1
/
5

「撮らない」カメラの仕事を選んだ理由。

入社のキッカケは、SNSのフォロワー。

-本日は宜しくお願いします。まずはカメラブにジョインした経緯から伺いたいのですが、小泉さんは新卒で入社されたんですか?

小泉:いえ、中途です。工業高校を卒業後に、地元にある工場で働いていました。写真系の専門学校に通おうか迷ったんですけど、車やカメラなど欲しいものがあったので、お金を稼ぐために就職することにしたんです。

-高校時代からカメラが好きだったんですね。

小泉:はい。高校2年生の夏ごろにカメラを始めました。兄が建築系の学生でカメラを持っていたんですけど、兄の撮った写真を見て「自分もこういう写真が撮りたいな」と思ったことがキッカケです。4ヶ月ほど必死にバイトしてお金を貯めて、NikonのD5500レンズキットを購入しました。

-なるほど。新卒で入社した工場を退職して、カメラブに中途入社するまでの経緯を教えてもらえないでしょうか。

小泉:就職してからの約半年間は、仕事をしながら休日にプライベートで写真を撮る、それなりに楽しい生活を送っていました。でも、「やっぱり写真が好きだ。カメラに関わって生きていきたい!」と思って、入社1年目の2月末で退職することにしたんです。

-何か退職する決め手になった出来事があったんですか?

小泉:ビジネスマッチングサイトを使って、フォトグラファーとして何件かの撮影案件を経験したことが大きかったですね。工場で働きつつ、写真を撮ってクライアントからお金をもらえたことで、「カメラを仕事にしたい!」と強く思うようになりました。

-退職後はフリーランスのフォトグラファーとして本格的に活動されていたんですか?

小泉:いえ、フォトグラファーだけでは生活できなかったので、コンビニとゲームセンターでアルバイトを掛け持ちしていました。最初のうちはバイトを終えて、そのまま地方へ撮影に行ってたんですけど…気がつくと、いつの間にかバイトに忙殺されてしまっていて(笑)。写真中心の生活を送りたいから会社を辞めてアルバイトになったのに、そのアルバイトに振り回されてしまうという…(笑)。

-なるほど、それは本末転倒ですね(笑)。

小泉:全くその通りです(笑)。ちょうどこの時期に、Instagramで仲良くなった、とある1名のフォロワーさんと一緒に写真を撮りに行く機会がありました。実は、その方がカメラブの元スタッフだったんです。だいぶ前置きが長くなりましたが(笑)、その元スタッフの方と知り合ったことが、カメラブにジョインしたキッカケですね。

-SNSが入社のキッカケとは、何とも現代的で運命的な出会いですね。

小泉:その後、『今度ウチの会社でカメラの検品をするんだけど、人手が足りないからバイトしない?』と元スタッフの方からDMをいただいて、1日だけ日雇いバイトのような形でカメラブのお手伝いをすることになったんです。その当日に、他の社員さんから「長期で働いてみない?」と声をかけていただいて、機材チームのアルバイトスタッフとしてカメラブにジョインすることになりました。

-ここに来て怒涛の展開ですね(笑)。カメラブへの入社を即決した、強烈に惹かれた理由があったんですか?

小泉:当時はフォトグラファーを志していたので、カメラと写真に囲まれて働けることに魅力を感じました。カメラやレンズなど機材に触れながらお金を稼げるし、カメラや写真に関する知識を増やせるし、コネクションを作れそうだし…最高の環境じゃないですか(笑)。あとは、オフィスのある渋谷周辺には写真の専門学校があるので、「将来的には、働きながら専門学校に通えそうだな」と思ったことも、入社の決め手になりました。

カメラに惚れ直して、フォトグラファーから機材スタッフへ。


-小泉さんは現在、正社員として働かれているんですよね。

そうです。2020年7月から正社員として働いています。

-アルバイトスタッフから正社員を志したキッカケがあれば教えてください。

小泉:アルバイトとして働くうちに、写真を撮るツールとしてのカメラはもちろんですが、機材としてのカメラも好きなことに気づいたんです。いわゆる、ガジェットが好きだったみたいですね(笑)。また、機材チームの一員として働く中で、カメラマンや映像クリエイターの方々などプロの方々と接する機会があります。その中で「正直、自分は写真に対して、ここまでストイックにはなれないかもしれない…」と思うことがありました。当時の僕はプロに比べて圧倒的に知識も経験も少なかったので…。

-なるほど。フォトグラファーになる夢を諦めてしまった、ということでしょうか?

小泉:いえ。決してネガティヴな決断ではありません。「現在の環境や仕事内容が、自分にとってベストな選択じゃないか」と思うようになったんです。機材チームの仕事は、カメラで写真を撮る仕事がメインではありませんが、自分が好きなカメラに囲まれて働ける環境です。仕事中は自分が好きなカメラに触れられるし、毎日刺激的で、ワクワクすることばかりです。「こんな機能があると、あんな写真が撮れる」とか、カメラに関する新しい知識を日々得られることが楽しいですね。もちろん、プライベートでは趣味として自分の好きなように写真が撮れますし。

-なるほど。写真を撮るツールとしてのカメラだけでなく、ガジェットとしてのカメラにも魅力を感じて、カメラそのものに惚れ直したんですね。

小泉:そうですね。もう一つ正社員になった理由を挙げるなら、「自分が携われる仕事の領域を増やしたかったから」です。カメラブで働くうちに、「もっと多くの人に『GooPass(カメラブ株式会社が運営する撮影機材に特化したレンタルサービス)』やカメラブという会社を知って欲しい」と思うようになりました。そのためには、業務領域に制限のあるアルバイトのままじゃ実現できない、と思ったんです。

-アルバイトには任せられない業務領域とは、具体的にどんな業務があるんですか?

小泉:たとえば、機材の仕入れ業務とか、Web相談会の運営とか…。もちろん、業務領域が広がる分、自分自身の責任は大きくなります。それでも、「GooPassというサービスを広げていきたい」という目標を実現するために、任せてもらえる範囲の大きい、正社員という道を選びました。

転職が、天職になった。


-先ほどの「機材の仕入れ」や「Web相談会」以外で、機材チームの業務内容があれば教えてください。

小泉:機材チームの主な役割は、GooPassで取り扱っているカメラやレンズの管理です。具体的には、「機材の返却・発送手続き」「機材を保管する倉庫とのやり取り」「新入荷商品の検品」などを担当しています。

-機材チームには、何名程度のメンバーが在籍しているんですか?

小泉:全員が常時稼働しているわけではありませんが、約10名が在籍しています(2020年10月末時点)。全員が20代の若いチームです。女性のメンバーも活躍していますよ。

-お話を聞く限り、ルーチンワークが多いように感じましたが、やはり仕事中は皆さん黙々と作業されているのでしょうか?

小泉:いや、そんなことはないです(笑)。和気あいあいと、会話をしながら作業することの方が多いですね。お昼休憩に皆でランチに行ったり、仕事帰りにラーメンを食べに行ったりすることもあります。

-失礼しました(笑)。思った以上に、皆さん仲が良いんですね。

小泉:そうですね。同世代が多いせいか、仲は悪くないと思いますよ(笑)。一緒に働いている機材チームのメンバーは、僕に負けず劣らずのカメラ好きばかりです。少し昔の話ですが、休日に有志数名で予定を合わせて、千葉県のいすみ鉄道沿線へ星空撮影に出掛けたこともありました。

-仕事後に行動を共にできるのは、カメラ好きの仲間が集まっているカメラブの特徴かもしれませんね。それでは、仕事中に「楽しい」と感じる瞬間があれば教えてください。

小泉:先ほど伝えた通り、僕はカメラ自体が好きなので(笑)、新入荷機材や返却機材の動作チェックなど機材を触っている時間が楽しいですね。発売したばかりの商品にいち早く触れられるのは、この仕事ならではの特権だと感じています。仕事中や仕事時間外に「このカメラの、あの機能良いよね」みたいに、共通の趣味を持つカメラブな仲間と、カメラや写真について話している瞬間も好きです。入社当時に目指していたフォトグラファーではないけど、カメラ中心の生活を送ることができて、充実した毎日を過ごせています。現在の仕事は、僕にとっての天職かもしれません。


-最後に、今後の目標を教えてください。

小泉:最近はWeb相談会で機材選びなどの問い合わせを受けることがあるんですけど、「丁寧に教えてくれて助かりました!」や「ありがとうございます。オススメされた機材を2ヶ月使ってみたんですけど、(気に入ったので)この機材を購入することにしました!」といった感謝の言葉をいただけると、ありがたいというか、嬉しい気持ちになります。GooPassを支えるスタッフの1人として、もっとお客さんに役立つサービスづくりに貢献したいですね。

GOOPASS株式会社では一緒に働く仲間を募集しています
11 いいね!
11 いいね!
同じタグの記事
今週のランキング
GOOPASS株式会社からお誘い
この話題に共感したら、メンバーと話してみませんか?