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半端なキャリアで終わりたくない。広告代理店からCINRAに転職した理由

メディア運営から広告クリエイティブ、イベント企画・制作、教育アプリまで、多岐にわたる事業を展開しているCINRA。会社にはさまざまなバックグラウンドを持つメンバーが集まり、多様性に溢れる環境となっています。なかには、安定した大手広告代理店を離れ、CINRAに転職することを決めた人も。現在CINRAでマーケティングユニットのユニットリーダーを務めている加藤修吾もそのひとりです。

大手広告代理店にはない仕事の魅力とは、どこにあったのでしょうか? 加藤自身のキャリア設計と、転職の決断にいたった経緯、入社してわかった大手広告代理店との違いを明かしてもらうとともに、CINRAで働く魅力について、俯瞰的な観点からも語ってもらいました。

取材・執筆:宇治田エリ 撮影:佐藤麻美(CINRA) 編集:佐伯享介(CINRA)

加藤修吾

プロジェクト内での職務領域はアカウントプランナー。2018年12月に入社し、事業部長になる。2021年4月の組織改編では、責任者として制度設計を担当。現在はマーケティングユニットのマネジメントを務める。

キャリアステップを倍速で進めたい。大手広告代理店から転職を決めた理由

加藤修吾

―理系の大学院を修了後、大手広告代理店を経てCINRAに転職したという加藤さん。転職を決意したきっかけを教えてください。

加藤:現場の仕事ではなく、マネジメントの仕事を経験したいと思うようになったことがきっかけでした。

大手広告代理店では、マネジメントのポジションになるまで、基本的に15年ほどかかります。当時その会社には7年ほど務めていましたが、社会人になったのが29歳の頃だったので、このままキャリアを重ねていくには時間がかかりすぎてしまう。学部卒の同期と同じ感覚で定年まで働いたとしても、中途半端に終わることが目に見えていて、それは避けたいと思ったんです。

希望するマネジメントの仕事をするのであれば、キャリアステップを早めに進める必要がありますが、大規模な会社に転職してもそのスピード感は変わらない。そこで、これまでよりも少し規模の小さい会社を視野に入れることにした結果、フィットしたのがCINRAでした。

―CINRAのどういったところに魅力を感じましたか?

加藤:大手広告代理店にいた頃は、部署間の調整に多くの時間を割いていました。ですが、それは直接的なクライアント満足につながらない。CINRAの場合はベンチャーなので、意思決定が早く、クライアントに検討した結果をすぐに持っていける。そんなスピーディーなところに魅力を感じました。

入社前と後で、イメージはどう変わった?

―入社前と後で、CINRAのイメージは変わりましたか?

加藤:自分が入社した時点で、CINRAは創業15年の会社でしたが、思っていたより制度面はベンチャーのままで、新しい制度を気軽に提案できる可変的な状態でした。まだまだ若い会社なのだと感じましたね。

これは、あらかじめ仕組みが整っていてほしい人にとっては、悪いギャップだと捉えるかもしれません。でも、自分にとってはむしろいいギャップ。みんなが困っていることに対して、自分のノウハウや知見を活かしながら働きかけることで、会社をいい方向に変えていけると思えました。

―入社後は新事業部のリーダーを、現在はマーケティングユニットのユニットリーダーを任されていますが、入社前に描いていた希望は叶えられましたか?

加藤:思っていた以上でしたね。事業部のリーダーの仕事は範囲が非常に広く、裁量も持たせてくれる。財務以外はほぼ自分で決められるので、非常にやりがいがあると感じました。

広告代理店の場合、基本的にクライアントとお客さまの橋渡しをするエージェントの役割を担っているので、自分の意見を抑え込むシーンが多かった。

一方でCINRAには、事業会社という側面もあるので、自社や社会全体にとって、なにが本当にいいことなのか、この案件をやるべきなのかを、会社として主体的に判断していくことができます。

もちろん、クリエイティブエージェンシーの側面もありますが、基本的には自分たちと志を共にし、尊重しあえるクライアントと仕事ができている。変な妥協をせずに、仕事に対して純粋に、主体的に提案することができています。

CINRAのアカウントプランナーは、音楽や映画に詳しくなきゃダメなのか?

―CINRAでアカウントプランナーとして働く魅力はなんだと思いますか?

加藤:自社のサービス、ソリューションを結構自由につくれるところ。そして、自分の思いをアウトプットに色濃く反映できる点が、他の会社のアカウントプランナーにはない違いであり、大きな魅力だと思います。

またCINRAは、ある程度会社のブランド力が蓄積されているので、スタートアップほどのリスクを取らなくて済みます。しかし、「失敗したら会社に大きな影響を与えてしまうかもしれない」という、緊張感と責任感を持って取り組める規模感でもあります。

自分だけじゃなく、チームの責任まで取るという緊張感のなかで働ける機会は、人生でもそこまで多くはありません。そういった緊張感やチャレンジングな環境で仕事をし、ダイナミズムを感じたい人に、ぜひ来てほしいですね。

―大手広告代理店からCINRAのようなベンチャーに転職する場合、どんなタイプの人におすすめですか?

加藤:大手広告代理店から転職しようとしている人は、大きく4つのタイプに分けられると思います。

理想を突き詰めるために起業する人、より大きな仕事をするためにGAFAへ行く人、ロジカルな問題解決力を活かすためにコンサルへ行く人、そして自分の能力やスキルをフルに活用して戦うためにベンチャーへ行く人。ダイナミックに仕事をしてみたい人こそ、ベンチャーへの転職に向いていると思います。

―CINRAは、もともとカルチャーへの興味や造詣が深いメンバーが働いているイメージがあります。

加藤:たしかに、CINRAにはさまざまなカルチャーに詳しい人が集まっていますが、自分の場合は人並みより少し詳しい程度です(笑)。

実際にCINRAで働くうえで、飛び抜けて映画や音楽、アートなどのカルチャー全般に詳しくなければいけないということはありません。

ただ、スポーツでもゲームでもなんでもいいので、なにか特定の好きな領域はあったほうがいいと思います。好きな領域があると、表現の見方や、文脈を捉えて本質を掴むという能力が自然と身につくからです。企画を考えるアカウントプランナーにとって、そのような能力はとても重要です。そういった下地があるほうがCINRAでは働きやすいと思います。

またCINRAのミッションは「人に変化を、世界に想像力を。」なので、ものをつくるとか、常識を疑うとか、世の中を変えるといった活動にも興味があったほうがいいでしょう。そのためには、事象の裏側にある文脈を語れるような知識や、熱く語れる好きなものがあることが重要です。

―特定の好きな領域があることも仕事に役立つんですね。

加藤:そうですね。たとえば、その人にとって大好きなものを消費するとき、その行動や視点は日用雑貨を買うときとはまったく異なります。

そしてそれは、画一的なマーケティングだけでは追うことができません。そういったこだわり消費と、CINRAが扱っている自社サービスは非常に近いところにあります。

また受託の仕事をしていても、対象となるターゲットが狭い範囲であることも多い。クライアント案件でも、自社サービスで培った考えかたが活きる場面はたくさんあります。その考え方を応用して、こだわり消費を意識したメディア接触設計やコンテンツ企画、コミュニケーション設計をするのがCINRAは得意だし、クライアントから期待されている。そこが大手代理店とは違うところだと感じます。

大きすぎないチームで、自分が貢献していることを実感しながら仕事を楽しめる

―入社してからの2年半で、CINRAはどう変化しましたか?

加藤:メンバーの同質性が高い会社だった時期もありましたが、最近は色々な人が入ってきていて、それがCINRAの活力になっていると思います。すごく濃いカルチャーの色と、別の会社で働いてきた人の感覚が混ざり合っていて、自分の居場所も見つけやすいはずです。

事業面では、コロナ禍の影響もありましたが、それまでにさまざまなソリューションの幅を持っていたことで、すばやく柔軟に対応することができたと思います。今年の4月からは、広がったソリューションをあらためて取捨選択し、一極集中させていく動きが進んでいます。

―加藤さんが思う、CINRAが持つ最大の資産はなんでしょうか?

加藤:ファンがいることですね。こういったメディアを持つ会社は、数えるほどしかありません。社会を変えていこうとしたときに、共感してくれる自分たちの味方が、組織の外にいることはとても心強いと思います。

―最後に、広告代理店から転職したいと考えている方へ向けて、メッセージをお願いします。

加藤:CINRAは利益だけを追求している会社ではなく、自分たちのヴィジョンに共感してくれる人がどれだけ社会に増えていくかも大事している会社。働いている人たちも、思いやりがあって純粋な人たちばかりです。

業務は、フルリモートワークなので、基本的にオンライン上でのコミュニケーションとなりますが、上下関係もなくフラットに接することができ、働いていて楽しいと思います。

今後、世の中のさまざまな場所で、社会システムを変革していこうとする動きが、小さなまとまりでたくさん起こってくると思います。CINRAは、そういった変革を担う企業のひとつでありたいと考えています。

これからの社会をよりよい方向へ変えて行こうという思いがあり、そして、大きすぎない規模のチームで、自分が貢献していることを実感しながら仕事を楽しみたいと思ったら、ぜひCINRAに来ていただきたいです。

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