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代表の辻が語る「患者満足度世界一の医療機関を創る」というミッションに辿り着くまでの経緯

こんにちは!女性の一生涯の健康をサポートするかかりつけオンライン薬局『YOJO』を開発・運営している​株式会社YOJO Technologiesの辻です。

YOJOを創業して4期目を迎えました。今回は「患者満足度世界一の医療機関を創る」というミッションを掲げるに至った経緯をお話しできればと思います。


(左:共同創業者でCTOの上野、右:辻)

辻裕介 プロフィール
順天堂大学医学部卒業。医師・産業医。学生時代に複数社でインターンとして事業開発を経験。その後MD-PhDプログラムに採択され、順天堂医院にて臨床と研究に従事。2018年12月当社設立。

20年間ブレなかった"人間の感情"に対する向き合い方

YOJOのミッション(患者満足度世界一の医療機関を創る)を紐解く上で、幼少期のいくつかの体験が自分の人生に大きく影響を与えてきたように思います。

まず人間をあえて類型によって分類するのであれば、自分はコミュニティ内では常にイジられキャラでした(今もかもしれない)。一方で真逆なリーダーとしての立ち居振る舞いをする機会も多く、自分自身のアイデンティティに矛盾を感じる日々でした。しかしながら、リーダーor/andいじられた経験があるからこそ、周りの人の感情の機微を察知する能力が後天的に磨かれて、経営者としても医療者としても最も普遍性の高いスキルを得ることが出来ました。

そんな中、"医療"を明確に意識し始めたのは祖母の死です。
当時小学生だったので起きた出来事をきちんとは理解していなかったと思いますが、周りの家族がとても悲しんでいるのを見て、胸がとても締め付けられるような感覚になったことを今でも鮮明に覚えています。


(亡くなる一週間前の祖母の写真)

その後、徐々に医学部進学を考え始めた時、アメーバブログで見知らぬ患者の闘病記を毎日のように読んでいたことも、自分のあるべき医療者像をクリアにしてくれました。患者の悲痛な叫びを文字で直接受け取るうち、「医師は医学知識は当然求められるものの、それ以上に患者やその家族に寄り添う姿勢が何より重要だ」という考えが自分にとっての「ヒポクラテスの誓い」となりました。

患者と医療者の間に大きな"距離"が存在する

だからこそ研修医として大学病院で勤務する中で、医療者が余りにも多忙なため患者の心身の悩みにきちんと寄り添うことができていないことに猛烈な違和感を抱きました。現状の医療では次のような問題があり、患者と医療者は点と点の関係性になってしまっています。

・医療者と患者の接点は医療機関のみ
・唯一の接点も、ほとんどの場合数分の診療のみ
・再診がない限りフォローアップの場は存在しない

ただ、医療者の寄り添い力が欠如しているというわけではなく、医療機関の構造的問題のため、インサイダーとしていくら問題意識を持ってアクションしたとしても何も解決することはできません。

学生の頃にいくつかのベンチャー企業でのインターンを経る中で、「医療×ITの領域で素晴らしいプロダクトを作って医療体験をより良くしたい」という思いも強くなってきたこともあり、患者満足度世界一の医療機関をゼロから創るべく当社を設立するに至りました。


(創業直前に上野と撮影_学生時代のVCインターンからの縁)

薬剤師×エンジニアによるCS体制を強みにして患者に徹底的に寄り添う

現在、私たちのサービスの主なお客様は「20-50代の不定愁訴で悩まれる女性」です。総合診療科で初診外来を担当していた際に、生理痛・PMS・更年期・不妊・うつなど様々な症状を抱えている女性の方を診察する機会が多くありましたが、自分の体調不良に対してGoogleなどで検索するなど、非常にアクティブに自らの健康と向き合っているのが特徴です。YOJOはそのような方に対して、「LINEでいつでもどこでも気軽に薬剤師に相談でき、医療相談や医薬品購入・服薬フォローなどを一気通貫で提供する」サービスをお届けしています。


従来の医療機関では、医療者は出社前提・生産性が低いのが現状です。YOJOでは医療提供するためのシステムを全て内製化することにより、遠隔対応可能な業務に関しては出来るだけリモート化を推進しています。
その結果、全国に数万人いると言われている優秀な潜在薬剤師(薬剤師免許を持っているが出産や育児などのために離職せざるをえなかった薬剤師)の雇用環境を創出しています。
また自動問診アルゴリズムや医療者の対応を効率化するシステムアシストを実装することにより生産性が従来の10倍以上となっており、医療者の専門性を活かせる対応や患者への寄り添いに注力できるようになっています。


(リモート薬剤師の皆さん、日々患者へWOW体験を届けてくれています)

なめらかで個別最適された医療体験へ

YOJOはオンライン薬局として事業を開始していますが、最高の医療体験を提供するためには予防~医療で関わるステークホルダーを一気通貫で束ねる必要があると考えています。自宅検査キットや健康診断からクリニック・大学病院など、それぞれの医療体験が分断されている現状を打破するために、全てを垂直統合した上でカスタマージャーニー上の全ての健康情報を常時取得して一元管理することで、下記を実現していきます。

・個々人に応じたオーダーメイドな医療を提供する
・医療資源の最適配分を行う
・医療者の生産性向上を図り働き方改革を主導する


ミッションに共感してくれるメンバーを絶賛募集中

日本に数多ある医療機関の中でも、YOJOはエンジニア・デザイナー・マーケターと医療者が密にコミュニケーションを取りながらプロダクト開発に従事できる稀有な環境だと思います。

昨年、処方せんのオンライン服薬指導を開始し、従前の医薬品EC以外にサービスラインナップも増えました。また、未公開案件が複数ありますので、広範囲にシームレスで感動的な医療体験を創出したい意欲のある方を絶賛募集中です!
少しでもこの記事を読んで共感いただいた方は、私のTwitterでもwantedlyの募集でもOKなので、ぜひ気軽にご連絡ください!

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