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個人間カーシェア市場を独走!日本のカーライフを変える、Anycaが描く事業戦略とは?

馬場 光 プロフィール  2012年新卒でエンジニアとしてDeNAに入社。ゲームの開発に約3年従事したあと、社内ベンチャーにて2015年にAnyca(エニカ)を立ち上げ。立ち上げ後はシステムの責任者として開発・運用を行い、2019年3月にDeNAとSOMPOホールディングスによって設立された合弁会社DeNA SOMPO Mobilityの取締役に就任。現在は事業責任者として、Anycaを牽引している。

2015年9月にDeNAがリリースした個人間カーシェアアプリ「Anyca(エニカ)」。2020年9月現在のユーザー数は35万人以上、登録車数は16,000台以上と個人間カーシェア業界内ではトップを独走しています。2019年にはSOMPOホールディングス株式会社と合弁会社を設立し、異色のタッグと話題を呼びました。

そんなDeNA SOMPO MobilityでAnycaの取締役兼事業責任者を務める馬場に、Anycaは今後どのように成長するのか、はたして本当に成長するのか、働く面白さややりがいについても触れながら話してもらいました。

新卒で車を購入。実体験から生まれた新規事業のきっかけ

ーーそもそも、Anycaを立ち上げようと思ったきっかけは?

自分自身が車の購入した体験をもとに、個人間カーシェア事業を新規事業として社内に提案したのがきっかけです。

私がまだ新卒でDeNAに入社して間もない頃、深く考えずにジープの「Cherokee」を買ってしまったんですよね。そうすると、自分が考えていた以上に維持費が高かった。

駐車場代・車検代・税金がこんなにかかるとは知らず、仕事がどんどん忙しくなってくると乗る時間も減っていきました。ほとんどの時間、駐車場で眠らせている状態に「もったいないな」という気持ちが出てきたんです。

そんな当時、ちょうどアメリカの民泊仲介サイト「Airbnb」の日本法人が設立されるなど、これまで無駄になっていた資産を活用するシェアリングエコノミーが注目されていて、海外では個人間カーシェアにも需要が高まり始めていました

これは日本でも今後広まっていくのではないかと思い、社内に新規事業として提案。DeNAとしても、ゲーム以外の主軸となる新規事業展開を考えていく時期だったこともあり、企画が進み、今に至っています。

SOMPOホールディングスは保険の会社なので、やはり私たちにはIT企業らしい強みや役割を期待されている部分が大きいです。私自身は、ITの力を使ってこの事業をドライブさせていくことを意識しています。

常識を変えるには「安心安全の提供」が最大の鍵。市場専門の保険で市場の活性化を狙う

ーー個人の車を他の人とシェアする習慣がない日本で、ユーザーを増やすために工夫されていることは?

不安を払拭するため、安心安全の提供が必要不可欠だと考えています。SOMPOホールディングスとの合弁会社設立はその大きな一歩です。今は新しく、個人間カーシェアに対応するこの市場専門の保険をつくっています。

これまではそもそも市場がないので、個人間カーシェアで発生したすべての事故を網羅できる適切な保険がありませんでした。

例えば、運転中の事故しか保険が効かず、駐車中の当て逃げなどの事故は保険対象外となってしまっていました。今後はシェア期間全体をカバーできるようにするなど、新たな保険の開発を進めています。

DeNA SOMPO Mobiliityの会社としての強みが凝縮された取り組みなので保険がリリースできれば、さらにユーザーが増え市場が活性化すると考えています。

ーー個人間カーシェア市場の現状は?

自分の車以外に乗る、という市場は大きく「レンタカー」「BtoCカーシェア」「個人間カーシェア」の3つ存在します。

市場規模でいうと、BtoCカーシェアに比べるとまだ小さいですが伸び率は非常に大きいです。登録車の台数だけでいうと、2021年から2022年にかけてBtoCカーシェアを抜くことも不可能ではないと思っています

Anycaの登録車数は現在1万6000台。BtoCカーシェア市場は、業界圧倒的No.1の企業で2万7000台ほどです。そして業界2位が4000台程度。そう遠くない未来に、追い抜くことができると考えています。

登録車が増えれば、利用できる場所や時間帯が増え、ユーザーも増えていくことで市場規模が大きくなっていくと予測しています。

ーー先発とはいえ、競合も出てくる中で圧倒的なシェアを維持できている理由はありますか?

プラットフォームにおいて、その市場で最初に大きくなる事は非常に重要なことなんです。

例えばフリマアプリでいうと、いろんなプラットフォームがありましたが、メルカリさんがいちはやく大きくなってCM等も実施されましたよね。ユーザーは基本的には売れたらOKなので、最初に出品するときにはいろんなプラットフォームに出してみる方が多いはずです。ですが最終的には、より売れる=ユーザー数の多いメルカリに集約されていきました。

このようなプラットフォームで、先んじてユーザー数を確保できたことが大きな要因だと思っています。

加えてもう1つは、個人間という不安に対して真正面から向き合ってきたというのは自負しています。

「毎月開かれるユーザーとの飲み会」「隔週で車の登録説明会」「写真の撮影会」といったオフラインでユーザーと触れ合う機会を作り、ユーザーの声をプロダクトに反映し続けてきました。これは、競合他社がやっていないことだと思います。

今は新型コロナウイルスでオフラインではできませんが、月に7回ユーザーとのリアルな接点を作っています。

オフライン・リアルで厳しい批判を受けながらも、きちんと実態を持ってユーザーファーストでプロダクトを運営をしてきたことで、他社との差別化ができたのではないでしょうか。

個人だけではなく、法人車も対象に。コロナ禍で生まれた新たなチャンスとは?

ーー法人車がシェア対象になった事について、市場にどんな影響がありましたか?

実証実験としてですが、法人の車もシェアができるようになり、事業に対する大きな考え方が変わるきっかけになりました。

コロナ状況下で稼働しなくなった車を持つ企業や業界の救済処置として、Anycaを使って頂けるようになったんです。例えば、ハイヤー業者さんがインバウンドを見込んで増車したものの、そのインバウンド需要が一切なくなってしまいました。そのクルマをAnycaでシェアに出すことで、クルマを眠らせたままにする事なく、有効活用されるといった事例が出てきています。

土日に使っていない社有車を個人へシェアして維持費を軽減するだけでなく、逆に企業側は維持費が厳しいのであれば所有する事をやめて、利用する側になることもできます。

その法人の状況に合わせた最適なクルマの持ち方や使い方ができるようになったのではないかと思っています。

ーー景気に左右されず伸びていく、と考えていいのでしょうか?

そもそも自家用車の稼働率は実はたったの3〜5%といわれていて、基本的には眠っているという状態なんですよね。

使われていない資源の無駄を解消し、有効活用するという、いわゆる“シェアリングエコノミー”的な構造なので、景気の変動に関わらず今後伸びていく事業だと思っています。

シェアリングエコノミーの経済規模は現在、過去最高を更新し続けていて、2018年度の調査では2030年までの12年間で6倍まで拡大すると言われています。「移動」におけるシェアリングエコノミーだけに絞ってみても、2018年は2000億円に満たないのですが2030年には1兆2718億円に至る見通しと言われています。*1

まさにこれから拡大する市場に、先陣を切って参入したのが私たちDeNA SOMPO Mobilityなんです。

*1 参考 https://sharing-economy.jp/ja/wp-content/uploads/sites/2/2019/04/a72ba3cb20f4f08b87cea4920c17b867.pdf

ーー今後の事業展開は?

このままただ単にユーザーを増やしていくのではなく、まだまだ新しいサービスや新機能を追加するなど攻めの事業戦略を打ちたいと思っています。

直近の新たな施策としては「定額支援プログラム」「スマートデバイス」があります。

定額支援プログラムとは、Anycaでシェアすることを前提に車を購入したオーナーに、シェアの回数に関わらず毎月一定額の支援を行うというものです。

5年間の蓄積されたデータを活用し、場所と車種の組み合わせから売り上げ予測が可能になったAnycaだからこそ実現できた新しいサービスです。

もうひとつは、スマートデバイス。車に後付けのデバイスをつければ、鍵がなくてもAnycaのアプリで車が開、こちらも個人間カーシェア市場ではまだ他社では行っていないサービスです。

今は実証実験を行っている段階で、これが完成すれば、個人が受け渡しの予定を合わせなくてもシェアできるようになり、より市場が加速していくと考えています。

Anycaの成長の鍵は開発チームが握っている。何もかもが新しいチャレンジ

ーー事業成長を進める上で、開発チームに今後求められること、期待することは?

Anycaの開発組織が事業成長の大きな鍵になっているという認識は、間違いないものです。

そこで私から開発メンバーにはいつも「自分ゴト化」「技術力とシステムの理解」「チャレンジ」の3つを意識するようにお願いしています。

「自分ゴト化」では「Anycaが普及すれば、あなたにとって何が嬉しいですか?」というのを言語化してもらうんです。自分にとっても嬉しいことであり、必要性を感じるかどうかは開発において強いやりがいに繋がると確信しているからです。

「技術力とシステムの理解」を大切にしている理由は、自分たちの可能性を技術力がないことで狭めてしまうことがないようにしたいと強く思っているからです。例えばスマートデバイスも、正しいシステム理解を持っていないと実現ができなかった。新しいチャレンジをするためには、技術力とシステムの理解が絶対に必要です。

Anycaそのものが日本ではまったく前例がない、新しいチャレンジです。その中で開発するものすべてチャレンジの連続といっても過言ではないと思っています。新しいことに挑戦したい方にとっては最高の環境になりますね。

ーー馬場さんご自身もエンジニア出身ですが、技術者としてAnycaにジョインする面白さとは?

既存のサービスではなく本当に新しいものをつくっているというのは、技術者としても面白い部分ですし、同じような環境は中々ありません。システム設計から自分で新しくつくることができるので、非常に楽しいフェーズだと思います。

また、2021年に向けて開発者の数も倍以上に増やしていこうと計画に向けて採用を始めたところです。まだまだ組織の在り方や文化もこれから作っていくことができるので、これまでの経験を生かして組織全体をリードしたいという方にとっても面白いと思います。

日本のカーライフの未来をつくっていく。圧倒的なスケールの大きさと使命感

ーー最後に、Anycaの開発エンジニアとして働くことを考えている方にメッセージをお願いします。

私たちは「日本のカーライフの未来は、Anycaにかかっている」そう思っています。

5年前はただ夢物語を語っている、そんな風に思われることも多かったのですが、今はサービスが大きくなり世の中のAnyca対する期待値も変わってきたと感じています。

2019年には50億の資本金で新たな会社を設立し、新しい保険の開発も進み、この世界の実現性が高まっているんです。

逆に言えば「Anycaがもし失敗したら、日本から車のシェアリングはなくなるんじゃないか」と私たちはそこまでの使命感を持っているんです。Anycaがつくったルールが日本のカーシェアのルールになっていく。高い公共性を保ちながら大きなことをしたい人や車の爆発力で大きなことがしたい人にとっては1番のステージだと思っています。

日本のカーライフの未来を一緒につくれる人にきてもらいたい。そして、ぜひ一緒につくっていきましょう!

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