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【インターン生コラム】第1弾~他者に寄り添う~

初めまして、4月からインターン生として活動している芝本尚暉と申します。コラムということで今回は私の最近の取り組みや考えていることについてお話させていただきたいと思います。

-------今どんなことに取り組んでいるのか

私は、兵庫県にある関西学院大学の経済学部で現在3年生です。昨年秋から研究室(ゼミ)に入っており、それが今も継続して力を入れていることで、生活の大部分を占めています。そんな私の研究活動について少し知っていただきたいと思います。
私が所属する研究室の専門は「開発経済学」です。経済学と聞くと、ミクロ、マクロがよく言われる分野であり、そこに計量経済学を含めたものが一般的に理論の分野と呼ばれます。そこで学んだ理論を使って実際に調査に赴きデータを取ったり、取ったデータを分析するものが実証の分野。開発経済学は理論の分野に当たります。具体的には何をするのか一言で表すと、発展途上国の貧困問題を考えます。しかし、この一言を考えるのが一筋縄のものではなく(勿論どの研究分野においてもだと思いますが)、そこには児童労働、それによる教育格差、ジェンダー格差、衛生面、健康状況等々、多次元的に考える必要があります。

私がなぜ開発経済学に興味を持ったのかというところですが、私は元々行動経済学に興味を持っていました。近年までの伝統的経済学では、合理的且つ利己的な人間(合理的経済人)として人々の消費活動は捉えられてきました。しかし、人は合理的ではなく感情や欲望を優先した行動もとります。また、ボランティアを行ったり、募金をしたり必ずしも利己的ではなく、利他的な面も持ち合わせています。もちろん、人々の選好(好きなもの、欲しいもの)も気分によって変わります。そういった面に心理学的要素や脳神経分野の考えも取り入れながら研究されている行動経済学に興味を持ちました。そして、開発経済学も行動経済学も同じく“人間”を考える学問であり、今を生きている人々の行動を考えることに重きを置いているという面では共通しています。研究者は様々な理論に基づいて良い方向へと動くように考えます。もちろん知識量がないといけませんが、それだけではなく、どれだけ生の声に気づくことができるのかと言うことも重要だと思っています。それは、途上国に限った話ではなく、日本の諸問題についても同じように思います。私が所属する研究室では、開発経済学を学び海外に目を向けると同時に国内への活動も行っています。成長を遂げ、先進国と呼ばれる日本にも未だ数多くの課題があり、ホームレス、農業、地域創生、防災、福祉、介護など多岐にわたります。実際、現地に行って話を聞く中で感じたこと、それは行政や知識人が提示するモデルと現地に生きる人の意見の乖離でした。学生ならではの少しアカデミックでありながらも中立的な立場から考えることを追い求めています。

そして何事も原点にあるのは、他者との違いを認め理解しようとすることだと思っています。活動の中で人はそれぞれ違う、ではどのように他者に正しい配慮を持って接することができるのか、を考えています。授業でも教科書を読むような勉強ばかりではなく、人類学であったり様々な分野の本を読み、互いの感想を議論したりします。それは新たな発見の連続で私にとってとても新鮮で楽しい時間です。完全に相手のことを理解することなどできないのかもしれない。だからといって、理解しようとすることを諦めた人間に未来はないと思います。

-------インターンシップ活動との関わり

私が今取り組んでいることとユビニティ―のインターンシップ活動に強くつながりを感じています。SDGsは最近になって街中での広告も増えてきたり、何かにつけて関連付けられることが多くなってきたことにより、認知度が高くなりましたが、何かしていることはありますかと問われると少し困ってしまいます。それは、私自身においても同じです。初めて本事業の仕組みを教えていただいたときに私の語彙力の至らない点も相まって整った正多面体を見たような高揚感を抱きました。この素晴らしいシステムを世の中にもっと知ってほしいと思いました。そして今は自分が発信していく立場です。売り手、買い手、世間を考えた近江商人の三方良しから数百年。今と言う時間軸のだけでなく、未来も環境も考える。この全てを諦めない姿勢こそ自分の目指す姿でもありますし、力になれるよう努めていきます。

-------これからどうなっていきたいか

何故」を考える

最近、将来どういう人間になりたいのかと問われることが多くなってきました。それを受けて、私はどうなりたいのかを考えることが多くなりました。また、「何故」を考えることも多くなりました。まず、何のために今自分はこの活動に取り組んでいるのか。もっと具体的に言えば、何故この教科の勉強をするのか、スポーツにおいても私はマラソンが好きでよく走るのですが、何故走るのか。初めて考え始めたときはどれもまともな答えは出ませんでした。きっとそれもひとつの答えなのだと思います。自分が生きていく上で行動する意味を道中で見つけていく、そういう生き方も勿論あります。しかし、その答えをはっきりと自分の口から自信を持って言えるようになったとき、それは自分自身にとってもぶれない芯となるでしょうし、取り組み自体も更に上のレベルで考えられるようになると思っています。

目指す人間像

私の目指す人間像は「気付くことのできる」人間です。それは、他者を理解すると言うところから大きく影響を受けています。誰かと話す中で自分のことでも分かっていなかったこと、誰かから言われて初めて気付いたこともたくさんあります。

仕事においても、既にモノで溢れる世の中で表面的な需要は満たされつつあります。その中で相手も気付いていなかった相手の潜在的な需要に気付いてあげるという表現ではとても上からのようではありますが、シンプルに他者に寄り添える大人になりたいと思います。

人は自分のことでさえ100%理解することなどできないのかもしれません。ましてや他者のことなんて言わずもがな。理想を語る本に今まで何冊も触れてきました。その中でそれが実現できたら勿論素晴らしいことだと思うが、それは理想論であり、綺麗事なのではないか?そんな感想を持つことも何度かありました。しかし、最近気付いたことはそれを理想論だと思っている以上は、自分にその先はないなと。では、それを可能にするためにどうしていくのか。自分に何ができるのか。そう考えられる段階へと。

まだまだ成長過程です。まだ社会に出たわけでもなく、これからも新たな知見に出会い続けると思います。その中で、今の自分にできること、自分にしかできないこと、そして他者に寄り添うことを常に考えられる人間で在りたいと思います。
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