コアバリューブック制作から完成まで~究極の融合の裏側を語ってもらった件~ | ネクステージ株式会社
皆さん、こんにちは!今回もネクステージグループ 人事部の渋谷が担当していきます!早速ですが...2018年10月でネクステージグループは創業13年目を迎えました🙆(拍手!)13期を迎え、以前からあっ...
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皆さんこんにちは!ネクステージグループの神浦です(*^^*)
以前、いろんな記事でもチラッと紹介したように、私たちは
をとても大切にしています!!
コアバリューブックが作られる前も、「カルチャーブック」と呼ばれる、
大切にしたい価値観が書かれた本は存在していました。
今回は、もともとあったカルチャーブックをさらに!ブラッシュアップすべく、
プロジェクトメンバー主体で、新たに大切にしたい価値観を言葉に表し、
社員全員で創り上げたのがコアバリューです!
期初となる2018年10月1日に、1冊の本(コアバリューブック)としてリリースされ、
今では常に手元にありメンバー皆が意識をしているものになっていますが、
完成までには非常に長い道のりがありました…。
そこで、今回は主体となって制作したプロジェクトメンバーに、
等といったことを伺いました!!!
話を伺ったプロジェクトメンバー。左から、川田さん、岡野さん、小林さん、二本柳さん、松本さん。
2017年10月頃の、プロジェクトがスタートしたときのことを聞かせてください。
岡野:最初は驚きでした。プロジェクトメンバーの中に自分の名前が載っていても実感が湧かず、何をするんだろうと思った印象があります。
川田:イメージが湧かなかったですよね。
一同:うーん。(と納得)
二本柳:ザッポス(※)のカルチャーブックを元々見ていたのでああいったイメージなのかなと思いました。
松本:もともと、自社にカルチャーブックはあったので、どういった形で変えていくのか想像ができなかったですね。
(※ザッポスは、アメリカ合衆国ネバタ州ラスベガスに本拠を構える靴を中心としたアパレル関連の通販子会社
全員のイメージは初めから一致していたんですか?
松本:そうではなかったと思います。元々あるカルチャーブックをブラッシュアップするイメージがあって。
二本柳:これから作るものとの違いってなんだろうと考えました。社長から「コアバリュー」についての説明を聞いたときに、コアバリューそのもののイメージはついたんですけど、具体的にどういう活動をすうのだろうという不安というか、イメージがはっきり湧いてきませんでした。
一同:沈黙
小林:つまりメンバー全員がプロジェクトとして何をやるか漠然としていた。
一同:笑
小林:そんな中でまずは既存の「カルチャーブック」を改修していくという形でスタートしましたね。
川田:コンセプト決めましたもんね。
小林:そうそう。
岡野:「みんなが大切にしたくなる本」っていうコンセプトです。
二本柳:「内容としても」「物」としても大切にしたくなる本っていう事で決まりましたよね。
小林:二軸で考えていったんですよね。「コアバリューの内容」と、「本そのものとしてどうか」という形で。最初は本の部分で改善をしようとしているところが多かったんですよ。「ヨレないようにしたいよね」とか。今まで使っていた人達がどういったところに不憫さを感じていたのか。どうなったらいいのかみたいなところを考えてましたね。
二本柳:皆さんにアンケートをして意見を集めましたね。
一同:そうですね。
いつ頃皆さんのゴールは見えたのですか?
岡野:2018年1月の社員創会で皆さんの意見を聞いてから加速したと思います。
それまではどんな感じだったのですか?
岡野:これまでのカルチャーブックに対するアンケートをとってみたり、1月の創会に向けての準備だったりをしていました。
二本柳:今あるカルチャーブックの内容を感謝や謙虚などの項目に分類分けをしていました。
小林:コアバリューのおおもとは、11期の社員創会で行った【みんなが大切にしたい事は何ですか】というお題のグループワークで挙がった回答なんです。
そこで出た意見を全て集めてまとめて、ネクステージにある根本的な価値観は何かを見出していったんですよね。最終的に10項目に厳選できたのですが、それらがどの内容に当てはまるかを何度もディスカッションを重ねて分析したりして。
岡野:なので、前のカルチャーブックをすごく読み込みましたね。
一同:2017年の12月ですね。
2018年1月の創会では何を行ったのですか?
小林:その10個のカテゴリーに照らし合わせて、大切にしていきたい価値観を言葉にして表した一言を1月の創会でグループディスカッション形式でまとめてもらいました。エンジョイであれば、どんな言葉が「大切にしていきたい言葉」なのかをみんなで統合しようと。
創会で行ったことの感想はありますか?
松本:私自身、研修を作ったことがなかったので、勉強になりました。ただ、私たちがそれまでに重ねた意見と、みんなの意見に若干のズレみたいなものがありましたね。
川田:それぞれの言葉の底にあたる、本質的な意味合いにまで解釈を進め、言い表せているかどうか、というせめぎ合いがありましたね。
それは具体的にどのようなことなのでしょうか?
小林:例えば「エンジョイ」という項目であれば、「ただ目の前のことを楽しむこと」がエンジョイという価値観の核となる、本質的な意味を表しているかどうか。
松本:捉え方によっては言葉の意味そのものが違うものになってしまうようなものもあって…同じ解釈や理解ができるのかというところに悩みました。
二本柳:「エンジョイ」や「プラス思考」って繋がる部分があるじゃないですか。共通する部分とか。そこの違いを表すことも難しかったですね。
表現の仕方に悩まれたということでしょうか。
小林:10の価値観の中で、何が芯になる部分なのかをとにかく考えましたね。
二本柳:伝えたい事を探しましたね。
小林:コアバリューというのはネクステージグループの「核となる価値観」を表すものなので、その「核」とはなんなのか。そこに辿りつくまでに時間がかかりました。
項目は最初から10項目に絞られていたのですか?
一同:そうですね。
小林:ただ、変更になったものもあって、「情熱」という項目は、より相応しいものとして「リーダーシップ」になりました。
岡野:「お客様思考」のように、従来のカルチャーブックにはないけど、大切にしていきたいよねという思いから作られた項目もあって。元々「エンジョイ」もなかったじゃないですか。でも入れたいね、という想いで入れたものもありました。
2月、3月からは10項目の落とし込みに入っていったのですか?
一同:そうですね。
小林:2018年4月の社員創会までの段階で、コアバリューの解釈文ができていました。
まずは、解釈、本質的なことは何かをひたすら考えましたね。
また、10のコアバリューを決めるにあたって、
最終的には、このプロジェクトメンバーだけで決めるのではなく、全社員を巻き込んで完成させるべく4月の社員創会でグループワークを行いました。
小林:従来の行動指針は、文字通り社員の行動に対する指針にはなっているものの、言葉の解釈のずれをなくし、行動だけではなく判断の指針にもなってほしいという想いもコアバリューには詰まっています。
いつこのような考えになったのですか?
岡野:ディスカッションを重ねるうちに、自然に見えてきましたね。顔を合わせたMTGだけではなく、チャットワークでも何度もやり取りしていました。
二本柳:やってましたね。謙虚であれば、「謙虚って何」とうのをひたすら話し合いました。あっという間に1時間過ぎていました。
一同:本当にそうでしたね。
意見が対立してしまう事はなかったのですか?
岡野:対立は無かったと思います。このプロジェクトの良いところは、皆が常に健全度が高いところなんです。発信する言葉がプラスなんですよ。感謝や謙虚といった価値観を解釈するのは大変でしたがその議論で発せられる言葉が良い言葉なので、とても良かったです。
川田:僕は、わからない事があれば、わからないとハッキリ言っていました。
小林:その繰り返しが今に繋がっていますよね。それぞれの捉え方があるので、それを全部出しました。
1番まとめるのに時間がかかったコアバリューはなかったんですか?
松本:お客様思考に何時間がかかったかなって思います。
一同:そうですね。
小林:一般論ではなく、ネクステージとしてフィット感があるかを見出すのが難しかったですね。グループ本部のお客様、営業会社のお客様はそれぞれが厳密には違うので部分最適になってはいけないというのがあって。グループ会社ならではの難しさがありました。最後に完成したのも、この項目でしたね。
1番スムーズにできたものはありますか?
小林:「まずはやってみよう」ですかね。
一同:「エンジョイ」も早かったですね。
小林:すでに浸透していたというのもありますね。
松本:普段使っている言葉で、直ぐに伝わる言葉が良かったですよね。「あなたが起こせよムーブメント」とか。
小林:社員創会で出たもので決まったものがほとんどですが、まさにA+B=Cが生まれていましたよね。
川田:みんなが大切にしたい価値観なので、僕たちだけが作るのではなく、みんなで作りあげていくという事を重要視して、こだわりました。
1番こだわった部分を教えてください。
二本柳:気づいてもらえるものであってほしいと社長がおっしゃていたことが強く印象に残っていて、例えば、これを読んで学びであったら最近学んでないなと気が付けたり、マイナス思考になっていたらプラス思考で考えようなどの気づきのきっかけを与えられる内容にしたい。そういった本になるように意識しました。
松本:コンセプトでもある「大切にしたくなるもの」にしたいというものがあって、見た目も中身も、みんなに「これが大切な価値観なんだ」って言ってもらえるものを作りたいと、メンバー全員でこだわりました。
岡野:個人的に、このプロジェクトはただ作るだけではないと思っていて、どうやってこれを伝えていくのかっていうところまで考えています。作る段階でもそれを意識して、配布後にコアバリューを伝え続けていくということを忘れず。先を見据えて行いました。
川田:文章の内容にもこだわりました。シンプルな言葉で伝えたいというのがあって。言葉が複雑であったり、抽象的だと読み手の捉え方が異なることが課題判断基準にもなるので、そこの認識は統一していきたいというのがありました。どういう文章の構成だったらシンプルで1番みんなの解釈が同じになるのかなどをこだわっていきましたね。
小林:ネクステージらしさですね。言葉ひとつ、物ひとつ取ったとしても、「何かの模倣」にならない「オリジナリティ」が生まれているかどうか。ここはすごく追及しました。何かから引っ張られた言葉ではなく、自分達の言葉で言い表す。またはネクステージとして使われている言葉を取り入れるなど、ネクステージらしさを追求しました。
コアバリューブックへのこだわりや経緯を教えてください。
松本:驚いてほしい、喜んでほしい、大切にしてほしいという気持ちがあります。
小林:私たちメンバーが惚れてしまった色々な仕掛けが盛り込まれているところもポイントです。
松本:デザイナーさんからの意見もたくさんありましたね。
二本柳:入社時にネクステージグループの文化を1つの形として渡せるよねとかの話し合いもしましたね。
川田:完成品は、外から見るとなんだろうと思いますが、中を開けてみると、ネクステージらしさが詰まっているというか。コンセプトにもある「大切にしたくなる本」を突き詰めた形なんです。
小林さんは前回のカルチャーブック、今回のコアバリューブックに関わってみていかがでしたか?
小林:メンバーに非常に恵まれたプロジェクトだったと思います。非常に高い熱量があり、まとまりのあるチームだったからこそ、目に見えずらい価値観の統合という難題を成し遂げられたのだと。
後は、これまで以上に徹底的に解釈を追求したというところですね。言葉のシャープさや、ネクステージらしさ、伝わりやすさもこれまで以上に追求しました。前回は作ることに重きを置いていましたが、今回は作る事は手段のひとつで、どう浸透させていくのかも重要視しました。また、浸透させていくだけではなく、「皆がコアバリューを大切にできる状態を作る」ことが大切になっていたところですね。
1番大変だったところはなんですか?
川田:最初から話をしているように言葉ですね。言葉に1番こだわりました。
松本:全部が大変でした。仲間に支えられたこともありこれが1番というのは難しいですね。
岡野:自分の言いたいことが中々言葉にできなかったことですね。伝えたいことがどの言葉に該当するのかが出てこなくて、みんなに探してもらったりしていました。
二本柳:自分が持っている言葉のボキャブラリーの少なさに苦労しました。伝えたい言葉が中々出てこなかったところが大変でした。
小林:言葉の統合が1番大変でしたね。
最後に仲間に伝えたいことはありますか?
小林:1人でも多くの仲間が、コアバリューを大切にしたいと心から思い、そして体現してくれたのなら、ネクステージグループはもっとすごい会社になると信じています。
以上、コアバリュープロジェクトメンバーの完成までの想いや秘話をお聞きしましたが、いかがだったでしょうか?
なんと、このコアバリューブック…完成までに100時間かかったんです!
プロジェクトメンバーも難しかったと言っていた「言葉」
ネガティブやマイナスな言葉を発している仲間がいれば、プラス思考へ誘導するように…
常に互いがこの10個のコアバリューを意識しているからこそ出来るネクステージ流の意識改革です。
私たち社員の手元に来てから早、半年が経とうとしておりますが、毎日コアバリュー朝礼・終礼を各拠点で行い、無意識にでもコアバリューを体現できるようにしています。
いまでは、コアバリューの言葉が毎日飛び交うほどです!
こんな素晴らしい言葉や文章をたくさん集め、1冊の本にしてくれたコアバリュープロジェクトは今、コアバリューを既存社員から新入社員にまで浸透させるため、現在も活動真っ最中です!
今後も素敵なイベントを開催し、コアバリュー浸透に対してのびっくりな事を起こしてくれる事でしょう♪
もしよければ、コアバリューに関する記事が他にもあるので見てみてください!