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「経営基盤を支えるチャンスがファミリーマートにあった」システム基盤構築部・土井洋典

ITを活用しない企業はないほど、現在ITは企業のあらゆる活動に活用されています。それに伴ってシステム関係の仕事も増えており、就職を考えたときに、たくさんの選択肢があります。

今回お話を伺った土井さんは、システム開発会社でシステムエンジニアとして働いたのち、次のステージとしてファミリーマートを選びました。数ある会社の中でもどうしてファミリーマートでのシステムの仕事を選んだのか、お話を伺いました。

経営基盤を支えるシステムをやりたい。その思いからファミリーマートへ


土井 洋典(どい ひろのり):システム本部 システム基盤構築部 システム基盤構築グループ。大学院で工学を専攻した後、システム開発会社へ入社。2012年、ファミリーマートに中途入社し現在に至る。よく食べるファミリーマートの商品は「ハムチーズエッグマフィン」。

――ファミリーマートに入社するまでの経緯を教えてください

前職は、インフラ関係や公共サービスに関わるシステム開発会社でシステムエンジニアを務めていました。自社システムではなく、基本的にクライアントから依頼を受けてシステム開発をする受託業者でした。

相応の充足感はありましたが、どうしてもクライアントに偏りが出てしまい、関わるシステムのジャンルにも限りがあります。仕事を続けるうちにどこか閉塞感を感じ始めて、なにか新しいことにチャレンジしたい気持ちがふつふつと湧いてきたんです。

システムの中でも、特に経営の基盤を支えるものに関わりたいと思っていました。いよいよ転職をしようとさまざまな業界のシステムについて調べていたとき、ファミリーマートの求人に目が止まりました。ファミリーマートのようなコンビニエンスストアは、大規模なシステムがあってはじめて成り立つ世界です。経営基盤を支えるチャンス、そして自分の可能性を広げるチャンスだと思って応募し、入社を決意しました。

最新のテクノロジーを学ぶためにラスベガスへ。裁量の発揮しやすい、挑戦を楽しめる環境がある


――現在はどんな業務を担当しているのですか?

システム基盤構築部は、基盤構築グループ、開発グループ、運用グループで構成されています。私が在籍するのは基盤構築グループで、そこはファミリーマートの各システムのインフラ面を管理するのが役割です。

私が関わっている大きなプロジェクトとしては、ファミリーマート各店舗にある受発注システムの開発があります。これは、各店舗の発注データを本部で処理し、卸業者へ発注するためのシステムです。全国に広がる約17,000店舗の発注データを滞りなく処理するためのシステム設計や要件定義、進行管理などをマネジメントしています。

開発のマネジメントをする上で、社内での打ち合わせも大切な仕事です。部署を越えた打ち合わせのときは、システムに詳しくない方もいるので、小さなホワイトボードを持参して図解やチャートを用いるなど工夫して、課題やプロジェクトの進め方などを共有しています。

委託先のシステム開発会社との打ち合わせもありますね。委託先には優れた技術者が揃っていますが、こちらの要望が伝わらなければ意味がありません。提案できるだけの知識や業界のトレンドを積極的に取り入れ、自社と委託先の橋渡しになるよう心がけています。

ーー印象に残っているプロジェクトがあれば教えてください

フリマアプリやフリマサイトの商品をコンビニから発送できるサービスのシステム開発は特に印象に残っています。私はそのプロジェクトリーダーをしていていました。実際に身近な人もその仕組みを活用していますし、お客様が望んでいたサービスをローンチできた時はすごくやりがいを感じました。

特に店舗に関わるシステムの開発はお客様に役立っていることを実感しやすいですね。改善したり新しくすることでより人々の生活を便利にしていると思うとうれしくなります。

――前職と比べて、働き方や働く環境に変化はありましたか?

前職よりも現在のほうが裁量はあると感じています。前職のシステム開発会社にはクライアントに意思決定権がありましたが、現在は自社で使うシステムになるので、当社意思決定権があります。方針決定や仕様設計などの上流工程に携わる中で、意見が取り入れられる機会も多いですし、仕事をしていて充実感がありますね。

また、システムの仕事では新技術やトレンドをキャッチアップし続けることが大切なのですが、システム本部には学習を支援してくれる環境があります。例えば、ラスベガスで最新の技術情報について話すITカンファレンスがあり、私はそれに参加したい旨を上司に伝えたことがあるのですが、参加を快諾して背中を押してくれました。弊社には、社員の挑戦したい気持ちに答えてくれる環境があると思います。

家族や知人も使っている。およそ17,000店舗の運営を支える責任とやりがい


――どんなところにやりがいを感じていますか?

およそ17,000店舗の運営を支えるシステムなので、規模の大きい開発になります。そういった大きなプロジェクトで、自分の提案が通ると自分が店舗の運営、ひいては事業基盤を作っていると強く実感しますね。そこに大きなやりがいを感じます。

それに、私の地元・兵庫県にもファミリーマートはありますが、私の関わったシステムを両親や知人が利用していると思うと、やはりうれしいものです。

システムは、365日24時間、安定稼働させなければいけません。受発注システムでいえば、システムにちょっとでも不備があると、各店舗に商品が届かなくなってしまう。お客様の生活に密接に関わるコンビニにとって、あってはならないことです。システム開発はとても責任の大きい仕事なのでもちろん大変な部分もありますが、自分の成長を後押ししているとも思います。

――今後の目標を教えてください。

当面の目標は、各システムのクラウド化です。現在はシステムを自社サーバーで管理しているのですが、それを外部のクラウドサービスに移行しようとしています。移行するシステムの数はおよそ150。数年がかりのプロジェクトになります。

クラウド上のサービスを活用することで、一からシステムを構築する必要もなくなります。また、コストカットだけでなく自由度も広がるでしょう。きっと、自社システムの概念が覆るはず。事業展開のアプローチが変わる可能性もあるのではないかと思っています。

一方で、自由度が高いからこそシステムの運用ルールやポリシーをしっかり吟味して地盤を固めなくてはなりません。自社だけでなく、システム開発を担う委託先とも足並みを揃える必要があります。

クラウド化もそうですが、システム構築の根底にはビジネス課題の解決があります。いかに技術と課題解決を結びつけられるかが重要です。いくら技術や知識を身につけても、課題解決の意識がともなわなければ意味がありません。

そのことを日々意識して、クラウド移行後もチャレンジできる下地をつくっていきたいですね。

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