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【救急医療のDX化】救急医療情報サービス「Smart119」が山梨県主催『TRY! YAMANASHI!実証実験サポート事業』のライフサイエンス部門に認定

千葉大学発医療スタートアップ企業である株式会社Smart119(本社:千葉県千葉市、代表取締役社長/CEO:中田孝明)は、救急医療サービス「Smart119」(特許第6875734号)が、『TRY! YAMANASHI! 実証実験サポート事業』(山梨県主催)のライフサイエンス部門に認定されたことを発表します。本事業で実施される実証実験では、山梨県内の救急搬入の効率化(時間短縮、救命率向上)を目的に最適化したシステムを開発・運用します。実証実験から得られたデータを分析し、山梨県に最適化したSmart119を開発していきます。

山梨県は、近い将来のリニア中央新幹線開業時に新駅が設置され、東京都心から25分、名古屋から45分とアクセス性向上が見込まれ、最先端技術の集積地を目指しています。その一環として「テストベッド(*)を突破口に最先端技術で未来を創るオープンプラットフォーム山梨」を策定し、『TRY! YAMANASHI!実証実験サポート事業』を創設しました。

この実証実験サポート事業では、同県全域を対象に、最先端技術(医療、エネルギー、モビリティ、農業など)の実証実験を行い、社会実装を目指します。

今回、この事業に認定された救急医療情報サービス「Smart119」は、急性期医療に不可欠である「適切な病院の選択」「早急な搬入」「搬入後の迅速で正確な対処治療」を支援するシステムとして、救急・医療現場から開発され、現在千葉市において運用されています。

救急医療は、医療資源(医療機関、人員など)や地域特性に大きく左右されます。医療機関数が多いものの、救急出動要請の多い都市部では、救急隊の業務過多が慢性的であり、地方では夜間時に受入医療機関が限られるなどの課題があります。

今回の山梨県における実証実験によって、救急搬入困難の解消と、搬入時間改善のために、地域に寄り添ったシステム開発、運用面の検証を実施します。

実証実験から得られたデータ、人口構成や気候、消防署、保有救急車台数、医療施設数などの地域特性を分析し、山梨県に最適化したSmart119を開発していきます。成果指標としては、時間計測、医療機関へのアンケート調査を実施します。

Smart119は、この実証実験の成果を全国の自治体への事業展開に活かし、生活者にとって安心と信頼ある医療に貢献していきます。

*:実際の運用環境に近い状態で、先端技術の実証実験を行う「場」を意味します。

◆実証実験の実施・支援期間

令和3年9月下旬から、令和4年2月末日まで

◆Smart119の実証実験内容

・各消防本部指令センター、救急隊へタブレット端末を配置し、救急事案で患者情報の入力を行い、その情報を病院への患者受入要請に使用する

・病院はPC画面で救急隊から送られてきた患者情報を確認し、受入可否の判断、返答を行い、受け入れる場合は患者受入準備を整える

・山梨県内消防本部の指令課・警防課・救急課、山梨県内のメディカルコントロール協議会、2次・3次救急指定病院救急科の協力を得て実施する

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