添加のダシなど、調味料にもしっかり反映されています。子どもに少しでも良いものを、という気持ちで毎日の食事を手がけてきた田村さんの思いが現れています。

料理の評判は口コミでも広がり、予約でいっぱいになる日も少なくありません。店内では主に女性を中心に、常連のお客様が友人同士でランチを楽しみながら語り合う様子を見ることができます。

飲食店経験者でなければできない。そんな考え方を、田村さんは気持ちよく覆してくれています。



「一度は自分でやってみたい」という思いが生んだ共感の輪

そんな「78」は、2018年5月に古民家をリノベーションして生まれました。建物は築70年以上の古民家で、以前にも飲食店が営まれていた場所です。

2017年10月、この建物を再利用できるようにと、こゆ財団は有志を募ってDIYを行いました。丸一日をかけて、古くなったウッドデッキを解体したり、柱や壁の色を塗り直すなどの作業を実施。ある程度、再利用の道筋をつけるところまでをミッションとしました。

そして、ここを活用して事業を始めたい方はいらっしゃいませんか?と、ウェブサイトなどで公募を始めました。

そこに「一度は自分でやってみたかった」手を挙げてくださったのが、前述の田村さんだったのです。

最初は見学だけのつもりだったという田村さんですが、ご家族などのすすめもあり、カフェのオープンを決意したとのこと。

「手探りで始めた飲食店経営は本当に大変で、最初の1年は楽しむ余裕なんてなかったです」と笑う田村さん。それでも周りの方々のサポートで、お店は2020年に3年目を迎えました。



新型コロナウイルス 感染症の拡大で、2020年5月現在、新富町内の飲食店さんは営業時間の短縮などを余儀なくされていますが、「78」さんはお弁当の販売をつづけるなどして元気に運営されています。


何をやるかより、誰とやるか

未経験で飲食ビジネスを始めることは、決してたやすいことではありません。失敗したらどうしようと逡巡する方のほうが圧倒的に多いと思います。



ですが、ご自身の中で長年温めてきた「一度は飲食店をやってみたい!」という田村さんの思いは、未経験というハードルを乗り越えて空き店舗に命を吹き込み、地域に小さな経済を生み出しました。ご家族やご近所の方々も、「田村さんがチャレンジするなら応援しよう」と、その思いに共感して惜しみなくサポートされているそうです。

何をやるかより、誰とやるか。「78」はひとえに田村さんの思いが共感を呼び、生まれたビジネスだといえるでしょう。


私たちはそんな田村さんのように、自らがワクワクできることにチャレンジしたい!という仲間をもっともっと増やしていきたいと考えています。

一般財団法人こゆ地域づくり推進機構では一緒に働く仲間を募集しています
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