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40歳にして人生初の就職をしたCDOが語る今後の課題とは。ーココネの履歴書第10回ー

ポケコロ、猫のニャッホ、センシルなど女性を中心に人気を集めているココネのサービス。その力は社員の約半数を超えるデザイナーの力が大きく関わっています。今回は、長年フリーランスのデザイナーとして著名タイトルに携わり、現在はココネのデザイン統括(CDO)を努めている土屋さんにデザインの視点からココネの特徴についてお話を伺いました。

‐‐土屋さんご紹介‐‐

ココネ株式会社 CDO(Chief Deisign Officer)土屋淳広

桑沢デザイン事務所卒業、フリーランスになる。『踊り子クリノッペ』、『住み着き妖精セトルリン』等のキャラクターコンテンツの企画・デザインなどを行い、2015年からポケコロの「つりの星」のアートアドバイザーとして業務委託を行ない、2017年にココネに入社する。

【代表作】

リヴリーアイランド(企画・原作・デザイン)

踊り子クリノッペ(原作・デザイン)

住み着き妖精セトルリン(企画・原作・デザイン)

キングダムハーツ モバイル(キャラクターデザイン)

ファイナルファンタジー ブリゲイド(キャラクター、ロゴデザイン)

シアトリズム ファイナルファンタジー(キャラクター、ロゴデザイン)

たまこちゃんとコックボー(キャラクターデザイン)

記者「これまで数多くの作品のデザインを手がけてきた土屋さん。今回は土屋さんのご紹介これまでの経験を通してココネのデザインの課題を伺いたいと思います。土屋さんよろしくお願い致します。」

土屋さん「よろしくお願いします。」

記者「まず、土屋さんとデザインを結びつけた出来事などを伺ってもよろしいでしょうか?」

土屋さん「私が幼稚園生の頃、園内で足を擦りむいたことがありました。痛くてたまらない私の姿を見て、当時の先生が塗り薬を使って怪我をしたところに花まるを描いてくれました。すると不思議と痛みが和らぎ、私は怪我をしたことのマイナスのイメージよりも、まるで勲章をもらえたようなわくわくした気持ちとなり、一生の良い思い出ともなりました。今考えてみると、この出来事が私のデザイナーとしての【原点】になったように思います。その後は、絵を描くことに夢中になり、描いてあげた似顔絵をクラスの女の子が大切にしてくれていたことも印象深い想い出となっています。デザインの道に決めた理由は、自己満足や自己表現のためのものづくりよりも、自分以外の誰かのためのものづくり、人を楽しませ商業としても成立するものづくりに魅力を感じたということです。知人の画家さんからのアドバイスもあり、進学先も美術系のところに行くと決めました。」

記者「なるほど、幼稚園からの体験がその後のものづくりのきっかけに繋がっていったのですね。土屋さんはココネに入社する前は、フリーランスだったとお伺いしたのですが、フリーランスを目指すきっかけなどはありますか?」

土屋さん「特別に意識してフリーランスを目指したことはありません。気がついていたら仕事になっていたということが近いです(笑) 専門学校に入学後、授業の内容がプロになるための実践的な内容のものの少なさに危機感を感じ、学外のイベントの活動や仕事を行なっていました。そのことが次第に縁を結んでいき、気づけば専門学校卒業後はそのままフリーランスとして働くようになっていました。」

記者「確かに、学内のみのコミュニティですと他者から評価される機会が少ないため、成長するのは難しいかもしれませんね。その後、ココネとはどういった経緯で入社することになったのですか?」

土屋さん「私がココネとの繋がりができたのは、以前携わっていたプロジェクトで出来たご縁がきっかけとなっています。ココネという会社がデザインのアドバイスをしてくれる人を探しているらしいという話を聞き、知り合いづてに連絡してもらい社内見学をしにいきました。」


記者「その時の印象とかはありますか?」

土屋さん「こんなにも(社員の約半数)もデザイナーを抱えている企業があったのかという驚きがあったのを覚えています。これまで私が見聞きしたまわりの企業では、デザイナー職の地位が低く、言われたものをそのまま作っておけばいいだとか、個人としての積極性を発揮しにくい環境が多かったように思います。私自身もフリーランス時代は、サービスにとって作家性は重要ではないと考えていました。しかし、ココネは、リスクを会社が担うことでデザイナーが持つ視点を生かしながら日々葛藤し、商業として成立させていました。また、社員の仕事に取り組む姿勢を見て、ココネの作家性と商業性を大切にする思いがモノづくりということに真摯に向きあうという会社の文化を生み出しているのだと知りました。」

記者「具体的にはどのような場面で、そのように感じましたか?」

土屋さん「例えば、ポケコロの商品企画(アイテムデザイナーたちのことをそう呼んでいます)の定例会議などは、デザイナーが企画・提案・制作した内容のモノを発表や振り返りをしたり、何となくの印象や勘だけで見るのではなく統計データの数字をもとに改善にどう取り組んでいくかが話し合われてしています。」

記者「確かにココネは、良いサービスを作るために社員一人一人の意見と作家性を大切しているのと同時に、ココネはデザイナーにサービスをより良くするための努力を求めているように感じます。これは一番の特徴といってもいいかもしれないですね。その後、土屋さんはどう関わっていきましたか?」

土屋さん「外部のディレクター(業務委託)としてポケコロの『つりの星』や新規事業のアートディレクターとして関わるようになりました。仕事をしていくうちにこの人たちとなら、他ではなかなか真似できない独自性のある新しいサービスを実現できそうだ!という思いが高まり、私は人生で初めて企業に就職しました。これからもココネの社員が持つ想像力の可能性に期待しています。」

記者「土屋さんがこれまで関わってきた企業の中でも、ココネは独特の文化と進化の可能性があるように思えたんですね。では、土屋さんが思うデザイナーが心がけるべきことを伺ってもよろしいですか?」

土屋さん「私はよくデザインを料理に例えることがあります。デザイナーが料理人です。来店されたお客様に料理を振る舞います。お客様に大変喜んでもらい、このような質問をされます。このお肉は実に美味しい。これは何のお肉ですか?この時、お客様の質問に対し料理人が答えられないということはあってはいけません。料理人は、お客様に対して、どのような食材でどのように調理すれば喜んでもらえるのか研究し、挑戦し、そして安全や健康に関する責任を持って料理を提供しています。私はこの意識をデザイナーも持っていなくてはいけないと思っています。」

記者「ただ決められた業務を行うだけではなく、関わっているサービスへに対する深い理解と責任を持たないといけないということですか?」

土屋さん「その通りです。私たち携わっているサービスは、広い意味でエンターテインメントとも言えると思っているのですが、エンタメは人に必要な衣食住とはまた別の、心に栄養を与えてくれるもの、人生の糧になるものです。価値観や視野を広げ、生きる場所を広げてくれます。このように、人の人生に何かしら関わる以上、お店で料理を出すのと同じように、そこには責任が伴うと考えています。そのため、社内のデザイナーにもデザインに対する責任を意識するように話しています。ただ趣味的に個人で制作しているのではなく、制作しているものの先には必ずお客様がいる。自分の作ったもので、その人は元気づくこともあれば、悲しみや怒りを感じることもある。また、その人の人生を大きく変えてしまうことだって起きるかもしれない。デザイナーの個性を大切にしているココネでも、独り善がりで制作をしているのではなく、常にお客様にどういったものを届けたいのかということをみな意識しています。」


記者「高いスキルや豊富なアイデアだけを求められるのがデザイナーというイメージを持っていましたが、その前に届け手のお客様に何を届けたいのか、届けることに対して責任を持っているのかということですね。私もデザイナーが多いココネだからこそ、これら意識は忘れていけないものだと思います。それでは最後に、今後のココネの課題をお伺いしてもよろしいでしょうか?」

土屋さん「思いやりをもって人を大切にし、他事業部や会社自体へも自由に意見を言えるココネ。この当たり前ができたことは良いことだと思います。しかし、当たり前ができるということは、他者からの意見を受け入れにくくなり、変化への恐れや成長の鈍化を生む危険性もはらみます。私はよりココネと事業の成長を推進するには、今までの経験・制度を生かしつつ、社外を知る機会を積極的に増やし、また、新たな才能や価値観を社内に受け入れ、日々変化し、益々多様性のある環境になって行く必要性を感じています。これからもココネは変化し続けます。その中で、デザイナーたちに必要とされるのは、当たり前に囚われない思考と事業やサービスを自分ごとに捉えて自発的に動ける行動力です。ココネの素晴らしい環境や文化の中で育った感性をカタチにして、お客様のもとへ心に響くものをたくさんお届けできたら嬉しいです。」

記者「そうですね。内的なまとまりができるだけではく、反対に外からの意見を積極的に取り入れて様々な意見が取り入れていけば、今後のココネにとって大きな刺激になると思います。本日はお時間をいただきありがとうございました!」

ココネのデザイナーの1日に密着した記事はこちら



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