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在学中に会計士。26歳でCFOに。製造業からコーポレートのベストプラクティスを生む

慶應義塾大学経済学部在学中に会計士資格を取得後、新卒でEY新日本有限責任監査法人に入社。大手証券会社の監査やベンチャー企業のIPO案件に携わった後、ベンチャー企業のコーポレート部門やCFOとしての経験を積んで2019年10月にキャディのコーポレート部門にジョイン。現在は経理・法務・労務・総務と、幅広い範囲を担当しています。

前職でのご経験からキャディに参画したいと思った理由、現在のコーポレート部門のミッションについてなどお伺いしました!

頑張ったかどうかは関係ない。アウトプットにコミットする

ーー今日はよろしくお願いします!伊藤さんはどうやってファーストキャリアを選ばれましたか?

私はいわゆる「普通の大学生」でのんびり大学生活を送っていたんですが、そんな中リーマンショックが起きて一気に不景気になったんです。上場企業にいくことも初めは考えていましたが、これからは大企業に勤めたとしても潰れうる時代。将来の不確実性がとても高いので、自分の頭で考えて人生を選択していくことが重要だと思いました。

漠然と社会のためになる仕事をしたいという気持ちはあったものの、これだというやりたいことは見つかっていなかったので、世の中の仕組みを短期間で構造的に知れる仕事に就こうと思い在学中に会計士の資格を取り監査法人に行くことを選びました。

ーーすごい大変な時と就活のタイミングが重なったんですね。監査法人はどうでしたか?

当時大手企業の会計的な不祥事の影響で会計士の就職が厳しくなっていたこともあり、面接の時に「なんでもやります!」と伝えたところ、入社すぐに会社で「ソルジャー部隊」と呼ばれていた一番厳しい部署に放り込まれたんです。大手証券会社の監査の部門だったんですが、関わる人はみんな真のエリートで、田舎出身の自分は完全に最初気圧されました。メンバーはブルームバーグなど外資系企業出身者が多く、議事録もミーティングも上司とのコミュニケーションも全て英語。しかも仕事のスピードも高速で、「頑張ったからいい」ではなく、「アウトプットとして成果を出せたかどうか」を重視するプロフェッショナルな視座を持つ超優秀な方たちばかりでした。

入社当初、自分の仕事をしてたら先輩に「それだと遅い!」と使ってたマウスを急に取り上げられたことも(笑)。ショートカットを使ってサクサクやれ、と。ストイックに仕事の生産性が求められる環境で、短い時間でいかにアウトプットを出せるかを求められ、出せなかったら死ぬという雰囲気の中、徹底的に仕組み化していくことに集中しました。半強制的な環境ではありましたが、「なんでこのやり方してるんだっけ?」「もっといいやり方ないんだっけ?」と0ベースで考える思考法が身につきましたし、自分もそれを考えるのが好きで楽しかったですね。

会計事務所には結局3年ちょっと勤め、他にもIPO支援などにも携わり充実してはいましたが、経営管理に踏み込めば踏み込むほど根本的な改善提案に思考が向いていく自分がいて。でもそれは会計士という立場では求められていないというジレンマがあり、事業会社に入って現場に深く関わりたいという気持ちで転職を決めました。

たくさんのカオスな状況と修羅場のおかげで成長できた

ーーそんなストイックな環境すら楽しんでたのがすごいですね…。次の会社はCFOで入社されたとか?

当時、なぜか「CFOになりたい」という願望が異常に強かったんです。CFOになるには投資銀行の経験を積んでから、という考えもあると思いますが、自分はやりたいと思ったことに遠回りしたくない気持ちが強くて。それにCFOへの憧れが無駄に強いな、と冷静に見てた自分もいたので、まずは一回なってしまおうと決めました。当時まだ26歳だったし、失敗してもいいやという気持ちで。

そして縁あって起業支援ベンチャーにCFOとしてジョインすることに。起業の成功確率を高めることをミッションに掲げていた点も魅力に感じて選びました。

ーー実際になってみてどうでしたか?

中に入ってみると、思い描いてた理想と現実にはかなり乖離がありました。CFOとはいえファイナンス関連の仕事はベンチャーにとって1年に1回あるかないか。それ以外にどんなアウトプットを出せるかを考える必要があり、結果アライアンスやマーケティング、SEO記事のライティング、テレアポまで、本当に幅広くやってましたね。聞いてた以上にいろんなことがカオスで、書けないことも多いんですが。。未払いもある中で会社の残高が底をつきかけた時はなかなか痺れました(笑)。当時の若さにしてはかなりの修羅場を経験できたので、ある意味とてもラッキーでしたね。

この時の経験のおかげで、企業のあらゆる局面でどんなことが起きるのか、ある程度予見できるようになりました。こういうことやるとカルチャー崩壊するな、とか、経営のメッセージをちゃんと発信しないとメンバーが迷って動きが鈍化するな、とか。ベンチャーは多かれ少なかれカオスな状況を経験すると思いますが、その中でもいろんなバックグラウンドをもった人と足りない部分を補い合って問題を解決していく楽しさを知れたのは良かったです。

ーー刺激的なお話が多いのに、書けないことが残念です(笑)。結局、CFOへの憧れはどうなりましたか??

完全に消えましたね(笑)。当たり前なんですが、CFOと言っても会社の規模や上場前後で求められる役割が全然違うし、結局事業成長すればどんなボジションでも楽しいということに気付いたので、ポジションへのこだわりは消失しました。このベンチャーはいろいろあって1年で辞めることことになってしまったんですが、自分の未熟さも思い知ったので、次の会社では改めて自分の原点に戻って中小企業を支える仕事をしようと、「専門家をもっと身近に」をミッションに掲げていた弁護士ドットコムに経理として入社しました。

当時、CFOとマネージャーが同時に退職してコーポレート組織が一度リセットされたタイミングでの入社だったので結構大変ではありましたが、事業が急拡大していく中で業務整理や新規事業開発の進捗に合わせた組織づくりなどでは前職の経験を大いにいかせたと思います。組織も80名から200名まで拡大し、社内ベンチャーのクラウドサインが急成長する状況でコーポレート組織の再構築を行うなど、とてもチャレンジングな過程が経験できました。

ベンチャー、そして製造業におけるコーポレートのベストプラクティスをつくる

ーーそしてキャディに転職するわけですが、どんな経緯だったんですか?

特段大きな不満はなかったのですが、あるきっかけでキャディのことを知り、事業の革新性にすごい惹かれたんです。もともとクラフトマンシップが好きで、製造業や農業、伝統工芸などに携わる人を応援したい気持ちが強かったんですが、リーマンショックの時に製造業がバタバタ潰れていくのを見て、とても悔しい気持ちになったことを思い出し、キャディだったらそんな中小企業を困窮させてる業界構造の改革ができる、日本を代表するような会社にきっとなる、と確信しました。今までのキャリアで培ってきた仕組み化する力や事業視点でのコーポレート組織づくり、上場企業でのノウハウなど、全てキャディに注ぎ込んで挑戦したい、と思ったんです。

販売管理や予算管理など当たり前なことができていなくて法律トラブルを招いてしまったり、ベンチャーのコーポレートには落とし穴がたくさんあります。起こりうるリスクをどれだけ潰せるかが重要です。また、事業が思いきりアクセルを踏めるように、会社の状態を精緻に数値データで見える化したり、見えないところを整備していくことも私の役割です。

ーーちゃんと攻めるためには土台を固めることが大事ですよね。伊藤さんは、キャディのコーポレート部門をどんな組織にしていきたいですか?

キャディのコーポレートのミッションは「組織・人・産業のポテンシャルを解放する」ことです。自分の仕事を効率化するだけではなく、会社の様々な課題を発見して解いていくことで人・組織全体のレベルを引き上げていきます。また、そこで得た知見やノウハウを積極的に世の中に発信していき、スタートアップ業界や次世代の製造業における仕組みづくりをリードしていきたいです。まだまだですが、少しずつnoteの発信も始めているところです。

ベンチャーのコーポレートにおけるベストプラクティスになれれば、それを仕組み化して社外にも展開させていくべきですよね。製造業特有の問題も多くあるので、それらの情報・ナレッジをまとめて、最終的には経営管理サービスとして展開できたらとも密かに思ってます。コーポレートは視点が内向きになりがちなところもありますが、キャディはコーポレートから事業を押し上げていけるような、外向きで開けた組織にしていきたいです。

ーーでは最後に、どんな人と働きたいですか?

性格がいい人、人が好きな人と働きたいですね。コーポレートは一般的に事業部と対立構造を生みやすいですが、逆にコラボレーションを産んで新たな価値を創出できるような積極的な姿勢を歓迎します。

Photo by Yu Ueki

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