【オルタナティブなKojima log 】なんで福岡にいるの? 前編
◯僕が福岡に移住したわけ
オルターブースの小島です。
今回は僕がなぜ福岡に引っ越してきて、会社を作ったかという話をしようと思います。
僕が福岡に引っ越してきたのが2012年の3月です。
そもそもなんで来たのか?って話なんですけど、僕はコンサルタント兼プレセールスとして、いわゆるMSP(マネージド・サービス・プロバイダ)と言われているサービスを提供する東京のベンチャーで働いていました。
仕事の中で色んなお客さんと話すじゃないですか。
お客さんと話す中で、僕もお客さんのように、自分のアイデアで事業を立ち上げて、会社を作りたいって気持ちがどんどん強くなってきたんですね。
当時はスタートアップという言葉もあまり理解できてなくて、起業するというより、とりあえず会社を作って自分の城を持つことにすごく価値を感じていました。
有り難いことに勤めてた会社は柔軟なところで「じゃあやってみたら?」と、応援の言葉を頂きました。
でもちょうどその頃に震災があったんですね。東日本大震災。
そこから世の中が大混乱になって、被害を被ったお客様のケアも含めててんやわんやだった。
2011年の2月頃に会社を辞めようと思っていたんです。そのことも既に上司、会社に伝えていました。
震災があったから辞めるのを1年待ったんですけど、やっぱり自分の中の気持ちが抑えられなくて、結局会社を辞めるわけです。
震災の影響がずっと長く響いて、僕も家族も東京で生活しづらくなってきちゃったんですね。
なので東京じゃなくて、別のところに引っ越そうと。
仙台だったり札幌だったり、名古屋だったり岡山だったり、いろんな移住先を検討したんですけど、福岡が一番いいだろうってことで、福岡に引っ越しました。
それまで福岡には縁もゆかりもなかったんですけど、どういうわけか福岡がすごく馴染んじゃって、妻と子どもだけ先に引っ越して、僕は後から引っ越したんですね。
◯追い詰められて深夜の倉庫バイトに
福岡に引っ越してからフリーランスとして活動しました。
当時の僕の仕事はクラウドコンサルティングというより、IT化のアドバイザーでした。
主にインフラ周りをアドバイスする立場で、色んな会社さんとお付き合いをしてこうと思って。スタートアップじゃなくて、個人事業主として起業したんですね。
最初から茨の道でした。
起業してすぐの時は、僕の前職からのクライアント様からお仕事を頂き、プラス、前職の会社からも色々と便宜を図って支援して頂いたので、その2社が僕の収入源でした。
しかし収支は常にマイナス。家族もいるのに、家計が危ない。
そこでアルバイトを始めたんです。倉庫の深夜バイト。
昼はITアドバイザーの仕事をして、夕方から夜9時頃までITとは全然関係ない専門学校に行って柔道整復師の授業を受け、学校が終わってから深夜0時から朝の4時まで倉庫で働いて。
そこから帰宅して仮眠して、朝8時ぐらいからまた仕事に出かけるという生活を3ヶ月間ぐらい続けました。
かなり大変でしたが、それほど最初の頃は収入がなかったんです。
幸い僕が住んでいたのは県営住宅みたいなところだったから、非常に家賃が安かったんです。しかも結構広くて、気に入っていました。住むところがあるだけでも気持ちが楽になりますね。
こんな感じで専門学校に行きながらフリーランスの仕事をして、時々夜の倉庫バイトをやっていました。(つづく)
☆本記事は2020年6月15日に配信された弊社代表・小島のVlogをもとに再構成しています。
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