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オルター流クラウドジャーニー ~IT文化を形成しよう~【前編】

こんにちは、オルターブース代表の小島です。

今回は「オルター流クラウドジャーニー ~IT文化を形成しよう~」というテーマで話してみたいと思います。

主に僕が最近取り組んでいるCloud Adoption Frameworkの一部をご紹介します。


◯今更ですが、DevOpsをちゃんと理解していますか?

と、こんな切り口から入るわけですが、実はDevOpsが一時ブームになったことってあるんですね。

僕が記憶している限り、2015年頃にDevOpsという言葉がやたら現れたように思います。

で、それから今日までに何か変わったのか?

僕もそうなのですが、Microsoft Azureで、特にPaaSをやっている人たちからすれば、アジャイルでのチームマネージメントは当たり前のように実践しているので、取り立ててDevOpsというワードを発しなくなってきています。

でも、やっぱりDevOpsはすごく大事。

あと、これもよく聞く話ですが、DevOpsを技術な話だと勘違いしていませんか?と。


例えばAzure DevOps、HashiCorpといったサービスがあったり、GitHubであったり、Jenkinsというオープンソースあったりと、様々なツールを導入することをDevOpsと呼んでいる方も現にいます。

でも、DevOpsはそういうものではないんです。

今回はそのDevOpsも含めて、クラウドをどうやって導入していくのかという設計の部分をお話ししていければと思います。

これはアーキテクトの領域として非常に重要なところで、アーキテクトは単に技術の話をずっとしていればいいわけではなく、それをいかにスムーズに導入し浸透させるかも含めてやっていくことが重要です。


◯塩漬けにされたクラウド

クラウドを導入しだけで、結局何も変わらないケースもあります。

僕は最近茶化して塩漬け on Azureなんて言ったりしています。

実際塩漬けにしなくちゃいけない場合があるのも確かですが、クラウドを導入しただけでは機能せず、往々にして塩漬けになってしまう。

あとPPAP on Azureも古い文化ですよね。今にそぐわない古い文化をクラウド上で頑張ってやろうとしないことです。

折角クラウドを使うから徹底的に使い倒して欲しいし、その部分をアーキテクトの人たちは上手く導入していくことがすごく大事。

それにはまず文化を変えることからやった方がいいと思っています。

僕が最近お客様にお伝えしているキーワードにウォータフォール・ミーツ・アジャイルというのがあります。



ウォータフォールからアジャイルに融合させていく、アジャイルに染めていくイメージです。

クラウドをガンガン進められるIT文化に変えるには、今までのやり方ではだめで、継続的に改善し、機能を持続できる文化が必要だということです。

なので、ウォータフォール・ミーツ・アジャイルという形でエンタープライズのシステムは変わっていくべきだと思っています。

そうしてクラウドを徹底的に使いこなす土壌が出来上がってくるわけですね。

では、そういった土壌がこれからだんだん出来上がって来そうだって思えた時に、何から手を付ければいいか?

Cloud Adoption Frameworkです。

他人任せにせず、自分たちでクラウドを導入していくための仕組みです。

よく勘違いされますが、Cloud Adoption Frameworkは単にクラウドの仕組みの解説ではないんです。

もっともっと前の段階の話で、例えば経営戦略のフェーズが対象だったりします。

ウォータフォール・ミーツ・アジャイルという形で、アジャイルの方に少しずつ寄っていく状態が出来上がってきたら、是非Cloud Adoption Frameworkに移行して欲しいなと思います。(中編へつづく)

☆本記事はオルターブースYouTubeチャンネルの配信動画をもとに再構成しています。

☆配信動画の本編をご覧になりたい方はこちらから!(小島発表パート 24:05~41:46)

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