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名古屋でリモートワーク中!クラスター初の地方在住エンジニアが語る"clusterへの思い"

こんにちは!クラスター採用担当の高柳です。
今回のインタビューは、名古屋在住のサーバーエンジニア原さんにインタビューをしました!

原さんは現在週1で名古屋⇄東京を新幹線で通勤する「当社初の地方在住メンバー」です。

新幹線通勤についての現状やクラスター入社までの経緯、これからクラスターで実現していきたいことなど色々と聞いてみました。
さらにリモートワーカーとしてのコツや、名古屋に住み続けているほっこりする理由も聞くことができました!


原知愛 略歴
システムの企画から運用までを担う会社でSlerとして入社し、基幹システムWebアプリケーションのサーバー側を設計から実装まで担当。
その後、モバイル向けのゲーム会社(ワンダープラネット株式会社)にてモバイルアプリのバックエンドのAPI開発/インフラ周りを担当し、チームリードも管掌。その間、ゲームプログラミングの書籍を出版。
2018年に転職したソフトウェア開発の会社(株式会社Misoca、現弥生株式会社)では、Webアプリケーションエンジニア、サーバーサイドエンジニア兼モバイルアプリのプロダクトマネージメントを経験し、2020年9月にクラスターに入社。
現在は、clusterの機能追加(最近で言うと物販機能の追加など)に関するサーバー側のエンジニアリングを務める。

<インタビュー目次>
①名古屋と東京の新幹線通勤、正直大変じゃないですか…!?
②クラスター入社のきっかけは?
③サーバーエンジニアとしてのこれまでの10年について簡単に教えてください
④愛知に住み続けている理由とは?
⑤クラスターに入社して感じたこと、やりがいについて教えてください
⑥これからクラスターでやってみたいこと、実現していきたいことは何ですか?
⑦「こんな人と一緒に働いてみたい」「こんな人がクラスターのエンジニアに向いている」などがあれば教えてください
⑧リモートワークのコツ、ぜひ教えてください!

会社のベクトルを再確認でき、仕事の活力をもらえる貴重なオフィス出勤

①名古屋と東京の新幹線通勤、正直大変じゃないですか…!?

現在、オフィス出社である毎週水曜に名古屋と東京を往復しているんですが、辛くはないですね。
まず新幹線での通勤は、普段と違う一人を満喫できる時間になっていますし、入社してまだ3ヶ月ちょっとですが、毎週のオフィスでの数時間は僕にとってとても貴重で充実した時間となっています。

オフィス出社日は全社mtg会があり、そこで代表加藤が会社の目指す方向性などを全体へ共有します。会社の旗振りの人が自分の声で熱量を持って、それをメンバーに直接伝えるというのがすごくいいなと思っています。
メンバー1人1人が優れていても、定期的にこういったプロダクトの方向性やメンバーのベクトルを合わせる機会がないとその力を十分に発揮できないかもしれないなと、クラスターに入社して改めて実感しました。

実は、名古屋と東京の新幹線通勤は僕からの提案だったんですよ。もちろん、これまで名古屋の会社でしか働いたことがなかったので不安がなかったわけではないのですが、クラスターの選考に進む際、本当にいい会社だったら週1新幹線で通勤するか、もしくは月に1週間はオフィスの近いところで寝泊まりすることまで考えていたんです。

それから、水曜のランチの時にメンバーとclusterの将来やVRの未来について盛り上がれるのが嬉しいですね。エンジニアメンバーとは、日頃からそのような話をチャット上でアウトプットしたり議論しているんですが、やはり対面ならでは実現できるコミュニケーションというのがあって、オフィスに新幹線を使って行くだけの価値はものすごく感じています。

clusterを改善したい」と強く感じたユーザー体験が入社のきっかけ

②クラスター入社のきっかけを教えてください

今年の2020年4月に開催されたclusterでの型システム祭りオンラインという技術系カンファレンスに参加したことが始まりです。それよりも前からcluster自体は知っていたのですが、利用をするのはそれが初めてでした。
当時コロナ禍でイベントや勉強会などが中止になっていく中、オンラインという形で技術系カンファレンスに参加できたのはとても嬉しかったですね。

地方在住の自分にとって、東京で開催される勉強会やカンファレンスに頻繁に足を運ぶことは簡単ではありません。それがPCやVR HMD・スマートフォンなどを通じて気軽に視聴できるということだけでも有難いのに、その場の空気感を共有できるという喜びをこのイベントで体験できました。
一方、そのイベントでは音声周りが上手く配信されなかったり(一部の仕様が分かりにくかったのが原因で現在はその分かりにくい仕様が改善されています)、発表資料が正常に投影されないなどのトラブルがあり、課題感も同時に得ました。

イベントでの体験はパーフェクトのものではなかったかもしれないんですが、僕は「これをもっと良くしたい、もっと多くのイベントでこの体験を提供して欲しい」という気持ちが強くなり、クラスターの求人に応募しました。

当時他の会社も見てはいたのですが、「clusterに携わりたい」という思いが強かったこと、今はリモートを取り入れていてもこれから先はどうなるかわからないという会社が多い中、クラスターに関してはこれから出社を増やすということは理念的にないだろうという思いから、入社に踏み切りました。

Slerから成長を求めてゲーム会社へ。ゲームプログラミングの書籍も出版!/「子育て」というライフステージの変化で選んだ「リモートワーク」

③これまでのサーバーエンジニアとしての10年について簡単に教えてください

最初のSlerとして勤務していた会社では、いくつかのお客さんのところに常駐し、基幹システムのWebアプリケーションを設計から実装、運用まで担当させてもらっていました。

ここには約5年ほど在籍したのですが、ここでの大きな学びはそれぞれのお客さんに合わせた説明や言い回し、コミュニケーションの大切さですね。

やはりお客さんごとで持っている業務知識がバラバラなので、打ち合わせやミーティングをする中でそれらに注意をしながら仕事を進めていくスキルをSler時代に身につけることができたと思います。
ただ当時のその環境は閉塞的である部分が多く、技術者としての成長があまり見えないなと感じて同じ名古屋で転職先を探していたところ、次の勤務先となるワンダープラネットという会社に出会いました。

元々ゲームは好きだったのですが、ゲームを作りたいからというよりは「新しい領域でチャレンジしたい」という気持ちで入社を決めました。

ここでは、モバイルゲームのバックエンドを担当することになったんですが、開発初期に手伝っていたゲームが運よくヒットして高負荷によりサービスが止まるなど大変なこともありました。2週間という長期のメンテナンスだったんですが、恐らくこれは日本のメンテナンスの期間ランキングでも上位に入るようなメンテナンス期間だと思います。不名誉なことかもしれませんが、この経験から高負荷や低レイヤーへの意識が高まりました。

僕が入社した時は、アパートの一室で10人くらいの社員数だったのですがそれから3年半、僕が辞める頃には150人にまで大きくなっていて、その間のメンバーのマネージメント、メンタリングなども担わせてもらい、技術以外の学びもやりがいも大きかったですね。

ちょうど入社して2年位の2014年ごろ、AppleからiOSアプリ向けの新しいプログラミング言語を発表されました。僕はプログラミング言語の言語仕様などを読むのが結構好きで、Swiftの言語仕様を読むとObjective-Cとの互換性を保ちながらモダンな仕様を取り込んでいて、なかなか面白い言語だったんですね。

社内にもiOSアプリの開発者がいたので当然話題になったのですが「今まで使っていたプログラミング言語と全然違うのでよくわからないところがある」ということで、お昼休みに言語仕様をプロジェクターに映しながらその方達と議論していたのですが、その中にiOSアプリプログラマーの中に出版社と関係を持っている方がいて「本を書く時にぜひ手伝って欲しい」と誘われ、僕はこの書籍の中で主に言語仕様の章を担当しました。

▼出版物
SpriteKitではじめる2Dゲームプログラミング Swift対応

SpriteKitではじめる2Dゲームプログラミング Swift対応 | 翔泳社
SpriteKitは、iOSに標準で組み込まれている2Dゲーム開発用のフレームワークです。SpriteKitフレームワークを使うと、ゲームキャラクターや物体を表示して動かすスプライト処理や重力をシミュレートする物理シミュレーション処理、爆発などのエフェクトを実現するパーティクル処理など、2Dゲームで必要となる機能を簡単に作り込むことができます。 ...
https://www.shoeisha.co.jp/book/detail/9784798139517


次の転職のきっかけは、僕自身のライフステージが変わったということでした。双子の子どもが生まれ当時2歳だったのですが、保育園に通わせながら出社するというのがすごく大変だったんです。そこでリモートワークができること、ある程度自由に働けることを前提に転職活動をし、名古屋に本社のあるソフトウェアの会社で週4リモート、週1出社で働くことにしました。

ここでは、最初にWebアプリケーションエンジニアをやり、サーバーサイドを見つつ、モバイルアプリのプロダクトマネージメントを経験させてもらいました。

リモートワークを始めて最初に思ったことは、「結構できるな」ということです。これまでオフィスに行っても、結局チャットだけで会話して終わりということも結構あったので、あまり変わらないなと。

リモートワークを続けていくうち、確かに家で仕事をすることのネックにも色々ぶち当たったのですが、様々な工夫を重ねて乗り越えて来られました。(リモートワークのコツはインタビュー最後に紹介)
この会社でのリモートワークの成功体験が、クラスターでもリモートでやっていけるという後押しになりましたね。


▲広い空が見渡せる原さんの自宅近くの川や公園。子供と遊びに来たり、仕事の息抜きに寄ることも。

自然の多い環境だからこそよりクリエイティブな発想ができる                 

④愛知に住み続けている理由とは?

特に愛知に拘っているわけではないです。
僕の出身が長野県ですでになくなってしまった人口700人くらいの小さな村だったんですが、周りは山ばっかりのようなところでした。そういった背景もあってか、Sler時代に東京に研修で初めて来た時、空が狭くて落ち着かないなあと思ってしまったんですよね。

今もお昼休みには外を散歩しているんですけど、空が広くて川がキラキラしていたり、魚が泳いでいるのを見ると普段バーチャル空間を作っているからこそより自然の良さがわかったり、その自然をどうバーチャル空間で表現するかなどのクリエイティブなアイディアや発想が湧いてくるんです。
だから今は、そういった自然のあるところに身を置いておきたいですね。

よりクリエイターが創造力を発揮できる場を作っていきたい

⑤クラスターに入社して感じたこと、またやりがいについても教えてください。

改めて、ベンチャーの熱量に懐かしさを覚えています。
前職はわりと落ち着いていたので、前々職の人数が少ない時のことを思い出したりしていますね。特に若い人達の勢いやはつらつとした言動や雰囲気から、日々やる気や元気をもらっていますね。

今面白いなと思っていることは、メンバーが集まってエピックとかを形にしていくことで、clusterやVRの将来などをみんなで語れることは、仕事の大きなやりがいに繋がっています。

僕はWeb並にバーチャル空間はコモディティ化してくると思っていて、HTTP並に仕様化されてそれがエンドユーザーに解き放たれて、、ということを考えると本当に楽しいですね。こういった未来のことや「こうなったらいいな」という理想を僕は日報でよくつぶやいたりしているんですけど、冒頭話した出社日のオフィスランチでもメンバー同士、盛り上がっています。

⑥これからクラスターでやってみたいこと、実現していきたいことは何ですか?

今はclusterではいくつかイベントやワールドで参加者数の制限や仕組み上のアーキテクチャの制限をユーザーに強いてしまっているので、そこの制限を取り除いてよりクリエイターが想像力を発揮できる場を作っていきたいと思っていますね。

組織的なところでいうと、サーバー班をよりスケールアウトできるような、自動化・仕組み作り・運用を考えていきたいですね。僕はまだ入社間もなくて知識が足りない部分もあったり、うっかりミスが多い性格もあって、少しでもミスの発生余地を減らすような自動化をしたり、暗黙知を形式知にするためにドキュメントなどを作成しているところです。

予想できない未来、それと共に自分が成長できることにワクワクできる仲間と働きたい

⑦「こんな人と一緒に働いてみたい」「こんな人がクラスターのエンジニアに向いている」などがあれば教えてください

指示待ちではなくて自ら考えて動けるという基本的な部分に加えて、深い専門性を持ちつつも技術の領域、幅を増やしていこうという意欲がある方がいいですね。

僕たちは常に新しいものを作っていて、今までにその人が持っている引き出しでは収まらない部分にチャレンジしていかなかればいけないので、専門的な部分を軸にそれ以外の部分を積極的に吸収して行こうという姿勢がある人と一緒に働きたいと思いますね。

それから新しい未来にワクワクできる人ですかね。個人的な考えですが、エンジニアとしてのキャリアは安定する方が怖いと考えています。同じ場所でこれからどうなっていくか先が見える方が怖いというか、これから5年、10年後採用している技術がどうなっているかがわからないからこそ面白いですし、それに沿って自分が成長していけると思っているので、僕は安定していない方が安心しますね。

⑧リモートワークのコツ、ぜひ教えてください!

▲原さんの自宅デスク。仕事用、プライベート用と分けるだけでなく、それぞれを視界に入らない工夫が施されている。

リモートワークに関しては、大抵の人は仕事部屋がない人、個人PCと仕事PCが同じ人がほとんどと思うのですが、僕の場合は仕事のディスプレイと、ゲームをするようなプライベートのディスプレイをL字型デスクに分けて配置して、気持ちのリセットやコントロールをしています。
人間は環境、視界の情報によって気持ちが大きく左右されるんですよね。だから公私混同しない環境作りというのは一つのポイントですかね。

それから、仕事上ではしつこいくらいテキストチャットを使っていますね。ひとりごとのように、とにかくアウトプットすることを大切にしていて、Twitterに書くレベルでSlackに書いています。
リモートだと、姿が見えないのでもし一回も発言していないと出社していることもわからないですし、存在を認識してもらえないですよね。

元々は、コミュニケーションをオープンにするSlackなどのコミュニケーションツールが、発言しないことでオフィスにいる時よりも存在がクローズにされてしまう可能性があるということをよく理解して、仕事の考え方などを積極的に発言する努力はとても大切だと思います。

ただ、テキストチャットをしていてコミュニケーションが詰まってきたらボイスチャットに切り替えるということも同時に行っています。
文字の情報よりも、顔を見合わせてコミュニケーションをする方が、受け取る情報量が多いので、時と場合によってコミュニケーションの方法を選択していくこともリモートワークのポイントですかね。

インタビューを終えて

新幹線通勤を自ら提案していたというのは初耳でした!
現在、原さんの入社をきっかけに地方メンバーも増えており、まさにクラスターの採用の可能性を広げてくれた人であることを再認識したインタビューでした。

そしてリモートワークのコツや工夫は多くの人の参考になるのではないでしょうか。
自分を律するための環境作りや、弱点を理解した上での仕事の進め方などは、真面目な原さんの人柄が伺えますね。

週1の新幹線通勤を有意義な時間と評価してくれたことに関しては大変嬉しく、これからも社員にそう思ってもらえる体制や社風を作り続けて行きたいと思います。

クラスター社は事業拡大のため絶賛採用強化中!
原さんと一緒にインフラエンジニアとして活躍してくれる方からの応募をお待ちしております!

インフラエンジニア
誰もがクリエイターになれる世界をつくる!サーバーエンジニア募集!
代表の加藤が京都大学院中退後、3年間の非常に充実した引きこもり生活を送っていた際 唯一のストレスだったのが「イベントに行けない」ということでした。 とにかく「玄関が遠い…」「イベントに行けない圧倒的敗北感をどうにかしたい」 そんな時「これかぶって家から音楽ライブに参加できたらすごくない!?」2014年、京都の六畳間でひきこもっていたぼくが、のちに共同創業者となる田中に熱く語ったのがすべての始まりでした。 創業後、5つのプロダクトを未ローンチのままクローズさせ、その後にできたのが今の「cluster」 「cluster」は誰もが気軽にバーチャル上で音楽ライブ、カンファレンスなどのイベントに参加したり、友達と常設ワールドやゲームで遊ぶことのできる「バーチャルSNS」として展開しています。 スマホやPC、VRといった好きなデバイスから数万人が同時に接続することができ、これにより大規模イベントの開催や人気IPコンテンツの常設化を可能にしています。 誰もがクリエイターになれる環境をつくり、誰でもcluster上にイベント会場をアップロードできる「creator kit」を提供するなど、今までになかったサービスを日々開発しています。 VR音楽ライブ「輝夜 月 LIVE@Zepp VR」やeSports専用バーチャル施設「V-RAGE」、渋谷区公認の「バーチャル渋谷」、ポケモンのバーチャル遊園地「ポケモンバーチャルフェスト」の制作運営など、バーチャルで"集まる"体験を再定義し、全く新しいエンタメと熱狂体験を提供し続けています。 昨今の世界的な変化にも後押しされ、2020年に入って早々に単月黒字を達成し、さらなる事業拡大を担うメンバーの募集を積極的に行っています。 イベントだけでなく、今後もっと新しく生活に当たり前にあるサービスにするために全力で取り組んでいます。
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