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【エンジニア対談】スタートアップのアーリーステージだからこそチャンス?不動産テックで奮闘する2名のやりがいとは?

高収入の外国人向け賃貸仲介・代理保証業、生活支援サービスを提供するアットハースでは、現在2名のエンジニアを中心にプロダクト開発を行っています。それぞれの想いを持って、スタートアップという環境下で試行錯誤を繰り返す開発の裏側、そしてエンジニアという立場からみたアーリーステージのスタートアップの醍醐味を語ってもらいました。未完成な"今”を楽しめるエンジニアを積極採用中です!

▶︎今回の話し手 / interviewee
田所真幸(通称:サネヤン 、写真右)
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中学1年からプログラミングの独学を始め高校生までにOSを自作、オンラインコミュニティの学生団体で SNS 開発を主導する。以降、大学時代に起業を経験し、スタートアップでの活動をメインとするようになる。アットハースへは2017年5月からエンジニアとして参画しており、プロダクトの主設計・開発を担う。
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Naoki(写真左)
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学生時代からインターンとしてエンジニアキャリアをスタート。前職ではリードエンジニアとして開発を牽引。様々な業務を経験したいという思いからエンジニア以外の業務(営業、マーケティング、アナリティクス、UIUXデザイン)も経験。学生時代にアメリカに1年留学し、そのときの経験からアットハースの理念にも強く共感しジョイン。
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~開発チームの現状について~


ー まず開発チームの現状からお話を伺っていければと思うのですが、今はどんなプロダクトを開発しているのでしょうか?

サネヤン:主には、2種類のプロダクトの開発を日々進めています。

1.社内ツール:外国人が入居可能な物件をデータベースから効率的に取得する為のツール。検索〜取得〜掲載情報の翻訳までを自動化することで、通常一件あたり30-40分かかっていた作業を3分以内にまで短縮。


2.(入居検討者向け)ユーザーページ:入居を検討している外国人向けの検索ページ。外国人が入居可能な物件を、ユーザーの希望条件に合わせて表示。英語に翻訳された状態で、物件の確認〜問い合わせ・内見予約までができる。


ー 現在の開発体制は2名とのことですが、お2人の役割分担についても教えてください。

Naoki:分かりやすい役割分担はしていなくて、1人のエンジニアが社内ある全てのシステムを把握しながら、その時々で発生する機能ベースの開発をフロントエンド・バックエンド問わず、フルスタックで担当するカタチにはなっています。

ただ現状、私がフルコミットの体制ではない為、メインの開発はサネヤン。開発とコーポレートの間を繋ぐ仕組みづくりや開発体制の監修を私が担当しています。

ー なるほど。ちなみに、現状どんな開発体制をとっているのでしょうか?

Naoki:「スクラム開発」を導入中で、一週間のスプリントで開発業務を割り振りながら進捗とタスクの優先順位を決めています。

  • 隔週ごとにスプリントレビュー、次の一週間のタスクを決定。
  • ソースコードは GitHubを使用。コミットはプルリクエスト作成の上、お互いコードレビューを実行。
  • バグや、その他優先順位が高くなったタスクも柔軟に取り入れ。

ー アットハースの開発環境についても教えてください。

サネヤン:現場の開発人数や体制のことを考慮しながら、「少ない学習コストで新しい技術を取り入れる」をテーマに開発環境を選定しています。

  • フロントエンド: React, Webpack
  • バックエンド: Golang, TypeScript, Puppeteer, Envoy
  • 認証基盤:Auth0

~エンジニアだから「開発だけしていればいい」は通用しない。スタートアップの“やりがい”と“苦労”~

ー スタートアップという未整備な環境下で、エンジニアにとっての「やりがい」って、どんな点にあるのでしょうか?

Naoki:私自身はGO言語を使って、これからのキャリアを築いていきたいと思っている中で、それを習得しながらキャリアが築けていることは素直にやりがいに繋がっています。

サネヤン:社内メンバーから「もっとこういう機能が欲しい」「システムでこんな

ことが出来たらいい」という要望は日々上がってくるのですが、それにどういったアレンジを加えて機能として提供するか?を現場で使用する技術を考えながら、一貫して請け負えるのはエンジニアとしてのやりがいに繋がっています。また少人数だからこそ、現場のカスタマーチーム・セールスチームと密にコミュニケーションを取りながら開発ができ、エンジニアよがりなモノづくりにならず「開発したモノがすぐ現場で活躍すること」を体感できることもまた、やりがいですね。

ー 逆に「大変なこと」を上げるとすれば、どんな点がありますか?

Naoki:先ほどスクラム開発の体制を取っているという話をしましたが、現場と開発の体制を整備しながら、現場の開発も同時に進めていくという「電車を走らせながら線路をつくる」様な点はとても大変です(笑)


スクラム開発導入前は、誰もエンジニアに依頼しているタスクの進行具合を把握していないことに加え、現場と開発に認識の齟齬が生ま、開発に対する信頼度が下がっていたこともあって、この体制を取り入れたのですが、導入して3ヶ月が経過し、認識の齟齬が減る仕組みはある程度構築されてきました。

サネヤン:(スクラム開発を)取り入れてから、進捗確認やフィードバックをきちんと受ける体制が整ったので、現場・開発共に仕事のしやすい環境が整ったのは実感値としてもありますね。

ー 本当に日々変化していく様な環境なんですね!スタートアップの中でも規模が10名前後のアーリーステージに、所属するならではの経験として実感していることもありますか?

サネヤン:開発一本でやってきた自分は対人関係に疎かったので、そこの社会的な経験を得られているのは、正直かなりいい経験になっています(笑)開発好きのエンジニアの方には共感頂けるかと思いますが、一つの機能開発をとっても「やり込んでしまう」ことが、それまでは結構あったんです。でも、そうなると現場は「(開発は)何をやっているんだ」と不安になりますよね。最終的に出来るモノが変わらないにせよ、共有することで進行が円滑になることや、結果的に無駄な工数が省けるなど、自分のコミュニケーションスキルを上げることでアウトプットにもいい影響が出ることを実感しています。後は【ステークホルダーの存在】ですかね。

ー ステークホルダーと言うと?

サネヤン:株主やユーザー、サービスに関わってくれる人達のことです。その人達のことは常に意識していて「エンジニアだから開発だけしていればいい」というのは、このステージのスタートアップでは通用しません。時には、品質 < スピードを意識した開発を優先することもあったりと、組織だけでないステークホルダーを意識した開発と意思決定に関与できるのは、この規模ならではかと感じます。

Naoki:上位の意思決定に携わり、そこに自分たちの意見が反映されることも、この規模ならではだと思います。言われたものを作るのではなく、「作るものを自分で決めていく」という意思決定にエンジニアとして関与できるのは、キャリア全体を見ても大きい経験ですよね。後は、開発に紐づく未整備な部分を整えていく、チーム作りや体制作りの経験が出来るのも、この規模ならではだと感じます。

~今後&採用メッセージ~


ー 現在アットハースでは、エンジニアを積極的に採用していきたいとのことですが、今後体制として考えていることはありますか?

サネヤン:どんな技術を持ったエンジニアでも関われる状態にしていきたいと思っています。現在は、フルスタックでフロントエンドもバックエンドも個々人が担当する様な状況ですが、プロジェクトごとに得意な領域で着手していく仕組みを今後構築したり、開発ブログなどの情報発信もチームでやっていきたいと考えています。

ー 最後に、一緒に働きたい方に向けてメッセージをお願いします!

サネヤン:会社としては、チャレンジしたいことを受け入れてくれる環境の一方で、不動産というレガシーな業界では、まだまだ人力な作業によって生まれる葛藤が沢山あります。

未だにFAXや電話を使ったやり取りがメジャーな業界ですが、そういった古い技術や慣習を、新しい技術に転換していく面白みや、テックドリブンでより便利に変えていくことが出来る伸び代を持った業界でもあります。サービスを作ることが、業界全体を変えることにも繋がる、(エンジニアにとって)最高に面白い環境でもあると思うので、興味のある方は是非ご応募ください!

Naoki:開発以外のメンバーを見ていても、Visionに共感しているというのは一貫して言えることなので、現在のアットハースで得られる経験以外に、サービスが実現したい世界にも理解をもって応募して欲しいと思っています。開発環境も、まだまだ未整備ではありますので、その環境を主体的に楽しめる方、自走しながら一緒に作っていける方をお待ちしています。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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