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ITブートキャンプへの入隊が人生を変えた。山形の自動車学校教員が,2ヶ月で東京のWebデザイナーに。

Cajonに入ったきっかけを教えて下さい

僕がCajonに入ったきっかけは、ITブートキャンプとの出会いです。僕はもともとITブートキャンプに生徒の一人として入隊し、卒業後Cajonに社員として入社しました。 Cajonに入る前までは、ずっと地元の山形で仕事をしていました。その頃は地元愛が強くて、東京で働くなんて思ってもみなかったし、地元を離れたくないっていう気持ちしかなかったです。それに、最初からエンジニアを目指していた訳ではないんですよ。

僕は、高校を卒業してから、公務員試験を受ける為に仙台の学校に通っていました。特にやりたい事がなく、よくある『仕事をするなら安定した公務員がいい。』という流れに乗って公務員を目指していたという感じです。ただ、学校に入ったからには勉強もしたし試験も受けました。 ですが、春と秋年2回ある試験を受けたもののダメで・・・。くじけそうになっていた時に、父の知り合いから『自動車学校の教員になってみたらどうだ』という話をもらって、方向転換。教習所の先生を目指す事にしました。

自動車学校には、最初は送迎員として入社しました。その後1年間は見習い期間なんですが、その間に教官になる為の試験に合格し、入社してから半年後に社員になりました。 その後は教官として仕事をする毎日だったんですが、その頃に人生を変える経験をしました。『急性膵炎』という病気にかかり、まだ20代で入退院を何度も繰り返すというとんでもない事になってしまったんです。今思うと良くも悪くもこれが転機でした。。。笑

1度目の入院を含め、病気が完治するまで合計3回の入院をしました。1回目と2回目では原因が分からず、3回目でやっと病名と原因が分かり、そのまま手術をする事に。無事手術が終わり、ようやく病気が治ったのが22歳の頃です。まさか20代でこんな経験をするとは思ってもいなかったです。 病気の原因は僕が大好きなお酒でした。そりゃあ入退院を繰り返すのは無理もないですよ・・・笑。原因がわかっていなかったので、退院をする度に飲んでましたから。当然それからは恐くてお酒は一切断ってます笑。

その頃仕事はと言うと、教習所に在籍はしていたんですが、休んでいる期間もあったし、最後の退院の時に辞める事を決めました。 教習所で働いていた時からアプリとかWebに興味があって、独学で勉強したり気になるものをチェックしたりしていたので、次の会社は漠然とWeb関係の仕事ができるところがいいなーって思っていました。 ですが、探しても探しても地元にそういった仕事ができる会社が全然なかった笑。この頃まだ山形から離れたくないというこだわりがあり、結局、仕事内容よりも地元でできる仕事という点を優先させ、実家から通える農機具メーカーの営業職に転職しました。 なので、転職をしたものの営業がやりたかった訳ではなく、Webに関わる仕事をやってみたい言う気持ちはずっとありました。

そもそも最初はアプリを作りたかったんです。飲みの席とかで、よく友達が携帯でゲームなんかをしてるんですよね。それを見て、『アプリってどうやってできてるんだろう?』『どう作るんだろう?』って思うところから入ったんです。 病気になったことがきっかけで、それまで趣味と言えるほど好きだったお酒をやめざるを得ない状態だったので、飲む事に使っていた時間がまるっと空いたんですよね笑。暇だなぁって思って、その時間を使ってプログラミングの勉強をするようになりました。 本屋で分厚い本を買って独学で勉強していたんですが、プログラミングって専門的な言語の知識が必要で(当たり前の事をその時は知らなかった笑)難しすぎて全然わからないんですよ笑。当然周りに聞ける人もいないですしね。 でも、ちょうどその頃携帯がガラケーからスマホに変わりつつあって、Webがこれからもっともっと需要があるって思っていたし、やっぱりそれを仕事にできたらいいなとずっと思っていました。

そんな折、偶然出会ったのがCajonが運営する『ITブートキャンプ』です。 最初ITブートキャンプの広告を見た時は、『なんだこれ?』とか、『何回も(広告が)出てきてしつこいな〜。』くらいに思っていたんですが、何度も広告を見るうちに、『石垣島?(今はオンライン型なんですが、当時は石垣島で合宿型だったんです!)よく見たら面白そうかも。』と思うようになりました。

先にも話しましたが、そもそも営業がやりたかったわけではなかったし、転職したけどとにかく仕事が面白くなくて。ITブートキャンプの『1ヶ月』『今だけ!』みたいな広告に完全につられました笑。 あとは、”卒業後に就職のサポートをしてくれる。”という点も入隊を決めた大きな理由です。 スキルを身につけて、さらに就職の斡旋もしてくれるのであれば、今の仕事を辞めて石垣に行く言い訳にできるかな。と思ったのも正直なところです。 今思うと、お金の面とか仕事の面とか含め、よく決めたなーって思います笑。でも、ずっとWebの仕事がやりたい事には変わりなかったので、コレだ!って思ったんだと思います。

ITブートキャンプに入隊してみてどうでしたか?

当時ITブートキャンプは、1ヶ月という期間を石垣島で過ごし、とにかくやるしかない!という環境下で短期集中してスキルを修得する。という、まさにブートキャンプ型のスクールでした。 今でこそ、こういった仕事をしていますが、当時はSkypeすら使った事がなかったです笑。もちろん石垣島に行くのも初めて。右も左もわからず空港に到着し、とりあえず、お世話になる民宿を目指してバスで中心街に向かったのを覚えています笑。

スクールは自主学習型だったので、他の学校のように手取り足取り教えてもらえる訳ではありませんでした。わからない事はまずは自分で調べる・やってみる。その繰り返しです。僕は卒業して仕事につきたい。という明確な目標があったので、それに向かってひたすら学習しました。 全くの未経験だったので、正直苦労もしましたが、同じ時期に入隊した仲間もたくさんいたので、お互いに切磋琢磨しながら頑張れました。教室から帰った後に民宿に集まってみんなで勉強したり、ご飯を作ってみんなで食べたり。本当に共同生活でしたよ!勉強の息抜きに、たまに海に泳ぎに行ったり、現地で開催されるイベントに参加したり、先に卒業して行くメンバーの送別会をしたり。生活もすごく充実してました。

一緒に過ごしたメンバーとは今も繋がっていて、お互いの近況報告をしたり、たまに東京で会ったりなんかもしてます。 スキルが身についたのももちろんですが、同時期にこうやって何かの縁で繋がって、仲間ができたのはとても貴重な経験だったなと思います。

入隊から2週間目を過ぎた頃、卒業前面談をしてもらいました。僕は入隊当初から変わらず就職したいという意向を伝え、それからはいくつか会社を紹介してもらっていました。 卒業後は石垣から山形に帰ったんですが、1ヶ月のサポート期間を利用して、紹介してもらった会社を3〜4社くらい受けました。 ・・・いろいろ探してもらったものの、地元山形には募集がなく、東京の会社を受けてましたね。 その中で内定をもらった会社もあったんですが、仕事の内容がシステム寄りだったのが理由で、結局全部お断りをしてしまいました。 Web系の仕事がしたい。というざっくりとした気持ちから、『バックエンドではなく、人の目に触れるものが作りたい。』と思うようになっていたからです。

そんな時に連絡をくれたのが、社長の中福さんでした。僕の作ったポートフォリオを目に留めて、直接メッセージをくれたんです。 メッセージをやり取りする中で、今後について話をしよう。という事になり、面接で東京に行くタイミングで、初めて直接中福さんにお会いしました。 初めて会ったのは、銀座の寿司屋笑。(めちゃめちゃうまかった〜笑!)仕事について、僕のやりたい事や今受けている会社の状況など、いろんな話をさせてもらったんですが、最終的に『とりあえず、うちに来てやってみたら?東京に来てから仕事探してもいいんじゃない?』という言葉をもらいました。

まだどこかで地元へのこだわりがあったんですが、Cajonに誘ってもらえて、仕事ができるなら東京に出てもいいかもしれない。と思う事ができました。 それに、会社に対しての信頼もありました。自分が実際生徒としてITブートキャンプに参加していたので、どんなサービスを提供している会社なのか自ら体験済みでしたしね。

8月頭にITブートキャンプに入隊→8月末に卒業→9月に仕事の話をもらって、10月には東京に引っ越しです笑。たった2ヶ月ちょいで、人生変わってます笑。たぶんITブートキャンプに出会っていなかったら一生山形にいたでしょうね。そう思うと本当にすごいですね笑。

今、どんな仕事をしていますか?

今はCajonでWebデザイナーとして働いています。大きな会社とは違って、バックエンドだけじゃない、フロント部分、僕がやりたかった目に見える部分の仕事も幅広くやらなくてはいけないので、やりがいがあるしやりたい事をやれているという気持ちで仕事が楽しいです。 ITブートキャンプを卒業した段階では、カリキュラムにあるだけの知識しかなく、技術もまだまだだったんですが、Cajonに入っていろんな仕事をこなすうちに、全くやった事のない仕事もできるようになったり新しい力が身に付きました。

その一つに、ITブートキャンプの新しいカリキュラムを作る。という仕事があったんですが、それも未知の経験でした!0から1を作るってすごくヘビーです笑。人に教えるものなので、まず自分が内容を完璧に理解しないといけなくて、さらにそれをアウトプットする事が必要です。かなりの労力が必要でしたが、何より自分の作ったものが世に出る!というやりがいがあったし、結果自らの知識も深まってとても勉強になりました。

Cajonでは、今無いものを作る。やった事がない仕事にチャレンジする。そういう場面が多いですかね。楽しいです!

今後どうなりたいですか?

デザインにしても最初は見てるのが好きでした。ファッションとかにも興味があったし。センスがあるものが好きで、センスがあるものってサイトでもアプリでも流行ると思うんです。なので、常に新しいセンスを取り入れたりそういう感覚を持ち続けたいです。

最近地元に帰ると、『垢抜けて〜。』って言われます笑。確かに自分でもびっくりするほどアンテナを貼ってる気がします。興味がある事だからですかね。常に情報や知識を求めてる気がします。やっぱり、自分でここまでしかできない!って思ってしまうとそこで止まってしまうって思うので、それだけはしないようにしたいです。

あとはやっぱり、自分の人生を変えてくれたITブートキャンプを日本中に広めていきたいなって思います。 中福さんにして頂いた話の中で印象に残っているのが、『今は石垣にしかないけど、俺は日本中でITブートキャンプの旗をあげる。』という言葉です。なんか海賊?武将っぽくてかっこ良くないですか?笑。自分も、オセロみたいに日本をひっくり返していくようなイメージでITブートキャンプを広めていけたらいいな。って思いました。 何より自分が経験したサービスなので、良い面も悪い面も一番分かっていると思ってます。なので、これからもどんどんサービスをブラッシュアップしてITブートキャンプの拡大に力を入れていきたいと思います。

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