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カメラはライフワーク。レンズを通して、その人の人生に触れ、その人“らしさ”を引き出す仕事

こんにちは! Attack黒木です。今回は、弊社の企業写真や採用広報のお客様撮影でお世話になっている、フリーカメラマンの藤原 和彦さんにご登場いただきました!

撮影の現場ではいつもその方らしい素敵な表情を引き出してくださる藤原さんに、カメラマンになったきっかけや撮影時に意識していること、Attackとの仕事について、また仕事のやりがいや今後の目標などについて詳しく聞きました。ぜひ最後までご覧ください!

ハンドボールに熱中した中高時代。卒業前にふと手にした、祖父からもらった一台のフィルムカメラ

▲服飾の専門学校時代に撮影した、母校の部活動の様子

Q. どのような子ども時代でしたか?

とても活発で、家の中にいるよりも外で遊ぶことが好きな子どもでした。小学生の頃はよく友達とチャンバラごっこをして飛び回って遊んでいた記憶があります。とにかく身体を動かすことが好きだったので、強豪校だった地元の中学校のハンドボール部に入部し、高校までの6年間、ハンドボールに打ち込んでいました。高校ではインターハイを目指すほど、本格的に取り組んでいました。

Q. カメラにはいつ出会われたのですか?

高校卒業を前に部活を引退したあと、いわゆる”高校生らしい生活”を送ってみようと思った時期がありました。それまでずっと部活に打ち込んでいたので、他の同級生のような華やかな高校生活に憧れていたんです。カラオケに行ったり、アルバイトをしてみたり...。ですが、どれも想像していたよりも楽しく感じられませんでした。

ぽっかりと心に穴があいたような気持ちになったときに、手に取ったのが祖父にもらった年代物のフィルムカメラでした。ふと、今しかない学生生活を写真として収めておかなければという想いに駆られて、それから毎日、休み時間に友達の様子を撮影するようになりました。

実はそのカメラは友達と雪合戦をしていたときに落として壊してしまったのですが、それからは”写ルンです”をいつもポケットに入れていましたね。

Q. いつ頃カメラマンを目指されたのでしょうか?

カメラは独学で始めたので、当時は写真を専門に学びに行くという発想はなく、高校卒業後は服飾専門学校に進学しました。ところがどうにも学校になじめない自分がいて、毎日通学はしていたものの、学校が終わるとすぐ、通っていた地元の中学校のハンドボール部に顔を出して部活動の様子を写真に撮るようになりました。ハンドボール部のコーチ的なボランティアをするかたわらで、撮影する日々が2年ほど続きました。

専門学校を卒業した後、数年間、昼間は別の仕事をしながら夜間の写真学校「現代写真研究所」に通って、そこで本格的な暗室作業やプリント技術を身につけました。受講生の仲間と写真について議論し合ったり、お互いの写真を批評し合ったり、好きなカメラにとことん向き合える、今思い出してみても貴重な時間です。友達や家族をフィルムカメラで撮影しては暗室でプリントし、撮りためた写真をギャラリーで展示する活動もしていました。

▲写真学校時代に撮影した、両親と兄妹

創作活動を経て、職業カメラマンになることを決意。仕事や家族と向き合った石垣島での生活

▲石垣島にて(左上から時計回りに)保育園の運動会、庭先での妻と子、東京から遊びに来てくれた母と兄妹と共に散歩、夕暮れの海と空と雲

Q. カメラを職業にしようと思ったきっかけはありますか?

自分の中で20代までは、カメラは創作活動の意味合いが大きく、職業としては考えていませんでした。ですが30代で結婚することになり、教師である妻が就職先として石垣島に渡ることが決まっていたため、石垣島にある写真スタジオに就職することにしました。自分にできることは何かをよく考えたときに、やはりカメラしかないという想いに行きつき、職業としてカメラと向き合う決断をすることになりました。

石垣島ではお祝い事が盛んで、ウェディングや七五三といった一般的なお祝い事の他に、生年祝いといわれるお祝い事があり、その度に村単位で盛大にお祝いします。そのためお祝い事の依頼が多く、家族写真の撮影が中心でした。小さなスタジオでしたので、ウェディングであればお客様をリムジンでビーチまでお連れしたり、ブライダルフェアで営業をしたり、カメラを持つ以外の仕事もいろいろと経験しました。

Q.それから東京に戻られたのですね

住み始めたころは石垣島にずっと住むつもりだったのですが、島の人々と触れ合ううちに、自分が育った地元や両親の近くに戻るべきではないか、と思うようになりました。石垣島ではお祝い事にも現れるように、家族や村の人とのつながりを大切にするあたたかい文化があります。その中で過ごすうちに、自分の家族を大切にしたいという想いが強くなり、10年目で戻ってくる決断をしました。

東京に戻ってからはスタジオに所属せず、フリーランスの形で様々な仕事に挑戦してみたいと考えていました。

Q.その頃から、Attackのお仕事も依頼させていただくようになったのですね

そうですね。業界的にも、採用広報の仕事の需要が増えているのを感じていました。ウェディングや七五三といったお祝い事の仕事も受けるかたわら、人材業界の仕事も受けるようになり、その中でAttackさんに出会ったかたちです。

Q. Attackとの仕事の印象はいかがですか?

常々感じていることですが、ご一緒する当初からAttackさんは、同じチームのような感覚で接してくださっているように感じます。

一般的に、採用広報の撮影はカメラマン単独で行かせていただくことが多いのですが、Attackさんの場合は担当の方が必ず同行してくださるので、撮影に集中することができて心強いですね。現場での担当の方とお客様との会話からその方のことをさらによく知ることができ、撮影にも活かすことができています。その場で写真の方向性を確認したり、データをチェックしたりできるのもありがたいです。

また、Attackさんの定例会の撮影にも伺った際にも、いつも社内の風通しの良さを感じています。定例会でのテンポの良さや前向きな姿勢が、そのままクライアント様との取り組みにも現れていると感じます。お弁当のランチ休憩もご一緒させていただくのですが、メンバーの皆さんとオフの雰囲気も共有させていただけて、個人的に楽しみにしています。

どんな人生にも共通点が見つかる。その人らしさに触れることのできる、撮影現場が魅力

▲東京でのお祝い事の撮影(左上から時計回りに)お宮参りの赤ちゃん、七五三の男の子、和装の婚礼カット、成人の日の姉妹

Q. いつも素敵な表情を捉えてくださいますが、撮影のときのコツはありますか?

まずはその場の雰囲気や流れを壊さないように気をつけています。また、撮影される方も緊張していらっしゃることが多いので、ひとことふたことお声がけをして自然にリラックスしていただけるような雰囲気づくりは意識していますね。

人物の撮影なので写真スタジオの仕事と同様に、その方の“笑顔”を引き出すというのは採用広報でも共通していると思っています。ただ写真スタジオやウェディングでは、プライベートな場面ですが、採用広報は企業というオフィシャルな場ですので、真剣な表情も捉えるようにしています。

笑顔にしても、真剣な表情にしても、撮影の中で5パターンほどの表情を捉えられます。できるだけさまざまな表情を写真に収めることで、その方のイメージに合う表情が見つかると思っています。

もともと楽観的な性格も影響しているのか、できるだけその方のよいところを見る、見つけるのが得意なのかもしれません。自然と自分自身も楽しんで撮影していますね。

Q. カメラマンとしての仕事のやりがいについてはどう思われますか?

撮影した写真が「イメージ通りだった」「いい写真だった」と言っていただけることがまず第一だと思っています。加えて、この仕事をしていてよかったと感じる部分は、人と関わることができるところですね。撮影を通じていろいろな方に出会うことができ、その方々のお話を伺える機会があると、自分との共通点を見つけて共感することも多々あります。自分とは異なる人生を歩んできた方々の中に、そういった点を発見できると嬉しく思いますね。

Q. 今後の目標を教えてください

様々な企業様に伺える採用広報の仕事は今後も続けていきたいですし、さらに今後は媒体の取材などで、関東だけでなくその周辺地域にも足を延ばして撮影できるような仕事もしていきたいと、ぼんやりとイメージしています。これからもカメラを通して、いろいろな方との出会いを楽しんでいきたいです。

▲Attack役員の櫻井はお子さんのイベント等の撮影も藤原さんにお願いしているそうです

左上:入学記念の撮影。右上:桜の時期ですので、散り始めた桜と共に、入学時の靴のカットも撮影すると、後々成長を感じていただけるのかなと思います。左下:撮影を楽しんでもらいたくてシャボン玉を作ってもらいました。膨らんでも膨らまなくても自然な表情が撮れたら一番です。右下:ピカピカのランドセルをベンチに置くとサイズ感も分かりやすいです(藤原さん談)

藤原さんのストーリー、いかがでしたでしょうか?  いつも自然体で接して下さる藤原さんだからこそ、被写体の人の自然な表情が引き出されるように感じています。本文でもご紹介していますが、弊社役員の櫻井が藤原さんの写真がとても好きで、プライベートでも撮影を依頼するほどです。藤原さんのプライベートでは、ずっとフィルムカメラで撮影されているそうですよ! 素敵ですね。これからも様々な現場をご一緒できればと思います。

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