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留学経験のあるデザイナーが語るココネの魅力

※この記事は2021年3月30日に「cocone Designer」noteに掲載された記事を再録したものです。
※一部誤字脱字、表現などを修正しています。
※数字等記載内容は元の記事の掲載時のデータであり、イベント等については終了している場合があります。

2021年3月現在ココネには200名近くのデザイナーがいます。その中でも留学経験のある人や海外出身のデザイナーも近年増えてきました。今回は大学卒業後フランスへ留学し、ココネへ新卒入社したNさんに、留学中の体験談やココネに入社した決め手についてお伺いしたいと思います。

ーーまずは簡単に自己紹介をお願いします!
『ポケコロ』商品企画チームの販売促進パートでお知らせ制作を担当しているNと申します。昨年ココネにデザイナーとして新卒入社しました。宜しくお願いします!

ーーNさんは大学卒業後にフランスへ留学されていましたが、きっかけをお伺いしてもよろしいですか?
きっかけは安野モヨコ先生の漫画です。私は元々絵を描くことが好きで、安野先生の描く世界観や、力強く魅力に溢れた女性像に凄く惹かれていました。作品の中でフランスが舞台の漫画やフランス語のセリフが出てくるシーンが自分の中で強く印象に残っていて「いつかフランスに行ってみたい!」という思いは大学入学前から感じていました。大学入学後は更にフランスの芸術文化に対する興味が強くなって、卒業後はフランスの美大に留学しようと決めていました。

ーーNさんは大学で日本画を学ばれていたとお伺いしたのですが、フランスへ行かれた際にそれまでの学び方の違いはありましたか?
ありました。日本の美術は『目に見える美しさ』を評価することが多く、技術や技法に目を向けがちですが、フランスでは『考え方や感じ方』を重視することが多いです。例えば、4本の角材を渡されてそれらを自由に組み合わせて作品を制作するという課題がありました。技術よりも自分の頭の中にあるアイデアをきちんと言葉にして、自分の哲学や社会との繋がりを作品に落とし込む力が求められました。日本の美大に通っていたころは、デッサンや画材の使い方など、技術が中心だったのですが、留学中はいかに他者に自分の表現したいものをどの様な形で伝えるのかを考える期間になりました。
ただ、普段からあまり哲学などに触れる機会も少なく、感情や感覚重視で制作をするタイプだった事と自分の思う美しい物を描いてきた私にとって、フランスで先生に「これまでの日本で学んだスキルのことは忘れなさい。」と言われてしまったのは、ちょっとショックでした 笑。でもそのおかげで、今まで触れることのなかった分野の芸術に挑戦する事ができ、失敗と成功を繰り返す中で自分では気づく事のなかった長所や短所を知る事ができました。

Nさんの4本の角材を額に見立てた編み物の作品
「日々を編む」という日本の言葉から、フランス留学中の時間の経過と自身の感情を色で染めた糸で表現しました。

ーーNさんがフランスで得た体験はココネの”感性をカタチに。感性を身近に。”という召命に通ずるものがありますね。帰国後の就活のお話も伺ってよろしいですか?
私は周りが就活をしている期間に6月から始まる留学の準備をし、帰国は次の年の7月でした。そのため、留学中からいくつか企業のリサーチをしたり、ポートフォリオに載せる作品をピックアップしていました。絵を描く仕事をしたいということを前提に、人を喜ばせることが好きだったので、お客様との関係を大切にしている企業がないかを探していました。
ココネとの出会いはサービスからでした。私は「女性の美しさを」テーマに作品を制作していて、ココネのサービスはクオリティが高く女性に精通している印象だったので、これまでの私の作風とマッチしているかもしれないと思いエントリーしました。


Nさんの日本画の作品
サルスベリの木のなめらかさと色味、曲線に女性と同じ魅力を強く感じて制作された作品。


ーーエントリー後のココネの印象を伺ってもよろしいですか?

ポートフォリオを提出後、課題が出されたのですが、それが主にIllustratorで制作するもので、普段使わないツールを使用することにとても戸惑いました。また、私の場合卒業後の就活だったので、周りに相談できる人も少なく、面接の時は少し緊張していました。
ココネでの面接の出来事は今でも覚えています。担当の方は私のスキルだけではなく、これまでの作品や活動に対する思いにしっかり耳を傾けて、話を進めてくれました。
アイテムデザイナーとして応募していたのですが、担当の方に「課題はまだスキル的には足りないけど、フォーマットや説明がとても素敵ですね。UIデザイナーには興味がないですか?」と言われました。当時はUIデザイナーがどんな仕事なのかよく理解していなかったのですが、私とココネの相性を考えて提案してくれたのが嬉しかったです。また、新しいことに挑戦していく中で新たな方法で他者を喜ばせる力が身につくかもしれないと思い、ココネにUIデザイナーとして入社しました。
留学前の私だったら「絵を描く事」に執着してこの選択はできなかったと思います。フランス留学を経験したお陰で、自分の思っている以上に色々な場面に可能性が広がっている事、挑戦してみる事の楽しさ、大切さを学ぶことができたのだと思っています。


ーーココネの面接でNさんの良さを見つけることができたのですね。入社後のお話もお伺いしても宜しいですか?

入社してからは、よりココネの暖かさを肌で感じるようになりました。私がいる販売促進パートでは、社内の様々な方とコミュニケーションを取ることが多いのですが、職種や経歴といった壁を感じないほど、困った時はすぐに相談できる先輩方が沢山いらっしゃいます。特にココネは言葉を大切にしていて、社員の言葉遣い、言葉選びが丁寧なところが大好きです。
また、健康に関する問題も社内の福利厚生で解決できるので、自分の仕事に専念できます。最近はインターン生の教育なども行い、上の人を支える立場になっています。入社一年目にしてココネに信頼されている気がしてとても嬉しいです。
今後も常に学ぶ姿勢を忘れず、他のチームやプロジェクトの方とコミュニケーションを取り、自分が留学で得た体験を生かして様々な業務に挑戦したいです。少しでもココネの役に立ちながら、より一層お客様に喜んでいただけるサービスを作ることが今の目標です!

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