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「RAGE Shadowverse 2021 Summer」 GRAND FINALSが凄かった話

※この記事は2021年6月14日にnoteにアップロードした記事を再編集したものです。
https://note.com/nagoyaoja758/n/n580a96014a56

 名古屋OJA ベビースターの隼人です。2021年6月13日に27歳になりました。27歳というと、イチロー選手がメジャーリーグに挑戦した歳ではないでしょうか。28歳の誕生日までは、何かに挑戦するたびに擦ろうと思います。

 さて、その私の誕生日に、「RAGE Shadowverse 2021 Summer」GRAND FINALSが開催されました。RAGEはいつだって凄い体験を提供してくれているのですが、今回は特に凄いと思ったので、紹介させてください。

 今回のGRANND FINALから、凄い機能が追加されています。出場者二人の対戦中、視聴者が今有利だと思う方のプレイヤーに投票し、その結果を画面に表示するという機能です。機能について紹介しているシーンのURLを埋め込んでいます。

 この機能は、今まで散々議論されてきた、カードゲーム視聴者増えない問題を解決してくれるかもしれません。カードゲームは、ルールを理解した上でカードの効果まで理解していないと観戦が楽しみにくいという弱点があると感じていました。しかし、この機能があれば、カードの効果は理解していなくても、なんとなく視聴していられるのではないでしょうか。

 試しに、20分間時間のある時に、以下のURLで指定している3:10:10-3:30:32の試合をご覧いただけないでしょうか。画面左側、プレイヤーの顔のワイプよりは少し右に出ているパーセンテージが、視聴者からの投票結果です。序盤、アカシキフ選手が優勢かと思われ、90%の視聴者がアカシキフ選手の方に投票していました。しかし、kendama選手の巧みなプレイによって徐々にkendama選手優勢に傾いていき、投票結果もそれにリンクしています。もしも、Shadowverseを普段あまりプレイしない、視聴もしないという方で、実際にこの試合を観てみた方がいらっしゃったら、是非コメントをください。どのような感想をお持ちになるのか、大変興味があります。

 この機能を見て凄いと思ったのは、視聴者の投票によって成立させていること、また、その結果が確かに実際の形勢にリンクしていることです。今までにも、将棋界がAIによる形勢判断が成功しているのだから、カードゲームでもそうすれば良いじゃないかという意見はありました。しかし、今のところそれに適したAIは誕生していないようで、実施されたという話は聞きません。私はそこで諦めてしまっていたのですが、AIがないならば視聴者の方に投票してもらえば良いという発想には目から鱗でした。今回、この投票の場所がOPENRECだったことも良い結果につながったのではないかと思います。OPENRECは普段からShadowverseの配信を視聴しているユーザーが集まっているので、目の肥えた視聴者の集団が精度の高い形勢判断をしてくれていたのではないでしょうか。私も視聴者の一人としてポチポチと投票していましたが、投票結果が画面に反映されるのは投票する側としても楽しく、視聴体験の新天地に辿り着いた気分でした。今後は、カードゲームに精通した視聴者は形勢判断を投票しながら楽しみ、ライトな層がその形勢判断を観ながらカジュアルに観戦するというような形の配信が一般的になっていくのかもしれません。

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