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僕らのスタイル

フィグニー株式会社の代表をしています、里見です。

経営者として、会社のあるべき姿については常に考えているのですが、いざ文章としてまとめるとなると、様々な相反する想いが湧き、難しいですね。この心境を率直に書いていくことで、皆さんにフィグニーの在り方、また在ろうとする姿勢が伝われば幸いです。

【特に読んでほしい人たち】

   フィグニーに応募するかもしれないエンジニア、デザイナーの方たち

   既にフィグニーで働いているスタッフたち

【ビジョン】

フィグニーは2017年11月に「もうひとりの自分を生きるバーチャルエンターテイメントを提供する」というビジョンの元に発足しました。

オンラインゲームやSNSなど、バーチャルなコンテンツを通じて、本物の人間とコミュニケーションを取り、思い出、体験を共有する。

そこでは触覚、嗅覚による刺激はリアルと違ってありませんが、視覚、聴覚、それから想像力によって、「リアルと同等以上の」体験が可能です。

リアルで対面してしまうと萎縮してしまうような性格の方や、普段だったら知り合うことが不可能な、他県、また地球の反対側の人とも体験を共有できます。

奇しくもコロナによってこれら流れは加速しました。今では世界中で、バーチャル上でのコミュニケーションは普通になっていると思います。

僕らは、「バーチャル」を媒体として、その先にいるユーザーたちと体験の共有、コミュニケーションができるアプリ、ゲーム、ツールを開発、提供していくことを信条としている会社です。

【幸せはビジョンを全うすることではなく、日々の仕事の中にある】

一方で、ビジョンはビジョンで、ただの経営者の信条に過ぎないと考えています。一時的にビジョンに共感して参加するスタッフはいても、日々の環境が自分と合っていなければ続きませんし、幸せもありません。ビジョンはあくまで、「合わない人をフィルタリングするための看板」だと考えています。

僕は設立したもう1つの大きな理由として「一緒に働くスタッフの継続的な満足度を、どの会社よりも高い水準で維持したい」と考えていました。

というのも僕はエンジニアとして、フィグニー設立までに10社以上転職を繰り返しているのですが、なぜかと言うと、どの現場でも「エンジニアとしての満足、充実」といったことが続いたことが無かったからです。

今考えるとどの現場も、「技術者、クリエイターたちの幸せを真に考えた経営」ができていなかったからだと思っています。

技術者として大小10社以上を経験した僕だからこそ、彼らが何に満足し、何にストレスを感じ、何に夢中になるのか体でわかっています。

・「最先端技術を使っている」と謳いながらも時代にそぐわないアーキテクチャで花形アプリの運営がなされており、リファクタリングプロジェクトが発足する気配がない

・「新規プロジェクト」と言いながらも、結局既存プロジェクトのコピーとテスト業務のみで、ゼロからコードを書く楽しさは味わえない。

これにより熱量の高い技術者たちが流出してしまう事態は現実によくあります。

ケースによっては仕方ないこともありますが、しかしこれを極力避け、技術者が高いモチベーションで残り続ける現場を実現できれば、自然とそこには知識と技術が蓄積し、それが一人、二人、三人と増えることで、技術力が高密度で凝縮された組織が生まれるのではないか。

そうしたら、他の開発会社と比べても圧倒的なポテンシャルで勝負できるのではないか。これは僕ならできる。

設立当初、金も人脈も無かった僕の唯一の生存戦略です。

前置きが長くなりましたが、そんなわけで、フィグニーは日々のプロジェクトにおいてエンジニアの裁量権が高く、チームは少数で、またそのスタッフごとに興味やキャリアを鑑みて、そのスタッフの価値が最も高まると思われるプロジェクトに配属させています。


【最後に】

長くなってしまいましたが、フィグニーはビジョンは見据えつつも、日々の技術者たちの満足度を高く維持する仕事の仕方を心がけており、地味ですがデベロッパーとして強靭な体力を日々蓄えています。

「ものづくり」自体が好きならば、僕らと会って見る価値はあります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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