【20新卒内定者】日本で就活するつもりのなかった私が、ネクステージに入社を決めるまで | ネクステージ株式会社
こんにちは!インターン生の柴崎です。今回のフィードテーマは、ズバリ!「なぜ私がネクステージグループに入社を決めたのか」です。先日同じテーマで新卒入社の方々の記事がどどっと掲載されましたので、私も...
https://www.wantedly.com/companies/c-nextage2/post_articles/168552
こんにちは!
2020年4月入社予定でインターンをしている柴崎です!
以前は月に1本ほどのペースで記事を書いていたのですが、今回はかなり久しぶりの投稿になってしまいました。
実はしばらくネクステージでのインターンはお休みを頂いて、大学の夏休み期間を使い、40日ほどモルドバに滞在していたのです。
「モルドバ・・・、何だそれ?」と思われた方は、ぜひこちらの記事をご覧ください
皆さん、どうか聞いてください。
帰国してインターンを再開した私を待ち受けていたのは、想像を絶する現実でした。
40日前、私が座っていたあの1番入口に近い席には誰かの姿が…。
私をネクステージに導いてくれた人事の苅宿さんは、40日後、私の席を乗っ取っておられました。
苅宿さんには、私がネクステージから内定を貰うまで、ずっと面談をして頂いた恩があります。
苅宿さんをこの席から追い出すことなんて、とても私にはできません・・・。
こうして、自分の席から追われた私は、このなんとも移動が自由な持ち運び式の段ボールデスクを作ることにしました。
靴は脱いで上がるタイプの日本文化を取り入れた、猫背促進スペースです。
段ボール座布団がついておりますので、保温性にも優れています。
というわけで、
今回の記事は、私が向こうでの滞在を通して感じたことや、見えてきた課題・新しい目標などについて、この段ボールデスクの上から皆さんにお届けしようという、たいそう悲壮感漂うフィード記事です。
40日間も滞在して何をしていたのかと訝しく思う人もいるかもしれませんが、卒業論文を書くために現地のワイナリーを回ったり、様々な職種や立場の人にモルドバのワイン文化についてインタビューをしたりして過ごしていました。
そういうタイプの日本文化を取り入れていない大学生です。
今回のモルドバ滞在は、私のこれまでのモルドバ滞在至上、最も学ぶこと・考えることの多い時間でした。
特に、観光会社の方とお話する時間がたくさんあったことで、国内外のツーリズム需要に関して気づくことも多々ありました。
例えば、モルドバで売っているお土産のバラエティの少なさ、日本語が話せるツアーガイドが皆無なこと、日本の人に対してモルドバをアピールするような人がほとんどいないこと、日本人の要望を満たすことができるようなモルドバのツアー商品のバラエティの無さなどなどです。
また、帰国後にモルドバのイベントで自分の滞在経験をプレゼンする機会がありましたが、そこで来月モルドバに行く予定だという人から、「情報がほとんど手に入らないので、どのように旅程を組んだらいいのか困っている」という相談も受けました。
要するに、あらゆる面でモルドバと日本を繋ぐ役割をメインで担う人物がいないのです。
以前の記事で、
「モルドバで何が最も求められていることなのかということをモルドバの人たちと一緒に考えながら明確にし、モルドバの人々に寄り添った事業を立案したいと思っています。」
と、締めくくりましたが、まさに今回の滞在は卒論のフィールドワークを行うと共に、モルドバで何が求められているのかということを見つけに行く機会になったなと感じています。
また、様々な立場の方とお話して、改めてモルドバにおける雇用機会の少なさに衝撃を受けました。
モルドバの友人の一人は、
「大学を卒業して自分の専門分野を持っても、それに関わる仕事ができる人なんてほとんどいない。母親には大学院に行くよう勧められたけど、行ったところでその分の教育が評価されないと分かっていたから諦めたよ。」
と、ため息交じりに話してくれました。
今回の滞在で、モルドバ・日本間での不十分な点や改善点、モルドバの社会自体の問題点などが具体的に見えるようになりました。
それに伴い、今後私自身が何をしていくべきなのかという方針も定まりつつあります。
モルドバ国内で雇用の機会を生み出したいという目標は全くブレていません。
これまではその目標をどう達成するかという具体的なアイディアがありませんでした。
しかし、帰国した今、ツーリズムが私が事業を作る際のベースになっていくだろうと想像しています。
だからこそ、それに関わる知識は大学在学中にもっと吸収しなければなりませんし、今回の滞在中にかなり上達したルーマニア語にも、社会人になる前にもっと磨きをかけていきたいと思います。
ネクステージでのインターンを通して学んだことや得たことは数えきれないほどたくさんありますが、一度インターン生活から離れたことで、違う視点から自分の将来の構想を練ることができました。
渡航前、インターンの業務から完全に離れることに対する不安はかなりありましたが、今振り返ると非常に充実した40日間にすることができ、本当に行って良かったと思っています。
快く送り出してくださったネクステージの皆さんにも、心から感謝しています。
どんなに充実した時間をモルドバで過ごしたとここで綴っても、私の席は返ってこないままです。
演技指導:武田健