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カメラのサブスク『GooPass』誕生ストーリー。クリエイターに、表現の自由を。

カメラの文化をもう一度、新しい世代へ繋ぐために。カメラを必要とするすべてのクリエイターを支えることを目的として設立されたカメラブ株式会社から、最初のプロダクトとしてカメラのサブスク『GooPass』は誕生した。その、リリース経緯と込められた想いを代表高坂が綴る。

カメラブ株式会社 代表取締役 高坂 勲

なぜ、カメラなのか。

サービスの考案者である私が、カメラが大好きだったから。そして、カメラがもつ力に大きな可能性を感じていたからというのが背景にある。

デジタル化によって撮った写真を即時に画像データとして確認でき、アウトプットのテンポが良いことから撮影技術の成長が早く感じられた。インスタグラムの流行も重なり趣味を超えて、収入を得られる複業フォトグラファーとして小さいながら成功体験を得られた。趣味としてのカメラにハマるには十分な環境があった。

次第に、身近な人から撮影を頻繁に頼まれるようにもなった。労力に対する感謝の量が大きいことや、機材の種類も多く趣味として取り組み甲斐があること、かつ先天的な能力に依存しにくいので再現性が高い分野だと思い、カメラの良さを多くの人に伝えてきた。

旅行の時は必ずカメラを持って、一緒にいった人の写真を残すことにしている。旅が終われば、写真を見るというキッカケで飲み会が開催されて、撮った写真を振り返りながら、もう一度旅行を楽しんだ気持ちになり、次の旅行に行くモチベーションとなる。写真が、コミュニケーションとアクションを生むことを実感した。

カメラは、繋がりの象徴。

この素晴らしいカメラの体験を多くの人に伝えたいという想いが出発点だった。

GooPass サービスサイト

なぜ、カメラのサブスクなのか。

カメラと写真の啓蒙活動をし、周りにカメラに興味を持つ人が増えはじめたとき、当時の職場の新卒の子から残念な声を聞いた。

「お金がないから、カメラを趣味にできない。」

低所得化の波は若者に顕著に出ている。興味があるのに始められない。頑張れば収入を得られる可能性があるのに、才能があるかもしれないのに、入口を閉ざしてしまう。

気づけば、機械としてのカメラによる本質的な撮影の楽しみや写真の価値を体感することなく、スマートフォンで満足する人が増えていた。

結果として、売上減からカメラ事業の撤退に追い込まれた会社があり、予約していたカメラの開発を中止する会社があり、カメラ市場が半減すると社長が発言する会社があり、物言う株主の影響でカメラ事業売却の末路を辿る会社があり、、、

カメラ業界の未来に危機感を覚えた。

一眼レフカメラなどの本格的なカメラの価値は一度も落ちてはいない。ただ、スマートフォンが、いわゆるデジタルカメラの代わりを果たした、本当にそれだけ。本格的なカメラを使って撮影するというステップアップの道を閉ざす理由には決してならない。世論に流されたら、本当に産業が潰されてしまう。デマでトイレットペーパーがなくなるかのようにあっという間に。

なんとしても、カメラに対するハードルの高さを解消しないといけない。

だから、機材をレンタルするサービスから始めた。

ビジネス効率を重視した短い期間のスポットレンタル形式では、明確なニーズがある人しか借りてくれない。だから、1ヶ月単位の月額サービスとした。長く手元に置くことで、自然と目にする機会が増えるし、持ち出してくれるかもしれない。接触頻度を増やす狙いがあった。

追加のレンタル費用がかからなければ、もっと多くの種類の機材を使ってくれるかもしれない。だから、入れ替え放題にした。

サービスに意図的に余白をつくった。

そうして、『GooPass』はサブスクリプションサービスとして誕生した。


『GooPass』ネーミングの由来

カメラは日本のメーカーが世界シェア90%超を占めるほど稀有な産業で、モノづくりという観点では日本の象徴的なプロダクト言える。そんな素晴らしい製品を少しでも安く届けて、もっと身近なものにしたい。

Goodpatchのようにcoolなデザインで、GoProのようにカメラ業界に旋風を生み、Googleのように誰もが当たり前に使うプロダクトになることを目指して『GooPass(グーパス)』と名付けた。

GooPassの配送ダンボールに印刷されているメッセージ

カメラの本質、写真が生み出す価値。

カメラの本質とはなにか。

そう考えたときに、写真一枚の重みを考えるようになった。

残される写真だけでなく、撮る過程や情景、体験までもが思い出のひとつ。

そうだとすれば、スマートフォンで撮る一枚は、軽い。

ファインダーを覗く、シャッターを切る、その過程で心が動く。カメラのシャッターには一枚を撮ることに対する重みがあるからこそ体験価値が高く、機械としてのカメラが必要だと思えた。写真館は、日本の伝統文化として体験価値に重みがあるからこそ、100年も続いてきたと納得できる。

写真は、時を超えて、心を繋ぐもの。カメラは繋がりこそ本質。写真を通じて、感動をより再現性高くシェアし、その人、その場所、その瞬間に想いを馳せる。

写真の価値は非常時にこそ、飛躍的に高まる。東日本大震災ではご家族を亡くされた多くの人々がいたが、心の拠り所は残された家族写真だったと聞く。それがわかっているから、被災地に最初に入る自衛隊の方々も、フォトアルバムを住宅のわかりやすい位置に置いてくれていたりする。

災害で最愛の人と生き別れた人も、病床で死の恐怖と戦っている人も、心を繋ぎとめるものは思い出だということが多い。誰かを想い、幸せだった瞬間を想うから、生きる力になる。人は独りでは生きていけないものだと。

いつかくる”写真が必要な未来”のために、楽しい思い出とともに、今を撮影することには大きな価値があると改めて思えた。

フォトグラファーマッチングサービス camelove

撮影マッチングサービスから撤退した理由

創業当初、撮影マッチングサービスをリリースするべくプロダクト開発を進めていた。しかし、あるときに違和感を感じて、ついにリリースすることはなかった。

ビジネス的な観点で言えば、すでに市場に素晴らしいプロダクトが存在していたこともある。しかし、それ以上に大きかったのは、出張フォトグラファーという第三者ではなく、身近な人が撮る写真がいちばんいい写真であるという事実に気づいてしまったからだった。

信頼関係から最高の表情を引き出せる、一緒にいる頻度が高いから決定的なシーンに立ち会える。彼女を1番可愛く撮れるのは彼氏。子どもを1番可愛く撮れるのは母親や父親。ここにはどうしても敵わなかった。

それならば、撮影スキルは仕事にしたい人だけではなく、全員が身につけてもいいスキルに昇華する。ダンスやプログラミングの次こそ、写真が義務教育になるべきだと思っていて、実現を目指して取り組んでいきたい。文字を書くのと同じくらい、カメラで写真を撮ること自体を身近なものにしたい。

そのうえで、撮る世界が無味無臭のつまらない世界では、意味がない。その先に、カメラで残したいと思えるほどの体験の場を増やすことに、限られた力を注いでいこうと考えた。

『最近、家族写真は撮りましたか?』 

聞くまでもない世界に、まずはしたい。

思い出が、時を超えて人と心を繋ぐ。心を豊かにする手助けができれば、救われる命もあるんじゃないかと思える。

だからこそ、目指したい。世界人口76億、総フォトグラファー化。

世界展開を前提としたサービスを創る。ここに未来を見出している。

写真は非言語コミュニケーション、世界の言葉の壁は関係なく写真で繋がれる。世界でカメラの文化を伸ばすことが、日本の残された産業を救うことに繋がる。

カメラの文化を、新しい世代へ。

カメラの文化を広めていこうと考えたときに、これからのカメラ文化を担うであろう若手クリエイターを支援することが大切だと考えるようになった。もちろん、求められるすべての世代の方にサービスを提供していくのは当然として、これからカメラを始める人、カメラをもっと楽しもうとしている人にとって優しいプロダクトでありたい。

カメラブ株式会社は、『好きに夢中になれる機会を支え、誰かの喜びと生きがいをつくる。』ことを掲げている。人々に喜びを与える力をもった表現者達をこれからも支援したい。


コロナ禍で撮影機会を失い、今も苦しんでいるクリエイターの皆様へ

当社では、多くのクリエイターの方々と一緒に仕事をし、サービスを運営しています。目指す未来に共感頂ける皆様とぜひ一緒にお仕事がしたいです。

ご興味がある方は、お気軽にご連絡ください。

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