広報 桑原がアクシスで働く仲間を深堀するインタビューシリーズ。
今回、インタビューをしたのは、都内で勤務しながら、
鳥取で働くWEBのエンジニアチームを指揮するWEBディレクター。
小柄で可愛らしい印象もありながら、熱い想いと責任感で
メンバーを率いる細谷に話を聞きました。

WEBディレクター　細谷 恵里
WEBユニット ディレクターチームのリーダーとして、大手飲料メーカーのキャンペーンサイト制作のディレクションを担当。担当するお客様と同じ目線で、商品のブランドやキャンペーンで伝えたいメッセージを表現する役を担っている。

WEBディレクターの高いコミュニケーション力で超える距離
大手飲料メーカーのキャンペーンサイトのディレクションを担当する細谷は東京勤務、制作部隊は鳥取と遠隔で業務を進めている。さらに、昨年の新型コロナウィルス感染症の影響を受け、それまで都内で共に勤務していたディレクターチームのメンバーも鳥取勤務という状態になり、都内で勤務するWEBディレクターは細谷一人だ。物理的な距離ゆえの障壁は少なからずあるものの、業務のアウトソーシング化や、毎日朝と夕方に短時間のミーティングの機会を設け、顔の見えるコミュニケーションを心がけているという。この一年、急速に日本社会の「リモートワーク」が進んだが、円滑に業務を遂行するために、ディレクターとして培った高いコミュニケーション能力がここにも活きているのだろう。

数値が読めないからこそ、その変化を楽しみたい
飲料品は、その種類や製品の特長によってメーカーが「ターゲット」として設定するお客様像が異なる。しかも、メーカーが実施するキャンペーンは年間数百と種類も多い。そのようなキャンペーンサイトを手掛ける上でのやりがいを尋ねると「利用するユーザー数やターゲット層が幅広いことが難しいところでもあり、楽しく感じるところです。また、その時の世の中の環境・状況に左右され、数値が読めないところが面白いです」と笑顔で答えてくれた。キャンペーンそのものがいわゆる「バズる」現象を起こせば、ユーザー数は一気に増加する。そんな毎回の反応の変化を楽しんでいるようだ。
さらに、商品の発売日の公開が必須となるキャンペーンサイトは、キャンペーン開始に合わせて企業が準備する報道向けのプレスリリースや広告など全てが一気に公開されるという特徴がある。公開日はずらさない緊張感があるからこそ、チームで協力して取り組む達成感があり、それが次につながると話してくれた。

医療の現場から、IT業界へ　好奇心と行動力がカギ
そんな、細谷だがずっとWEB業界でキャリアを積んできたわけでない。大学卒業後は介護福祉士として医療、介護分野で働いていた。病院勤務の時に人工心肺装置など高度医療を支える医療機器を間近で目にする機会が多かった細谷は、自身の中で昔から抱いていた「機械への興味」が増すのを感じ、医療業界からの転身を考え、PC等の機器管理をメインとする企業に飛び込んだ。さらに「WEBディレクター」という聞き慣れない仕事に興味を抱いてIT業界にキャリアチェンジを果たしている。「興味がある」と動ける行動力が、年間100を超えるキャンペーンサイトも創り上げるタフさにつながっているのではないだろうか。

初めての後輩ができた変化の１年を終えて
とはいえ、未経験からのスタートということもあり、入社後はIT用語に苦戦していたという。「本当に知識が何もなくて、メールの内容も全く理解できずの日々でした」と戸惑いも多かった当時を振り返った。その細谷にとって、昨年は同じディレクターとして初めて後輩ができる変化の１年だった。戸惑いもあったそうだが、１年を通して最も忙しい繁忙期に配属になったこともあり、丁寧に教えることもできなかったと少しの後悔もにじませていた。そして、そのような状況でも前向きに頑張る後輩の姿に背中を押されたこともあるようだ。以前、行った細谷の後輩にインタビューを思い出し、彼女の細谷に対する尊敬の念や細谷に学んだことを真摯に語る姿が浮かび、話を聞きながら2人のシンクロする部分に心の震えを感じていた。

後編では、新型コロナウィルス感染症拡大、緊急事態宣言の中で急速に変化した勤務体制の中で細谷が経験したことに迫ります。

―話を聞いた人―
事業推進本部　事業推進部1部　WEBユニット　ディレクターチーム　WEBディレクター
細谷 恵里さん
2015年　中途入社
Webディレクターとして大手飲料メーカーのキャンペーンサイトを担当。東京のお客様と鳥取の制作メンバーとのコミュニケーション窓口として、お客様への企画・提案、スケジュールの制作進行から、Webコンテンツの運用・品質管理や効果・検証まで幅広く担当。

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