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螺旋階段を上るように、常に成長を求めてきた。語られざる代表取締役CFO・池田の経営哲学

CFOの池田裕樹(いけだ・ゆうき)は、CEOの加茂とカジーを2014年に共同創業して以来、これまで二人三脚で歩んできました。システムベンダーで金融や交通系のシステム構築を手がけたエンジニア出身でありながら、経営企画・管理、法務や経理などコーポレートマネジメントスキルも習得し、現在はCTOを経てCFOを務めています。

大企業の一エンジニアだった池田が、なぜ加茂と家事代行のスタートアップを創業するに至ったのか。その歴史と、経営の中で大切にしている価値観を聞きました。

世界を広げたいから、経営を学んだ。一エンジニアだった自分への焦り

CEOの加茂と出会ったのは、グロービスの経営大学院。通い始めたのは29歳くらいのころかな。きっかけは「自分はこのままでいいのかな?」という焦りでした。

当時はシステムベンダーでエンジニアをしていました。このまま与えられる仕事だけをしていった先にどんな未来が待っているのかな。活躍している同世代と比べて、自分は大丈夫かな。当時結婚して、お給料も夫婦2人合わせてもそんなに多くなかったという背景も手伝って、漠然とした不安を持つようになっていました。

僕は2003年就職組。リアルとは別にオンラインの世界が少しずつ出来上がってきた頃。今後ビジネスの世界でも、ITの占める割合はより巨大になっていくという確信がありました。でも大企業の末端から見える世界は、経営そのものに比べると随分下のレイヤーだった。ITを活用して世の中にインパクトを与えるためにはどうすればいいのだろう、と思った時に、「経営の視点を知りたい」と思ってグロービスの門を叩きました。



僕はもともと起業家志望というわけではありませんでした。

グロービスの先生が書いている本の中に、「小さな志の積み重ねが大きな志につながっていく」という内容があります。自分の場合も、誰かと出会ったり、出来事に遭遇したり、新しい情報がきっかけとなってアイデアや「やってみたい」という情熱が生まれる。それに向かってとりあえずやってみる。そしてある一定までいくと、「次の段階に進んでみたい」という感覚になるんです。これまでの人生を反芻しても、螺旋階段を上るように、自分の心に従って興味のあることに向き合ってきた。それが結果的に、自分の場合は起業、会社経営だったんですね。

苦しいこと、未知なこと・・・課題は全て「チャレンジ」。悲観的になってはいけない

グロービスに行くと、みんな勘違いし始めるんですよ。同世代の仲間が「新しく会社作ります!」と決意を発信して卒業していくのを見ているうちに、「あれ?自分にも起業できるんじゃない?」って(笑)。そんな風に勘違いし始めたときに、加茂さんと出会いました。

「家事代行」というビジネスモデルを考案した背景には、2つのきっかけがありました。1つは、家族との時間が十分に取れない日本のビジネスパーソンの現状をとても残念に思っていたこと。特にすぐに大きくなってしまう子供との日々は、本当にかけがえのないもので、後から悔やんでも取り戻すことはできません。

そしてもう1つは、東日本大震災の発生でした。これまでの仕組みや産業、常識が一瞬で流されていく、そんな瞬間を目の当たりにして、強烈な危機感を覚えました。

これからもずっと続いていくように思える時、でもそれは実は刹那の積み重ねです。今日という一日は二度とは来ない。だから家事代行という形で時間を創り、「自分にとって大切な時間を大切にできている」と実感することができる世の中にしたい、と思いました。

当時在籍していた会社に10年、20年いたときに見えてくる世界。

これから自分が目指してみたいと感じていることに向き合って見えてくる世界。

どちらに限られた自分の時間を使いたいか。そう考えて、後者に決めました。


CEO・加茂との2ショット。


実際に起業してみて、覚悟していたつもりでしたけど、「こんなに大変なんだ」と思いました。お客様・キャストさんの集客もですし、お金はすぐなくなっちゃうし・・・。

起業は基本的に苦しいです。ベンチャーってお金も時間も人も、すごく限られたリソースしかない。その中に、経営判断も、日々のオペレーションも、目の前のサービスも・・・、抽象度の違う課題がたくさん混じってる。やったことのないことばかりで、どっちを向いても壁だらけ。やってみたけどうまくいかなかった、次はどうしようか。そんなことばかりです。

グロービスで習ったのは、「ベンチャーでは課題が山積しているのが当たり前。その課題は乗り越える前提で、全てチャレンジと呼べ」ってことです。苦しいこと・未知なこと・やったことがないけどやらないと進まないことばかりなのは、想定内なんです。だから悲観的になってはいけないと。

僕はもともと負けず嫌い。「もっと自分を成長させたい」という原動力がある。明確にこのスキルを身につけようと思ったことは実はそんなになくて、今もない。ただ、カジーのビジョン・ミッション・バリューの実現のために必要とされていることは全部やってやると思ってやっています。


「やれることは全部やる」精神でお料理もやってしまう池田(右端)。

ミッション・ビジョン・バリューという絶対的な「拠り所」のもと、仕組み化で会社を“大人”にする

ミッション・ビジョン・バリューは創業時からありました。

ただし、最初は綺麗にまとめただけで、日々の経営判断や進んでいる方向が紐づいているという実感が持てなかった。地に足がついていない、というんでしょうか。

仕事には苦しいときもたくさんあって、そんなときに「なんでこれやってんだっけ?」って思い出すんです。そんなときに拠り所とできるよう、“そもそも”の部分をそれまで以上にしっかり言語化して、事業の方向性や日々の経営判断の軸となるように仕立て上げたいと思っていた。

だから2018年にリバイスをしました。会社としてどうありたいか、メンバーにはどうあってほしいか、お客様の定義や、キャストさんをどうしてあげたいのか・・・。経営陣だけでなく、メンバーも巻き込んで、何ヶ月もかけて作り上げていきました。

また実はそれまで、日々の経営判断や方針をメンバーにインストールする活動はきちんとできてはいなかったんです。もちろんやりたかったけど、手が回っていなくて。2018年に現CHROの白坂がジョインして、組織編成や会議体、人事制度などの再設計が進み、枠組みがかなり整ってきた。

以前を振り返ると、進歩しかしていないですね。組織運営も、経営判断も、社内の仕組み化も。本当に進化していますよね。


2018年ごろ。


企業として「大人になる」ってことは、つまり仕組みで担保できることだと思ってるんです。なぜ仕組み化するかというと、持続性のためです。

創業者が生きている間だけあればいいという会社にするつもりはなくて、むしろ死んだ後もずっと存続する会社にしたい。「笑顔の暮らしを、あたりまえにする。」というビジョンの追求はそれこそとても先が長い話で、僕が生きている間にはなし得ないかもしれないですから。

だからこそ、「時を告げるのではなく時計を創る」、仕組みそのものを創れる会社にしたいんです。

随分追いついてきたけど、まだまだ残っている属人的な部分はあって、今後しっかり手を入れていかなければいけないですね。

カジーにジョインしたのなら、まっすぐ「No Lie」で

メンバーに対しては、創業直後のお金もなく、採用にも苦労していた時代を経験しているからこそ、「この船に乗ってくれてありがとう」と思っています。

この船に乗っている時間を良い時間にしてほしい。みんなが成長できる環境を提供してあげたい。

一緒に働く上で大切にしてほしいのはもちろん「UNICO」なんですけど、個人的にいちばん思い入れがあるのは「No Lie」。

素直であってほしいです。斜めに構えたり変な隠し事をしていると心に違和感が残って、すごくもったいない。カジーでの時間をそういう時間にしてほしくはない。

みんなカジーをよくするために前に進もうとしていると信じています。思っていることをダイレクトに伝えられないとか、ミスを隠したくなるのは、相互の信頼が欠けているから。カジーをそういう器にはしたくはない。

まっすぐな信頼関係を築くために、努力を惜しまないでいてくれる人。そして自己の成長を追求できる人。カジーではメンバーにそんな風であってほしいと思っていて、そんな僕たちの思いをUNICOに込めています。


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