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大企業でのインターンから一転。責任が伴う戦力として大奮闘し、学んだユーザーファースト

初めまして。株式会社Ancarにてインターンとしてコンテンツマーケティングを主に担当している越澤と申します。クルマの魅力を世の中に発信し、たくさんの人にその面白さを知ってもらいたいという想いと共に生きています。 大学生のうちに色々な企業でインターンをする人は多いと思います。私は、大学3年次の後期から思い切って1年間休学してインターンすることにしました。なぜなら、就職する前の学生のうちに本気で社会人になってみて、自分の実力を試したい、という思いがあったからです。
その中でさらに、1年のうちの半年ごとで会社を変え、社会の様々な面を見てみたいという想いから、大小の2社を体験させていただくことにしました。

巨大なブランド力に包まれた半年間(BMW Japanでのインターン)

まず最初にインターンしたのが、人とのありがたい繋がりから実現した、大好きなBMWでのインターンです。それもBMW Japan(BMWの日本法人、以下BMW)にてブランドマネジメントという花形の部署で働かせていただきました。 BMWでの主な仕事内容は、大きなブランドの中の一員として、日本市場における市場調査、ライバル他社のマーケティング手法の研究などを通して、日本市場においてBMWがどのように展開していくのか、の方向性を決定するお手伝いをさせてもらうということでした。 BMWにいた時間は本当に幸せで、大好きな車にも乗らせていただき、オフィスも東京丸の内のど真ん中に立つビル、と非常にありがたく、また自分には到底不釣り合いな環境に恵まれていました。 BMWでは、いかにブランドを理解し、特徴を活かしながら日本市場で売っていくかを提案していくと同時に、基本的には頂いたお仕事をこなしていくというスタンスで過ごしていました。そのため、自分としても、その環境に甘えてしまい、特に大きな行動を起こすこともなく、(ハイブランド社員であるというような勘違いもしながら)日々コツコツと仕事をして半年が過ぎました。 BMWで主に学んだことと言えば、大きく2つあります。1つは、BMWというブランドについての理解が深まったことです。そしてもう1つは、すでにあるものの良さを見出すことです。世の中のほぼ全てのものには、大小問わずその他のものが持っていないものを持っています。その1つしか持っていないものを見つける力、そしてそれを良さとして伝える力が養われたかと思います。

株式会社Ancarでのインターンを開始

そして半年のBMWでのインターンを終え、株式会社Ancar(以下Ancar)にインターンとして入社しました。 前述の通り小さな会社でも仕事をしてみたかったという想い、さらには自分が好きな車の良さをもっと知ってもらえるような仕事がしてみたいという想い、そして安心安全な中古車の個人間売買がもっと普及するといいなという3つの想いからでした。 Ancarでは、BMWの時には体験できなかった、より深いところでのマーケティングに関わってみたいという気持ちがありました。その中でも特に、様々な形でコンテンツを発信し、0からユーザーの教育をし、ロイヤルカスタマーまで仕立て上げるコンテンツマーケティングというマーケティング手法に大変興味がありました。 そのため、まずは車に関する情報メディア『Ancar Channel』においてライターインターンとして入社しました。 インターン入社してまず印象的だったことは、想像してはいたものの、インターン先での新しい環境が、BMWとは驚くほど違うものだったことでした。 私服で出社し、それぞれの人が自分の働けるペースで仕事をしている…。というようにパッと見てわかるところだけでもBMWと比べてたくさんの違いがありました。そして何より、社長や他の部署の皆さんとの距離が色々な意味で近く、よくお話しすることができる環境であったのが印象深かったです。 以下より、Ancarで学んだことを大きく4つのフェーズに分けてお話しします。その4つの中でも1つ共通して学んだことがあります。それは、『ユーザーファースト』の精神です。つまり相手の気持ちになって考えること、です。

①ライターとしての躍進

前述の通り私は最初、ライターインターンとして入社しました。パソコンもそこまで得意ではなく、記事を書くのも未経験でした。 主な業務内容はもちろん、記事を書くこと。 最初はSEOを意識しつつ自分の書きたいことをひたすら書いていました。 記事の書き方は全く知りませんでしたが、社内の皆さんがやさしく教えてくださり、見よう見まねで書き始めました。ちなみに最初に書いたのはこちらの記事↓。自分がBMWでインターンしていた時に知ったことや、豆知識、新技術などを主に書いていました。

https://www.ancar.jp/channel/18594/

その他にも以下のような記事を主に書いていました。

https://www.ancar.jp/channel/18711/

https://www.ancar.jp/channel/18658/

https://www.ancar.jp/channel/18771/

それぞれの記事はマニアック性が高いこともあり、ニュースアプリなどに掲載されたりなどぼちぼち受けましたがすぐにあまり見られない記事になってしまいました。 その理由は、ユーザーが日頃から必要とする情報ではないということでした。オーガニック検索においては、検索されることが少ない記事を書いていたのです。 そこで自分は、少し視点を変え、ユーザー(世の中の人)はどんな情報が欲しいのだろう、と考えるようになりました。 その視点になってからちょうどのころに、新元号が『令和』になることが決定したという報道がありました。丁度自分の免許の更新が近かったこともあり、その報道を見たときにピンときました。『元号が変わってからの免許証の有効期限の記載についてまとめよう』そう思ってすぐに書いた記事がこちらです。

https://www.ancar.jp/channel/21798/

そのスピード感と判断の結果、8月現在でもGoogle検索において『令和 免許』というキーワードでSEO1位を獲得していて、末永く愛される記事になりました(記事は元号が発表された4月1日夕方公開)。

この体験から、ユーザーがどのような情報を必要としているかを中心に考えることができるようになりました。 そしてそれは、記事を書く時だけではなく、日常生活の中でも非常に大切なことで、『話を聞いてくれる相手の気持ちになって行動する』ことにもつながってくるのだと感じました。

②『ライターインターン』から『コンテンツマーケター』への転身

そんな風に記事を書いていくうち、ただ記事案を探して書いていくだけでは満足できず、徐々に記事のライティング以外にも手を出していくようになったのです。 ここでまずありがたかったことは、社内の皆さんが、僕の意見に対して丁寧に耳を傾けてくださり、一緒に実現しようと考えてくれたことでした。 僕が最初にしたのは、Ancarとしてユーザーにどんな価値を提供できるかを考える、ということで、社内の皆さんと共に議論を重ねて導き出した答えは、カーライフサイクルに寄り添い、買ってから売るまでの必要な情報を網羅するということでした。 ユーザーとは『何かを解決したい人』、そしてその人の必要な情報とは何か。その答えを洗い出す議論が始まりました。

上の図のように、徐々にユーザーが必要としうる情報が綺麗に可視化されてきました。これにより、ユーザーが中古車を買う際にAncar Channelを活用できるように必要な情報を記事として書いていくことを進めました。 残念ながら自分のインターン期間中に、記事によりこの情報を網羅し、カスタマーマップを作ることは叶いませんでした。しかし、このように漏れなくダブりなくツリーを形成していくことで、中古車を買うという購買行動の中のどんなフェーズにいるユーザーのお役にも立てるという風に考えています。そのため、今後このマップが完成する頃にはユーザーにとって非常に有益なものに仕上がっているはずだと思います。

③プロモーションでも同じだった、ユーザーファーストの精神(伝えることの難しさ)(想像がしやすいプロモーションとは)

人に伝わるコンテンツとはどのようなものか。私は、元から人にものを的確に伝えることが苦手でした。いつも人に何かの提案や意見を伝えた時に、『結局何が言いたいのかわからない』と一蹴されることも多々ありました。

今でも完璧とは言えないのですが、Ancarでのインターンを通して、『伝え方』について大きく学ばせていただきました。

それは前述の通り、ライターからコンテンツマーケターになっていくと同時に手を出し始めた、サービスのプロモーションについて試行錯誤していた時でした。私はバナーやHP内のレイアウト、そして記事、さらにはSNSまで任され、プロモーションを進めていくという役割を担っていました。その時プロモーションしていきたかったサービスは、お客様のお車をお預かりして、最低に保証できる価格を先にお支払いし、中古車の委託販売を行い、高く売れればその分の金額をさらにお支払いするというサービスで、『おまかせ出品』という名前で展開しているものでした。他にもありますが、最大のメリットは、すぐに現金化できるということと、高く売れたらさらに儲かる可能性があるということでした。

私は、当初、BMWの時のようにどれだけかっこよくサービスをプロモーションをするか、ということばかりに重きを置いていました。そのため、出来上がったプロモーションでは、『おまかせ出品、始めました。』や『新しい売却の形、おまかせ出品』といった具合でした。

みなさんも今見てみてわかる通り、このプロモーションだけで先ほどの私のサービスの説明なしでは、到底分かり得ないですし、名前も知り渡っていないため興味も湧かないですよね。そして実際に、このプロモーションの仕方ではほとんど結果が出ませんでした。

そこで私は、ここでもユーザーの視点に立って考えてみて、プロモーションの仕方を変えてみることにしました。新たに出来上がったプロモーションでは、『今すぐ乗り換えたい方にオススメの新サービス』や『120万円得した売却方法』といった具合に、なるべくユーザーの皆さんが想像しやすいということを大切にして作り上げていきました。

そして実際に、その後のサービス利用者様はどんどん増えていきました。ここから、ユーザーの立場になって考えてみると、サービス名を出さない方がいい場合もあるということを学びました。BMWの時に違ったことは、まずはブランドが出来上がっているか否か、これによってユーザーの想像のしやすさは全く変わってくるので、プロモーションの方法は全くの別物になるということも学びました。

④1戦力としての責任と、貢献

前述の通り、Ancarでのインターンは、BMWの時とは全く違っていました。私自身、ここまで深いところまでコミットできると思っていなかったので、とても良い経験をさせていただきました。 Ancarではインターンといえど1社員として、たくさんのお仕事をさせていただきました。 例えば、公式Twitterの運営を1人で担当させていただいたり、社員代表として、サービスをご利用いただいたお客様に直接お会いしにいき、インタビューをさせていただいたりしました。そして、そういった自分自身で全てが決まるような環境があったからこそ、大変な面もありましたが、責任を持ち、やり抜くということを学び、人としても大きく成長できたと思います。 それも全て、Ancarの社員メンバーの皆さんが、私の話や提案にも真摯に耳を傾けてくれて、実現のために一緒に努力してくださったことが大きかったと思います。 そしてそれだけではなく、普段から『こっしー(私のあだ名)、ここどうすればいいと思う?』といったように相談していただけることも多々あり、自分が必要とされていることを実感していました。そんな環境があったからこそ、自分もサービス普及のためにユーザーファーストの精神とともに精進することができたのだと思います。 Ancarの皆さん、ありがとうございました。

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