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経理~税務まで一貫したサービスを展開するキャシュモグループ。専門性を極める重要さについて、税理士受験生が語る!

こんにちは。キャシュモ採用担当の山崎です。
キャシュモグループの大きなイベントの1つである税理士試験が8月に実施されました。
当グループでも多数の社員が受験し、その内の3名の社員に今回インタビューを実施しました。
税理士は、5科目の試験に合格しないと資格取得ができない非常に難易度が高い試験です。
試験を受けた感想や、資格を取得する重要性など、
20代、40代、50代、それぞれの視点から存分に語っていただきました。ぜひ最後までご覧ください。

まずは、自己紹介!

山崎 三浦さん、伊藤さん、阿部さん税理士試験おつかれ様でした。
   本日は税理士試験後のインタビューという事で
   みなさんの目標や想いなどを語っていただきたいと思います。よろしくお願いします。
   まず、みなさんの自己紹介を三浦さん、伊藤さん、阿部さんの順番でお願いします。

三浦 株式会社キャシュモでアカウンティングサービス部を統括している執行役員の三浦です。
   2020年10月に入社をしました。
   それまでは外資系のメーカーで30年以上に渡り、経理の仕事をして参りました。
   よろしくお願いします。

山崎 三浦さんありがとうございます。
   三浦さんがキャシュモへ入社を決めたきっかけをお話いただけますか?

三浦 キャシュモへの入社経緯は、長年大きな会社で経理をやっていましたが
   私のバックボーンである”経理を武器”にした”経理が主役”となるような場所で
   セカンドキャリアを築きたいという希望がありました。
   代表である梶井さんと意気投合し、キャシュモへ入社することになりました。

山崎 三浦さん、ありがとうございます。続いて、伊藤さんお願いします。

伊藤 税理士法人キャシュモに所属している伊藤です。
   私は2020年9月にキャシュモへ入社をしました。
   前職も会計事務所で約20年勤めていました。
   転職を考えたきっかけとして、前職の会計事務所が昔ながらの会計事務所で
   会計処理のやり方も古かったんです。マンネリ化していた部分もあって
   会計システムもどんどん進化している中で、
   このままだと自分の実力が磨けないなと思ったため、転職を決めました。
   キャシュモは率先して新しいやり方や、時代の変化に伴い
   会計を進化させているなと魅力に感じたため入社しました。

山崎 伊藤さんありがとうございます!最後に阿部さんお願いします。

阿部 税理士法人キャシュモ所属の阿部です。
   2020年4月に新卒社員としてキャシュモへ入社しました。
   入社後1年はアカウンティング部へ所属し、お客様の経理を行っていました。
   今年の7月に税務へ異動し、税理士になるための勉強をしています。
   もともと大学で経済学や簿記を勉強していて、簿記の講義を受ける中で
   簿記の面白さや経理の仕事に興味を持ちました。
   就職活動する中で、キャシュモは経理・税務・労務と多岐に渡ってサービスを提供していて、
   自分のやりたいことが広げられるなと思い入社しました。

山崎 みなさん、自己紹介ありがとうございます。



「税理士」は、お客様からの信頼度が違う

山崎 早速質問に入りたいと思いますが、税理士を目指そうと思ったきっかけを教えてください。

阿部 では、私からお答えします。
   税理士を目指したきっかけとして、大学在学中から漠然と何か資格がほしいなと思っていました。
   日商簿記の資格は持っていますが、優位性のある資格を取りたいなと考えていた所、
   税理士である猪野さんとお話する機会があり、そこで税理士を目指そうと思いました。

山崎 猪野さんとどんなお話を?

阿部 税務という専門知識が必要とする仕事において、
   資格があるとないとではお客様からの信頼が違う、というお話でした。
   資格があることで、信頼してもらえ、よりお客様の状況に寄り添った仕事ができる
   それがやりがいに繋がるよ、とお話いただきました。

山崎 資格って頑張って勉強した証拠ですもんね。私も何か資格取得しようかな・・・
   阿部さんの話聞いて、私も漠然と資格欲しいなって考えちゃいました。(笑)
   続いて、伊藤さんお願いします。

伊藤 遠い昔の話なのでちょっと覚えてないです・・・(笑)
   働いていくうちに資格必要だなと思ったので、いつだったか・・・

山崎 タイムスリップをして記憶を呼び起こしてください!(笑)

伊藤 わかりました(笑)少し話はそれますが、もともとこの業界に入ったきっかけですが、
   知人が税理士事務所で働いていたのでその影響が大きかったです。
   仕事の話を聞いて、自分も手に職をつけたいなと思ってこの業界へ飛び込みました。
   入った当初は税理士になろうとは考えていなかったです。
   仕事する中で、資格がないと自分の意思決定で仕事ができないな~。と感じ勉強を始めました。

山崎 業務をしていく中で必要性を見つけたんですね。その中で決意したのは本当すごいですね。

伊藤 勉強していくうちに、資格を取得すればそれを武器にして仕事ができる!
   生涯、税理士として仕事ができると、資格を取得するメリットがモチベーションになってました。

山崎 なるほど!モチベーションを維持して着実と科目を合格されてるんですね。すごい。。
   続いて、三浦さんお願いします。

三浦 はい。私が税理士を目指すきっかけとなったのが、前職の話になりますが、
   前職はアメリカ系の会社だったので、社員はUSCPA(米国公認会計士)を
   合格しないと管理職になれないというルールがありました。

山崎 さすが外資系・・・

三浦 いざ資格を取得してみると、あまり日本では知られていない資格だし、
   日本では活かせる部分が少なくて、社内で資格を持ってる人はたくさんいるけど
   このままでは周りと一緒で差別化できないなと思いました。
   生き残っていく上で、あまり人が持っていない資格で、自分の経験を活かせることは
   何かと考えたところ、税理士の資格にチャレンジすることに決めました。

山崎 私だったらUSCPA取っただけでも満足しちゃいますが、、、さすが三浦さん。。
   税理士試験はいつ頃から勉強を始めたんですが?

三浦 2012年頃から勉強を初めて、科目試験にチャレンジしてきました。
   1年に1科目ずつ順調に取れていたんです。
   ですが4科目を取得した頃、経理の仕事からPMIの仕事をすることになりました。

山崎 PMI!?(M&Aで買収した会社の統合していくこと)
   経理や税務関係とは離れてしまいますね、、、

三浦 そうなんです。環境もがらっと変わっちゃったこともあって
   そこでモチベーションが下がり、1回勉強をやめちゃいました。
   PMIを終えてキャシュモへ入社した時に、
   税理士である齋藤さんや猪野さんと話をする機会があって、そこで二人に感化されました。

山崎 阿部さんとなんだか流れが似てますね!(笑)

三浦 そうなんですよね(笑)
   やっぱりかっこいいんですよ。専門家として自信があってお客様に頼りにされるって。
   その姿をみたら、また目指してもいいな。残り1科目頑張ろうかなと思いました。
   経理や税務から離れていた期間もありますが、再度勉強をスタートしました。

山崎 確かに、齋籐さん、猪野さんはかっこいいですよね。キャシュモに必要不可欠です。

三浦 そうなんですよね。もちろんかっこいいのは、お二人の人柄もあってだと思いますが
   “ライセンスの強さ”を感じました。
   例えば、「私は経理が得意です!30年やってきました。」といっても、
   お客様は僕の事をよく知らないし、経理が得意といっても
   何ができるかなんて最初はわからないですよね。ですが僕が税理士になったとして
   名刺に”税理士”と書いてあるだけで、初めて僕に会った人は「この人は専門家だ」
   しっかりと勉強してきた人なんだと安心しますよね。
   すぐに信頼関係が構築できますし、資格を取ったって事は自分の自信にも繋がりますよね。

山崎 確かに資格がある事で、信頼関係を構築する時間が一気に短くなりますよね。
   この人は頼りにできる!って思いますよね。余計に何か資格を取ろうか考えます。。。

三浦 まだ若いからゆっくりでいいんじゃないですか?(笑)

山崎 ありがとうございます!資格取得しようモードから、仕事モードへ切り替えますね(笑)

簿記論は、「数学」と「国語」?

山崎 それぞれの思いがあって税理士試験を受けられたと思います。
   税理士試験お疲れ様でした。ズバリ!今回の試験の感想を阿部さんから教えて下さい。

阿部 はい。私は今回始めて税理士試験を受けました。

山崎 どの科目を受験されましたか?

阿部 簿記論です。
   税理士試験の勉強を初めて取組みましたが、道のりは長そうです。。。

山崎 経験すること、チャレンジすることが大事ですよ。

阿部 ありがとうございます。
   勉強している段階と、試験を終えた段階で、
   当初考えていたより、税理士の資格を取得するのは難しいな、大変だなと思いました。

山崎 受ける前と受けた後の気持ちの変化を感じたエピソード教えて下さい。

阿部 勉強において、私は項目ごとに勉強をしていました。
   ですが、試験では、各項目が順番通りではなくまざって出題されたので
   パニックになって時間通りに終わらなかったです。

山崎 先輩方!ぜひアドバイスをお願いします。

三浦 簿記論ね~。私の感想は決して難しくないと思います。

山崎 おおおお。それはなぜでしょうか?

三浦 引っ掛け問題や特殊な事例や事業形態は出ていないと思うんですよ。
   超難問で重箱の隅をつつくような感じではないかなという記憶です。
   基本的な事をしっかり覚えていれば戦えると私は思います。
   私が受験したのは10年ぐらい前なので、変わってるかもしれないですが
   基本的な所を地道にやること。これの積み重ねだと思います。

阿部 他の科目を受けられてるので、簿記論はボリュームが少ないと感じると思いますが
   最初だと「こんなにあるんだ・・・!」とテキストをみて驚きました(笑)

三浦 そうなんですね。私は簿記論やる前に簿記1級を受けようと勉強していたので
   簿記1級の方が難しかった気がしました。

伊藤 確かに、簿記1級の方が難しいですね。範囲も広いですし、
   簿記1級の方が断然に難易度が高いですよね。

山崎 では、簿記1級から勉強取り掛かったら良いですかね?

伊藤 1級は工業簿記がありますが、簿記論はないので、簿記論勉強するなら
   簿記論のみで大丈夫だと思いますよ。

山崎 なるほど。その他のアドバイスはありますか?

伊藤 簿記論に関しては、数学的な要素があると感じています。

山崎 数学的要素・・・?

伊藤 学校の試験が得意か、一般の試験が得意かということじゃないかなと思っています。
   学校の試験って定型化されてて、その通りやればだいたい良い点数が取れると思うんですよ。
   ですが、学校で良い成績でもいざ試験となるとできない人っていますよね。
   違いって、数学的要素というか、頭柔らかく柔軟に対応できるかどうかで
   大事なことは解き方を理解しているかどうかではないかなと思っています。
   解き方を理解したら、問題をどうアプローチするかを理解する。この仕組かなって。
   一般試験が苦手な場合、問題見た時に面食らっちゃって慌てるパターンが多いので
   ちゃんと解き方を理解して試験対策すればいいじゃないかな?

三浦 伊藤さんの仰っしゃるとおりですね。簿記論は数学的要素もありますが、
   国語力っていうのはよく言われましたね。

山崎 数学の次は国語ですか?!

三浦 はい。結局問題は文章で書いてあるので、何を聞いているのかわかること、
   どう回答したら良いのか理解する事かなと。
   そこを勘違いしてしまうと全然違う答えを言ってしまうので国語力も必要ですね。

阿部 それです・・・!何を聞かれているのか全然わからなかったです。

山崎 知識も必要ですし数学的戦略、論述となると文章読解力も必要なんですね。
   パターン化できそうですかね? 阿部さんこの反省を次回に活かしましょう!

阿部 国語力という事とても納得いきました!ありがとうございます!

重量級!法人税試験の対策とは?

山崎 伊藤さんは今年、どの科目を受験されましたか?

伊藤 僕は、法人税を受験しました!

山崎 でた!重量級!

伊藤 試験の問題は多分簡単な方だったんじゃないかなと思います。特に計算の方は。
   できてるかどうかわからないですが、、、

山崎 そうなんですね。試験対策も含め、今年の受験はどうでしたか?

伊藤 試験直前は面倒な所を重点的に対策していました。
   計算とか面倒な所を重点的に勉強してましたが、試験うけたら「えっ」ってなりました。

山崎 「えっ」というのは、良い意味ですか? 悪い意味ですか?

伊藤 どっちもです(笑)
   正直「え!?」こんな事聞いてくるんだと思って拍子抜けな部分もありますし、
   理論に関しては、人が採点するので、僕が意図して書いてることが、合致するのかがわからない。
   どこまで要求しているのかわからなくて、、、まさに国語力ですね。僕も反省です。

山崎 ズバリ、出来は何点ですか?

伊藤 自分で言うのは・・・
   落ちていたらかっこ悪いので、ここはノーコメントでお願いします!(笑)

山崎 いやいやチャレンジしているだけで十分前に進んでいるじゃないですか!!!
   12月の結果を楽しみにしていますね。(笑) そしたら最後、三浦さん感想を教えて下さい。

三浦 私も伊藤さんと同じ法人税を受験しました。

山崎 どうでしたか?

三浦 来年も頑張ろうと思いました(笑)

山崎 えええええーーー!順調だったのに?!

三浦 伊藤さんのおっしゃっていたように、多分簡単だったんですよ。
   結局試験って合格率は一定なので、かなり完璧に近い答案じゃないと
   受からないんだろうなと思いながら回答しました。
   うる覚えな所があって完璧な回答ができなかったな~と打ちひしがれています。。。

山崎 久々の試験だったので良いリハビリだと思いますよ。

三浦 そうですね。
   過去4科目受けて、結構順調だった事もあり、ちょっとなめてた節がありました。
   やってみるとボリュームも多くて、覚えても、覚えても忘れちゃう。
   結論、準備不足なんですが良いリハビリでした。

山崎 どこが難しかったですか?

三浦 収益の認識とか非常にベーシックな所が中心に問題が出ていたので、
   様々な観点、視点から完璧に論じていかないとだめだろうな。。。
   と思いながら、そこまではできなかったので反省しています。

山崎 ラスト1科目なので、良い結果を祈っています!


決算業務は、とにかく経験を積む!

山崎 質問を変えて、今までは税理士を目指すきっかけや、試験の感想を聞いてましたが、
   実際、税務はどんな仕事をしているのか阿部さん、伊藤さんお教えいただけますか?

阿部 私は7月に異動してきたばかりなので、できることはまだまだ少ないですが
   私の業務として、月次の試算表の作成が今はメイン業務です。
   今月から決算の申告業務も少しずつ教わりながら取り組んでいく予定です。

山崎 ありがとうございます。6月まではアカウンティング部にいて
   お客様先の経理をやっていたと思いますが、異動してきて心境はどうですか?

阿部 とにかくわからないことだらけです(笑)
   税務は本当に専門性が問われるなと思います。
   特に、1番大変なのが申告書の見方や作成方法です。
   見よう見まねで作ってみても、合ってるのか間違ってるか何もわからず、
   質問すらできないくらいわからず、、、難しいです。
   ですが、税理士の齋籐さんに質問すると、全部根拠をもって説明してくれます。
   本当にすごいなと毎回思います。

山崎 絶賛奮闘中ですね! 伊藤さん何かアドバイスはありますか?

伊藤 これは、経験ですかね。
   やる業務は繰り返しなので、そこで1つ1つ覚えて経験する事が大事だと思います。
   わからないことは相談し、自分で調べていくこと。
   最初はわからないことが多いけど、経験していくうちに、そういうことか!
   と根拠も理解できるようになってきますよ。

山崎 伊藤さんありがとございます。伊藤さんの業務内容を教えて下さい。

伊藤 アカウンティング部で入力してもらった資料をチェックして、
   月次を締めて、毎月数社分の法人の決算業務をしています。

山崎 入社して1年になりますが、スキルアップできたなと感じる事はありますか?

伊藤 今までは個人事務所で働いていたので、キャシュモとの違いは
   顧問先の売上規模の大きさかなと思います。
   今まで携わっていたよりも売上規模の大きいお客様を担当しているので、
   そこが経験を積めているなと感じますし、勉強してきて頭でわかっていても
   実務でやっていなかった仕事に携われているので、ステップアップを感じますね。

山崎 昨年は苦戦されていたクラウド入力は慣れてきましたか?

伊藤 クラウドはまだまだで、今も教わりながらやっています(笑) 
   自分で入力しなくてはならない部分がたまに出てくるので、苦戦しています(笑)
   この前も阿部さんに入力してもらった後に、自分で入力する箇所があったので
   トライしてみましたが、少し修正するだけでも一苦労でした(笑)

山崎 お客様ごとで違ったりしますから大変ですよね。

伊藤 僕の覚えが悪いだけかもしれないですが、決算業務はある程度出来上がった状態で出てくるので
   数件の仕訳をするくらいでも、まだまだ覚えることが多いです。
   入力と申告の業務が分業制で本当に助かっています。
   ですが、今月引継ぎを受けたお客様は、1から全部一人でやらなくてはならないので
   できれば誰かにお願いしたい気持ちです。。。。

阿部 伊藤さん。私がやります!手伝います!!

山崎 おお!ここでチームワークが強まりましたね!(笑) 心強い後輩ができてよかったですね!

伊藤 頼もしい限りです!

山崎 阿部さん、伊藤さんありがとうございます。
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山崎 続いて、税理士試験科目を勉強して、どういった部分が業務に活かされているなと感じますか?

阿部 まだ異動したばかりで、教わることが多いですが、簿記論を勉強する前の
   アカウンティング部にいた時は、勘定科目の意味を深く理解をしていませんでした。
   今では科目の意味も理解でき、根拠を持って仕事ができるようになってきたな、と感じています。
   あとは、実務経験がなくても、説明してもらってる時に勉強で出てきた内容や言葉が出てくると
   あ!この言葉!と頭に入りやすいです。知らない言葉はまだ全然入って来ないですが(笑)

山崎 阿部さんありがとうございます。 これからですね!ちょっとずつで十分だと思いますよ。
   伊藤さんは税理士科目を3科目お持ちですがどういう部分が活かされているとおもいますか?

伊藤 消費税に関しては勉強そのものが業務に活かされてくると思います。
   判断すべきことのほとんどが勉強内容とリンクします。経験だけでは対応できない所もあるので
   勉強したことがしっかり活かされて来ると思います。
   ですが、今回の法人税は、勉強の範囲が広いです。
   実際勉強してても、中小企業だとこういうことはしないだろうと言うのもあります。
   試験範囲が広いので勉強は大変ですが知識として身についたことは活かされてくると思いますし
   決して無駄にはならないです。
   今回、勉強したことと業務がリンクしたことがあって、ちょうど試験前に決算をしたお客様で
   通常だとコロナウイルスの助成金を、決算内に上げなくてはならないですが、
   私の考えとして、納税猶予を下げて、余計な収入は入れたくないなと思い調べていました。
   調べた結果、交付決定が出た時に上げれば良い。ということがわかったのですが、
   試験問題でそれが出ました。
   問題を見た時に、でたーー!ってなりましたね(笑)

山崎 直近の問題もでるんですね。びっくりしました。
   三浦さんはどの部分が活かされると思いますか?

三浦 私は、私が所属しているアカウンティング部と税務がリンクしていること、
   経理と税務の一貫性が活かされる点と言いますか、重要だということをお伝えしたいと思います。
   まず、一般的な話をすると、税金はみんな経理をベースにしています。
   法人税にしても、経理を正しくやったという前提で解釈の違いを調整するとか
   消費税も経理が正しく行われていることが前提で、次の消費税の申告に繋がるという仕組みです。          
   申告のやり方まで経理担当者は理解する必要はないけど、消費税は理解しておく必要があります。
   これは課税なのか非課税なのか?正しい判定をしないといけないですし、
   所得税に関しても源泉徴収制度があって、ちゃんと理解していないと正しい経理ができません。
   法人税についても、正しい勘定科目で処理ができないといけません。
   全部つながっているというのが大前提としてあります。

   またコンサルティングにおいても、お客様のキャッシュフローを良くしたいというのが前提で
   お金が出ていく大きな原因は税金です。
   特に儲かっている会社は、儲けの3~4割が税金の支払いなので、
   すごく大きな支出になってしまいます。
   そこが経理処理によっては、不要にたくさん税金を支払わなくてはならなくなってしまったり、
   儲かったからって安易に役員報酬を払うことで税金が増え、損をしてしまう場合があるので
   税理士でないとしても、お客様との会話の中で理解していないと、
   お客様へ正しいアドバイスできなくなってしまいます。
   「安易に支払うと危険ですよ?」とアドバイスできたり、
   「細かい金額は税務の専門家がいるので確認します。」ということまでできると、
   正しいお金の使い方をお伝えできますよね。そういう知識があること、また瞬時にわからないと
   「いいんじゃないですか~」と流れてしまいます。これはお客様を助けたことにはなりません。
   細かい部分を理解してなくても、どこが論点で、全体像がつかめないとなりません。
   経理も同様です。細かい所は税理士の専門家に聞くにしても、「税理士にきかないと」
   と瞬間的にわかることが必要であって、間違ったまま進めてしまうことは極めて危険です。
   給与計算をやる労務もそうですし、財務コンサルも経理も同様です。
   全部が繋がっていて、税理士の資格まで取るに至らないにしても
   法人税、消費税、所得税、勉強するということは、とても意味があります。

山崎 私生活においても所得税の理解をしておくと、損をしないことになりますよね。

三浦 税金を安くできるのにチャンスを逃しちゃうよね。企業も同じです。
   お金のこと、税金のことを知っていないと本当に損をしてしまいます。
   法律もわかりにくいですし、変化していくのでそのキャッチアップが非常に大変です。

まず一科目取るなら、「国税徴収法」?

山崎 阿部さんは、簿記論、財務諸表論(略して簿財)とったら次は消費税ですかね?

阿部 そうですかね?ちなみに伊藤さんと三浦さんはどの科目を取得したのですか?

三浦 私は簿財と消費税と国税徴収法です
   国税徴収法はキャシュモでは役に立たないけど、最も簡単に取れる科目です。
   なんでもいいから1科目とりたい人にはオススメです。

伊藤 僕、国税徴収法考えてるんですよ。

三浦 いいんじゃないですか?すぐ受かると思いますよ!

阿部 どんな内容なんですか?

三浦 税金が払えなくて、財産差し押さえられた時に、
   差し押さえた財産を誰が持っていくのか、とかそういう科目です。
   多分仕事では役にたたないですね。でも、面白いですよ!

山崎 昼ドラにでてきそうなドロドロ感!?(笑) そういう部分では面白そう。

三浦 面白いですよ。きっとそういうのをやる人もいるんでしょうね。
   会社が税金払えなくて、財産持っていかれないように対策を立てるとか
   キャシュモはそういうのやらないですが、需要があるんだと思いますよ。

阿部 私就活しているときに、財産とか贈与税に特化している会社がありました。

三浦 やっぱそういう会社があるんですね。

山崎 伊藤さんは、法人税が終わったら国税徴収法ですかね?

伊藤 そうですね! 簿財、消費税、法人税が終わったら、最後は国税徴収法ですかね(笑)

山崎 阿部さんも伊藤さんのような道を進むのがいいんじゃないですか?

阿部 消費税もボリュームが多い科目ですよね?

伊藤 消費税はそんなに多くないですよ。簿財が1番ボリューム多いと思います。

三浦 簿財だよね、1番大変なのは。消費税は比較的ボリュームは少ないですよ。

山崎 やっぱ簿財は必須科目となっているので、そこの山を超えたらですね。

三浦 そうですね。あと、簡単に受かるなら酒税というものがありますよ。(笑)

山崎 お酒ですか?

三浦 山崎さんは知ってた方が良いかもしれない(笑)

山崎 本当ですか?そう言われると多分たくさんの税金をお支払いしてる気がします(笑)
   でも、三浦さんや伊藤さんも必要じゃないですか? 結構お酒を嗜まれますよね?(笑)

三浦 いやいや。ほどほどです(笑)
   でも、消費税と酒税が一緒に受けられないルールがあるから、お酒を取るなら
   消費税ではなく別の科目を選ばなくてはならないですね。
   何を受けるか選ぶのも面白いですよ。

山崎 他の方の合格科目を調べるのも楽しそうですね(笑)
   貴重な情報ありがとうございます!

経理と税務をアウトソーシングするメリットについて

山崎 続いて三浦さんにお伺いしたいのですが、
   アカウンティング事業の責任者として、マネジメント業務がメインとなりますが、
   経理と税務をアウトソーシングする重要性について教えて下さい。

三浦 はい。私からは、なぜアウトソージングがいいのかという所をお伝えします。
   経理や税務の業務は決まったことがあって、着実にこなしていくというイメージを
   お持ちの方もいらっしゃると思います。
   ですが、実際はずっと同じ事をやり続けることではなくて、変化も多いものです。
   1つの側面として税法も変わるし経理基準もかわるという事がありますし、
   先程クラウドの話もあったように、ツールも新しくなるし、良いやり方は様々です。
   ビジネスに関する法改正もあって経理や税務も変化をしていかなくてはなりません。

   例えば、給与の支払いが現金じゃなくて電子マネーでもOKになる事や
   政府がEDIの導入を進めているなど、いろいろな変化がずっと起こって
   経理や税務も常に進化していかなくてはならなりません。
   大会社ならいいですよ。そういう事をやる人たちがいますので。
   ですが、中小企業や小さい会社になると、自前で変化を追って対応していかなくてはなりません。
   これを追っていく事はなかなか難しい事だと思います。
   特に、中小企業や小さい会社の経理担当はだいたい1名ですし、
   アルバイトや他の業務と兼任している等、経理をメインでやるという人は少ない現場が多く、
   そのような環境下で、最先端を取入れて進化していく事は非常に難しい事です。
   時代に遅れていくと、なにか1つの申請書を出すのにも効率が悪く
   そこで時間をとられてしまう危険性もあります。
   ですが、我々のような専門家が対応する事によって、ノウハウやメリットをお客様が享受できる事
   これが1番重要だと思いますし、我々の存在意義はそこにあると思います。

山崎 三浦さんがいうと、重要性やメリットがとても意味のあるものだというのが伝わります。

三浦 前職の話をすると、前職はアメリカを本部として、私は日本支社の経理をやってました。
   会社の規模でいうと10万人で売上高は4000億。日本支社だけでも経理担当は30人いました。
   ですが、経理業務の全てをその30人で回しているわけではなく、
   グループ企業の中にシェアードサービスの会社があるんです。
   そこで、細かい処理はしてもらう流れになっていました。
   大手の企業だと、そういったシェアードサービスをグループ企業内で設けて回したり
   請負ってくれる会社がありますが、中小企業の場合はそういう事ができません。
   自分で頼める会社はどこか探さなくてはならないので、
   どんな事をしてくれるかはもちろんの事、お客様の今後の展望を踏まえた提案や、
   信頼関係がとても重要になってくるんですよね。

山崎 会社のお金を任せられるかどうかは、信頼関係が鍵になりますよね。


お客様のためにも仲間のためにも専門性を極める事で優位性を高められる=信頼

山崎 良いお話をありがとうございます。続いての質問に移りたいと思います。
   資格を持っている事での優位性ややりがいについて教えてください。

阿部 優位性というか、こうなりたいな。こんな風にやりたいな。という話になってもいいですか?

山崎 もちろんです!

阿部 先日、財務コンサルの打合せでいらしていたお客様から、納税に関する質問があったようで、
   齋藤さんがその場で呼ばれたんです。お客様の状況を十分にわかっていなかったと思いますが、
   ささっと対応してお客様が困っていたことを解決していたんです。
   財務コンサルはお客様の窓口として幅広い知識を身に付けていますが
   財務コンサルでもわからない専門分野で、税理士しかできないことだなと思いましたし、
   こうなりたいなと目標ができました。また、チームでやる強みもいいなと感じました。

山崎 お客様のためにも仲間のためにも専門性を高めて、助け合うってやりがいですよね。

阿部 そうですよね。チームの役に立てるようになりたいです。
   まだ駆け出しですが、齋籐さん、猪野さんのようにお客様やチームの要にもなっていきたいです。

山崎 ありがとうございます。期待しています! 続いて、伊藤さんお願いします。

伊藤 税理士に限らずですが、資格を持ってることの優位性ってやはり信頼だと思います。
   僕は前段階として科目を3科目もっているので、それだけでもお客様からは
   「すごいね」「頑張ってますね」と言われたりします。

山崎 私も面接で伊藤さんとお会いした時、キターーー!ってなりましたもん。
   科目もってる素敵な人キターーーって。

伊藤 転職でも有利かもしれないですね。
   ですが、同じ専門家同士だとやはりまだまだだなと思っていて
   先日、税務調査の立会に参加させていただきました。
   齋籐さん、猪野さん、僕で行きましたが、役所の方も僕に資格がないとわかったのか
   少し態度が違うなと感じたんです。資格があるかないかで、相手の目も違うんだなと。
   悔しい思いをしたので、早く資格をとりたい!と改めて思いました。

山崎 そんなエピソードがあったんですね!!!! 順調に行けば、来年計画ですね!
   長い道のりから開放されます事を私も応援しています! 今回はどのくらい勉強しましたか?

伊藤 今回は本っっっ当に勉強しました。 昨年の二の舞にはなりたくなかったので。。。

山崎 キャシュモに入社する前ですよね? 何があったんですか?!

伊藤 去年は、コロナが始まって勝手に試験がないだろうな~と思ってしまって(笑)
   転職も考えていたので、勉強も順調にいかず、最後の方は全然勉強も身に入らずで惨敗でした。
   今までも、やる年とやってない年とあって、自分の性格的にもムラがあるタイプなので、
   やるっ!となった時にはやるんですけど、その反動が大きくて
   だいたいその翌年は遊んじゃうんですよね(笑)

山崎 オン・オフ大事です!

伊藤 でも今年は本当に頑張ろうと決めていたので、仕事も決まって落ち着いてからは
   学校にも行って勉強に集中しました。

山崎 かっこいい!

三浦 素晴らしい!

伊藤 もう同じことをやりたくないなって本当に思えたんですよ。特に、法人税は(笑)

山崎 きっと良い結果ですよ!ですが来年の反動はほどほどにお願いしますね!

伊藤 はい(笑)

山崎 三浦さんは税理士科目だけでなく、USCPA(米国公認会計士)など様々な資格をお持ちですが、
   資格を持っているという優位性はどのように感じていますか?

三浦 私は客観的に言って、資格のあるなしで能力の差があるとは思っていないですが
   阿部さん、伊藤さんの仰っていたように、資格があるということは“信頼”なんですよね。
   先程も言いましたが、名刺に「税理士」と書いてあるだけで
   この人は専門知識があると判断ができる材料になりますし、
   自分自信も有資格者という自信をもって、責任をもって、自分の意思決定で
   仕事ができる事なんだろうなと思います。

山崎 なるほど。自分の責任、意思決定で仕事ができることは大きいですよね。
   資格の優位性のお話がありましたが、キャシュモの優位性はどうお考えですか?

三浦 キャシュモの優位性で考えると、“チームワーク”ですね。
   なんでも一人でできるスーパーマンのような税理士さんもいらっしゃいますが
   “キャシュモはチームが強みです。”
   税理士もいれば、社会保険労務士もいて、コンサルタントもいて
   様々な経験をした人がいて、1つのチームでお客様を支えています。
   スーパーマンと比べて、一人ひとりは劣るかもしれなませんが、
   チームでやるメリットは、誰かがつまずいた時に助ける事もできるし
   助け合う事で、多方面からのサポートが可能です。

   一人でやるよりも、チームでやれば大きなことができると思うんですよ。
   阿部さんがお話してくださったエピソードですよね。まさに。
   チームで、各方面からサポートしていく中で、例えば伊藤さんのような専門家がいて
   あの方信頼できるなと思っていただくこと。そこで伊藤さんに資格があったとしたら
   伊藤さんがいるからキャシュモにお願いしよう!とファンも増えて来ると思います。
   チームでやるということはそういう側面もあります。
   チームワークで多方面からサポートすることがキャシュモの優位性であり、良いなという所です。
   もっともっと、お客様が信頼してお仕事を任せていただけるよう頑張っていきます。

山崎 三浦さんありがとうございます。行動指針にも書いてあるようにワンチームの精神
   本当にキャシュモでは大事ですよね。

税理士候補生達のキャリアビジョンとは?

山崎 じゃんじゃん行きますよ!もう少しお付き合いください。
   みなさんの今後の目標や、キャリア像について教えて下さい。

阿部 あまり先のことは考えていないですが、やっぱり頑張った証がほしいので
   資格でいうとまずは簿記論に合格したいです!
   仕事でいうと、決算業務を今教わってる段階なので、しっかり理解して
   早く一人でできるようになりたいと思います。

山崎 ありがとうございます! 続いて伊藤さんお願いします。

伊藤 目標として、とりあえず早く税理士の資格取得をしたいです。終わらせたい!
   仕事に関しては、経験したことをやる機会も出てきているので
   業務の幅を広げてやっていきたいですね。

山崎 幅とは?

伊藤 漠然としすぎてました(笑)今まで経験していなかったことにチャレンジしたいです。
   専門的な話になりますが、担当している所で組合契約をやってるお客様があって
   法人税勉強して初めて組合契約の事を知りました。
   理論でいうとランクもそんな高くないのであまりやる機会も多くないので
   こういう新しい経験ができるのは自分のキャリアにもプラスですよね。
   20年近く働いてて、今になって新しい経験も出てきているので、更にレベルアップを図れると
   感じている今日このごろです。

山崎 会社をバネにどんどん新しいことへチャレンジしてください。
   続いて三浦さんお願いします。

三浦 私の場合キャリアというか、年齢も年齢なのでやるべきことになりますが
   この会社に入って、この会社を大きくしていくということが私のMISSIONです。
   キャシュモが次のステップに行くための色々な手助けをしたいと思ってこの会社に入りました。
   キャシュモの目指している所は、日本一の中小企業向け経営コンサルタントなので
   日本一の組織、体制を作っていくことがMISSIONなので、
   そこをとにかく実現させるように、できることはなんでもやりたいと思っています。

山崎 先程はきっかけのお話をいただきましたが、資格が取れたら挑戦したいことはありますか?

三浦 正直57歳なので次に何をやるというよりは、まずはMISSIONを完成させたいです。
   私自身が税理士として何かやっていく事はかんがえてなくて、
   キャシュモでお客様への安心材料として、
   信頼関係を構築する過程として税理士の資格を取りたいと思っています。
   開業とか、キャシュモで税務をするとかは考えてないですね。

山崎 趣味が税理士って感じですね? なんかかっこいい!

三浦 趣味ってわけではないけど、お客様との信頼関係のためにも資格取得を目指します。

経理・財務の面から世の中を良くしたい方、大募集!

山崎 最後に、税理士事務所、会計事務所や、キャシュモのような経理アウトソーシング、
   経営財務コンサルタントへ就職を検討している方にメッセージをお願いします!

三浦 これは私が答えますね。
   キャシュモはとてもおもしろくてやりがいある会社です。
   なんでかと言うと、冒頭にも申し上げましたが
   経理のイメージとして決められた事を決められた通りに、きちんとやっていく
   というイメージを持ってる方もいらっしゃいます。
   決められた事をきちんとやりたくて、経理職や会計事務所に務めたい人もいるのかなと思います。
   会社ごとで経理のやり方も様々なので、その考えも良いと思います。

   ですが、キャシュモは少し違っていて、
   日本一の経営支援コンサルタントを目指してやっている会社ですので、
   これからどんどん成長して進化してていきます。
   そのような環境で、 ①進化をもたらす事。 ②成長をもたらす事。 ③変化を起こしていく事。
   これを一緒に楽しめる人。前向きに捉えられる人と一緒に仕事がしたいなと私は思っています。
   そういう意味で会計事務所といいながらベンチャー的な所もありますし
   いろいろな事にチャレンジしていく社風ですので、そういう意味で面白い会社なんですよ。

   経理、財務という所を軸にして、世の中を変えて行きたい人
   中小企業を助けて、世の中を良くしたい人。そういう思いをもっている人は
   キャシュモがすごく役立つのではないのかなと思いますので、是非お話がしたいですね。

山崎 三浦さんありがとうございます。
   今回は資格の重要性や、キャシュモの優位性など
   専門家からのお話を伺う事ができ、キャシュモの新たな1面がみれました。
   三浦さん、伊藤さん、阿部さんありがとうございました!
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それぞれ世代の違う3名のインタビューはいかがでしたでしょうか?
私がインタビューをして、まず思ったのは、どの部署もお客様ファーストであることです。
お客様の役に立ちたい、という姿勢を感じることができました。
具体的に、どういう仕事なのか? 自分の経験が活かせるのか?
気になった方は、まずはカジュアル面談からキャシュモのことを知っていただき
ご自身のキャリアを重ね合わせていただきたいと思います。

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