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【システムエンジニア】出向先企業で、その一員として働くこと|Axisヒトモノガタリvol.33

広報桑原がAxisの仲間を紹介する「Axisヒトモノガタリ」
今回は東京や大阪で、お客様である他社企業に出向勤務している
システム開発部のメンバーが登場。
これまでとは一味も、二味も違う働き方、文化の異なる2社で
同時に働くという想像だけでは、わかり得ない話を聞くことができた。
最初に登場するメンバーは大阪で外資系企業に出向するシステムエンジニア。
この働き方を続けてきたからこそ見えるもの、感じるものがありました。
前半では、新卒入社から配属までの話を聞いています。

岸本 広 システムエンジニア
システムエンジニアとして外資系企業に出向。バックオフィスシステムの保守・運用をメインで担当。出向先企業における社内の業務改善にも従事している。

出向先企業で働くからこそ、その一員である意識を大切にしたい
岸本が、Axisの大阪オフィスに出社するのは月に1回。普段はお客様の会社へ出向勤務をしている。新型コロナウィルス感染症対策で、現在月1回の出社日も出社を控えており、この日は久しぶりの出社だった。他のメンバーも「久しぶりに会いました」と笑顔で話していたが、それ自体、私には少しイメージがしづらい。
さて、そんな岸本は、入社以来、ずっと出向勤務を続けている。その中で大切にしているのは、「出向先企業の一人という意識を持つこと」だ。出向先の企業で働く社員の皆さんの仕事がよりスムーズになること、業務改善を考えて日々取り組んでいる。
保守・運用を担当する岸本の元には、様々なリクエストが届く。その1つ1つに対応をすることで「業務がしやすくなりました」といった声を聞くと嬉しく感じるという。また、企業の枠を超えて各部門の担当者と一緒に課題解決のために考えたシステムを、現場の方々に評価いただけた時には、全員でその喜びを一緒に分かち合う瞬間があり、その一体感にやりがいを感じるそうだ。

日本企業と外資系企業の違いを感じる日々
現在、外資系企業に出向する岸本だが、日本企業でも出向勤務を経験している。そこで、日本企業、外資系企業の違いを聞いてみた。例えば、 国内の金融系企業であれば、時間をかけても着実に業務を進める事が求められる。一方で、外資系の場合は、経営陣の交代や方針転換も多く、短いスパンで物事を進める傾向があり、スピード感が求められるそうだ。

今、最も苦労しているのは「英語」だ。グローバル社員が日本人社員より多く、必然的に英語でのやりとりは多い。部署には英語担当の日本人社員がいて、各部門のリクエストやその回答を通訳してくれるが、システムを理解している岸本としては「直接返事ができる英語力があれば・・・」と悔しさもある。言語の課題がなければ、お互いにストレスなく業務ができると感じる場面もあり、英語を勉強したいと話していた。

入社と同時に始まった出向先勤務は世界観が広がる瞬間だった
岸本は、高校卒業までを鳥取で過ごし、都会への憧れもあり、大学進学と同時に県外に進学した。元々パソコンが好きだったことや、将来的に伸びる分野と考え、工学系の学部で学んだ。就職活動が始まった時、岸本は鳥取で働くことと、都会で働くことで揺れていた。鳥取で参加した企業説明会で、立ち寄ったAxisのブースで当時の社長(現:相談役)と対面した。「そこに社長がいることにとても驚きました。」とその時を振り返った、1対1で社長自ら熱い想いで会社説明をしてもらえた事、それを直接聞いたことで、鳥取での就職が決まった。

岸本が就職した当時のAxisは八頭町に本社があり、田園風景の中で粛々と仕事をするものと思っていたが、4月初旬、岸本は大阪にある40階建てのビルの前に立っていた。「明日からここで働くよ」と聞いた瞬間、「こんな建物見たことない」と圧倒されたと同時に、自分自身の世界観が広がったことを今も鮮明に覚えている。その後、岸本は、様々な業種の企業に出向し、システム保守を担当してきた。金融系の企業では、毎日、金属探知機を通ってのサーバールーム入室、現場が工場の時は無塵服を着て働いた。IT企業といえば、オフィスカジュアルで、数台のPCを前に仕事をするそんな、イメージをいただきがちだが、これほど多種多様な環境で働く経験ができるとは岸本自身思っていなかったと懐かしそうに話していた。

入社間もなく出向先での勤務が決まった岸本。入社とともに「二足の草鞋」状態になった状況は想像し難いが、当時を振り返り、戸惑いや苦労はなかったのかを尋ねた。
「本当に何もできなくて(笑)ただ、先輩がいらっしゃったので、その点は安心でした」と。出向先で先輩社員に教わったのは、何よりも「お客様である出向先の一員として、お客様に貢献し、評価いただくこと」を意識することだった。最初の頃はピンとこなかったそうだが、今では意識せずとも、その姿勢が染み付いているという。
また、出向先企業でのステークスホルダーとなる人を意識して働くことの重要性も先輩から教わった。その方と、関係性を築き信頼を得ることでスムーズに仕事が進むようになることも日々の業務を通じて身につけてきた。その教えは今も脈々と次のメンバーに各所で息づいている。

後編では、入社以来「出向」を続ける岸本に、今後チャレンジしたいことや保守業務について話を聞きました。

ー話を聞いた人ー
岸本 広さん
システム事業部 2課
2008年 新卒入社
鳥取県出身
システムエンジニアとして外資系企業に出向。バックオフィスで使われるシステムの保守・運用をメインで担当。出向先企業のIT担当者と共に、社内の業務改善に務めている。

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