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【社員紹介_VOL.3】<WILL!>エンジニア出身の事業立ち上げ人、執行役員・金子憲太郎の反逆の歴史

カジーの執行役員で、エンジニアチームをとりまとめる金子憲太郎(かねこ・けんたろう)は、社内でも異端な経歴の持ち主です。プロのミュージシャンになる夢を抱いて横浜国立大学の物理工学EPを中退するも、一転して経営者を目指し、エンジニアを経て様々な新規事業立ち上げに関わってきました。エネルギッシュな経歴の裏側には、子供の頃から持ち続けてきた「横一列を強いられる」日本社会への疑問や危機感がありました。


社内イベントで勝利し、おもしろグッズをゲットした金子さん

中退後の貧乏生活で強烈に抱いた焦燥感

初めまして、金子です。カジーでは執行役員として、エンジニアチームのマネージャーをしています。シャイなので、こうして改まって話をするのは恥ずかしいですね。

僕はキャリアの入口はエンジニアなんですが、全体を通して見ると経営サイドの仕事の経験の方がずっと長いんですよ。最初から、経営者になりたかったんです。

僕、大学はちゃっちゃとやめてフリーターをしてました。やめたのは2年の夏。周りはみんな大企業に行くか、公務員になるか…。どっちもピンとこなかった。その頃はバンドで食べていきたいと思ってました。両親に「大学やめる」って言ったら、「お前の人生なんだから勝手にしろ」と意外にも全然怒られなかった。ただ仕送りはないぞ、と。

僕はギターをやっていて、ジャンルは当時流行っていたハードコアとかミクスチャーロックと呼ばれるもの。当時一緒に対バンした仲間の中にはプロになって有名になった人もいますけど、僕は「才能ないな」と思ってそれも早々にやめちゃった。21〜22歳くらいのときだったかな。

生活は本当に苦しくて、生きるか死ぬか、みたいな(笑)。レストランのキッチンでアルバイトして、残業代はいらないからって言って長く働いて、まかないで2食もらっていた。かたや周りは、安定した就職先を決めている。焦燥感でいっぱいで、「お金持ちにならないと」って強烈に思いました。



IT分野の経営者を夢見てエンジニアに。がむしゃらなハードワークの日々

どうせやるなら経営者だな。お金になるのはITだろう。じゃあプログラミングやらなきゃ。そんな安直な考えで、レストランの仕事と並行してレンタルサーバーの小さな会社で働き始めました。ほとんどプライベート0で、仕事の合間に勉強してPerlとかPHPを覚えた。自分でプロダクトを作ってみたりもしました。

そのあと、独学だったからちゃんとしたシステムを見て学びたいと思って、小さな開発会社に入社しました。3年くらい色々な現場を見たあと、CTOに。会社の未来を考えて、忖度なしに経営陣に物申していたのがよかったのかな?

そのあとからは本格的に立ち上げの経験が多いですね。サービスを考えては立ち上げて。僕はエンジニアにこだわりがなかったんです。毎日ゴリゴリとコードを書いていたのは6、7年。そのあとはずっと事業側です。CTOや経営者として色々経験してきました。



解のあるエンジニアから、正解のない経営の世界へ

思い出深い仕事…。失敗がやっぱり心に残っていますよね。キャッシュがなくなったり、資金調達したけど思ったよりも売り上げが伸びなくて売却したり…。

プログラムはある程度答えがある。ぼくがやっていた音楽より簡単だと思いました。独創性よりも、自分以外の誰が見ても理解できる作りにすることの方が重要です。

一方、答えのない経営はすごく大変だった。ヒト・モノ・カネの中で、ヒトがいちばん難しいですね。言っていることとやっていることが違うメンバーがいたり、ハレーションを起こした状態でモノを作ってもうまくいかない。ヒトの問題を見て見ぬ振りしてはダメだと学びました。問題が小さいうちに対処すること。自分に思うことがあっても、いきなり「こうだ」と伝えるのではなくて、まずは一通り聞いてあげてからメンバーの納得いっていない部分を確認する。その上で、自分の言葉でしっかり伝える。これだけで、問題の7〜8割は解決する印象です。大抵は、ちゃんと伝わっていないことが多いような気がします。

娘に誇れる社会貢献性の高い仕事がしたい

カジーは、元同僚の紹介で知りました。僕はそれまで、いわゆる市場の流行り廃りに乗った仕事が多かった。40手前になったときに、社会貢献性のある仕事がしたくなった。僕には娘がいるんですが、その娘に誇れるような仕事がしたいと思うようになりました。

ボードメンバーに会って話を聞いた時に、日本の10年後、20年後に広まってしかるべき事業だと思いました。それからフィリピン人のキャストを育成しているという海外戦略にも興味が湧いた。数年前にオフショアが流行って、フィリピンやベトナムによく行っていた。行くたびに経済成長を感じられて、若者が日本より全然元気なんですね。一方、日本は代わり映えしなくて。そんな状況に危機感を持ったし、伸びている海外市場ともっとシームレスな関係を作りたいと思うようになりました。早ければ娘が結婚する頃、在日ベトナム人と結婚するのがステータスとか、そんな未来もおかしくないよな、と。そのくらいの勢いを感じました。


訪れたミャンマーでの一コマ

日本への危機感はずっと持っています。娘ができたことで、以前よりもっと国を良くしたいと思うようになりましたね。もうちょっと明るい未来を描ける社会にしたい。もともとよくわかんない慣習とか年功序列が嫌いで、なんで日本には飛び級がないんだろうと子供の頃から思っていた。ずっと横一線を強いられてきた気がしてるんです。そういうことは、日本の経済成長の鈍化とも密接に関係があると思っています。そんな息苦しさや閉塞感みたいなものから脱却できる可能性を、カジーの事業に感じたのかもしれません。

最新技術と柔軟性を併せ持つ、強いエンジニアチームをつくる

カジーのエンジニアチームはメンバーに恵まれているなと思いますよ。自主性が高い人が多い。あまり細かい方じゃない僕の仕事の穴を拾ってくれるし(笑)。そんなメンバーだからこそ、今チームが取り組んでいる仕事がどんな風に経営につながっていくのか、背景をしっかり伝えて、より大きなやりがいを持ってもらうようにしている。メンバーが最大限集中して能力を発揮できる環境を作ることが僕の仕事だと思っています。チームとしての生産性にフォーカスして、最短距離で事業の成長に寄与するように。

強いチームにしたいですね。強いチームってなんぞやって話なんですけど(笑)。課題は柔軟さかな。技術トレンドにアンテナを張りつつも、お客様やキャストのためになることをそのときどきで調整しながら追求できるチーム。それからエンジニアが自分の仕事を通じて、世の中の誰がどう嬉しかったのか、それを常に意識してもらいたい。

カジーのシステムの先には、掃除や料理など人と人が織りなす現実の暮らしがあって、サービスはその媒介役なんです。システムだけで閉じた世界じゃないからこそ、難しさややりがいがある。そして、日本の課題と直結しています。自分の作っているプロダクトがリアルな世の中を変えられる可能性がある。ぜひ、仕事を楽しめる貪欲な人に仲間になってもらいたいです。


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