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慶應義塾大学とWellbeing(ウェルビーイング:健康・幸福度)向上および働き方改革推進に関する共同研究契約を締結しました

 慶應義塾大学と2019年11月13日付で、Wellbeing(ウェルビーイング:健康・幸福度)向上や働き方改革の推進を目指した共同研究契約を締結しました。本共同研究では、幸福学(ウェルビーイング・スタディー)※に関する様々な研究を行う慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授・慶應義塾大学ウェルビーイングリサーチセンター長 前野 隆司 教授の研究室と、ヘルスケア事業を通じて個々人のヘルスバリュー向上を目指すシミックグループが産学連携し、Wellbeing向上の実現や働き方改革の推進を目的とした研究開発を行ってまいります。
 ※人間の「幸福のメカニズム」を心理学・統計学・科学の手法を用いて研究する学問

■本共同研究について

以下2つの研究開発を実施します。

1)パーソナル・ヘルス・レコード(PHR: Personal Health Record)システムを活用した利用者のWellbeing向上

シミックヘルスケアが保有する電子お薬手帳を基盤とするPHRシステム「harmo(ハルモ)」のスマートフォンアプリケーション利用者約15万人を対象に、前野教授が開発した「幸福度診断」を実施します。その診断結果に基づきコンテンツの改良や利用者へ配信する適切な医療・健康関連情報の精査、変更、調整を行い、各利用者の健康状態に合う適切な情報提供等を行います。その後、再度利用者に対し「幸福度診断」を実施、Wellbeing向上率の計測・検証を予定しております。

2)働き方改革を推進する「Wellbeing教育プログラム」の開発

シミックグループでは、2019年4月の労働法改正以前より、勤務制度の整備や長時間労働の抑制等、様々な取り組みを行ってまいりました。現在、「人生100年時代」を見据えた独自の人事制度「CMIC Wellbeing Program」を設け、チャレンジ休職制度や育児休業制度の一部有給化などを導入しています。本研究では、「CMIC Wellbeing Program」の更なる展開を目指し、従業員のWellbeingをより重視した働き方改革を推進する「Wellbeing教育プログラム」の開発を行います。シミックグループ従業員を対象に職場環境に関する現状分析および前野教授が開発した各種改善プログラムの実施などを行う予定です。将来的には、本教育プログラムの一般への展開も計画しております。

慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授・慶應義塾大学ウェルビーイングリサーチセンター長 前野 隆司 教授は以下の通り述べています。
「私の研究グループが推進する「幸福学(ウェルビーイング・スタディー)」とは、幸せで健康に生きるための考え方や行動を科学的に検証し、実践に活かすための学問です。行き過ぎた合理主義・効率重視からの脱却が求められる現代社会において、ウェルビーイングを第一に考えるものづくり、サービスづくり、組織づくり(経営)、人づくり(教育)が脚光を浴びつつあります。こんな中、シミックグループは創業以来ウェルビーイングを経営の柱に据えています。このような企業とともに、ライフサイエンス業界におけるテクノロジーの活用のしかたから、社内外の人々の働き方・育て方まで、ウェルビーイングを中心とした実践的研究をともに推進できることを、大いに楽しみにしています。」

シミックホールディングス 代表取締役CEO 中村 和男は以下の通り述べています。
「創業以来、“Wellbeing”を会社の理念に掲げており、常に自身のより良い状態を求め、そのために今の瞬間を大切にしようと従業員に伝え続けてまいりました。現在、シミックグループは、大きな変革期を迎えているライフサイエンス業界の中で、“個々人の健康価値向上への貢献”を目指し、積極的な事業分野拡大を進めています。本共同研究は双方にとって、多くの方々のWellbeingを向上させる一助となる新たな機会の創出となると確信しています。」

■研究実施予定期間: 令和1年11月13日から令和2年10月31日まで

■harmoについて

harmo(ハルモ)は、シミックグループHealthcare事業のシミックヘルスケア株式会社が提供する電子お薬手帳を基盤としたPHR(Personal Health Record)システムです。harmoは、スマートフォンアプリケーションだけではなく、専用カードを利用した電子お薬手帳として特徴を有しています。2019年10月現在、スマートフォンアプリケーションおよび専用カードを合わせ約35万人の利用者を擁し、全国11,000軒以上の薬局で利用実績のある日本でも最大級のPHRプラットフォームです。また、harmoは、個人を容易に特定する情報と健康データを物理的に分離して管理することで、匿名性を維持したままサービスを介して特定の個人への情報提供・収集を可能とする革新的なテクノロジーを基礎としています。詳細は公式HPでご確認ください。http://www.harmo.biz/

■慶應義塾大学ウェルビーイングリサーチセンターについて

2017年4月に慶應義塾大学ウェルビーイングリサーチセンターを慶應義塾大学殿町タウンキャンパス(神奈川県川崎市川崎区殿町3-25-10 Research Gate Building TONOMACHI2-A棟)に設置し、ライフサイエンス・情報・ものづくりを中心とした先端的な研究活動を展開しております。 https://www.tonomachi.keio.ac.jp/ja/research/

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