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【メンバー紹介】「未来と自分は変えることができる」と実感できた仕事との出会い

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こんにちは、ハッピーテラス・広報の大見です。

今回は、2016年8月に中途入社し、就労移行支援事業所・ディーキャリアの支援員育成の研修を担当している清野 玲子(セイノ レイコ)さんにインタビューしました。

様々な資格・知識を持ち、社内でも頼りにされているしっかり者で、率直に自分をさらけ出すことで周りを明るい気持ちにさせてくれる清野さん。

これまでの経歴と、働き方について話を伺いました。

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「人のためにも自分のためにもなる仕事」を志すキッカケ

学生時代、学校の方針で「人のために」という利他の心を学ぶ機会が多くありました。当時はそういった授業に特別な思い入れはありませんでしたが、今となっては自分の職業選択に影響しているのかな、と感じます。

また、父との結婚を機に専業主婦になった母より、日頃から“男性も女性も、誇りを持って働くのは素晴らしいこと”と教わり、「この世から無くならず、人のためにも自分のためにもなる仕事をしたい」を自然と考えるようになりました。

そして医療系の仕事に就くことを決め、看護師になるための専門学校に通い、無事に看護師免許を取得しました。


「誰の力になりたいのか」を深く考える日々

新卒で都内の病院に入職し、自らの希望でICU(集中治療室)に勤務しました。新卒のうちに幅広い分野での学びと経験を得られる部門はどこだろうと考えた結果、緊急かつ重症な患者が多数運ばれてきて、即座に判断力と行動力が求められる救命救急医療に挑戦しよう、と思ったのです。当時はまだ今ほど医療業界の働き方が柔軟でなく、ほとんどの時間を病院で過ごす…というハードな4年間でしたが、望み通り、幅広い知識と経験を得ることができました。

一方で、次第に「治療というのは患者の人生のほんの一部に過ぎないのでは…。本来望んでいた生活に戻るまでの、過渡期にある患者を支援したい」と思うようになりました。悪いところを治すだけではなく、今後の人生の礎になれるよう支えたいと、一般病棟へ異動しました。

そこでは1年間勤務したのですが、やはり「治療そのものも大切だが、その後の人生の方が圧倒的に長く、支援を必要としている方がたくさんいる。そういう方の力になりたい」と感じ、退職して福祉系の大学に入り直しました。

福祉の大学を卒業し、社会福祉士の資格を取得しました。27歳で、二つの国家資格を持っている自分に、どこで、どういった支援ができるか…。相談した大学時代の恩師に、医療系の大学の学生就職課に誘われ、入職しました。

そこでは学生の就職相談に応じ、履歴書の添削や模擬面接、就職先病院とのマッチングなどを8年間行い、その間にキャリアコンサルタントの資格も取得しました。その中で稀に、障害者手帳を持参して相談に来る学生や、客観的に見て何か特別な支援が必要そうだと感じる学生がいましたが、自分には知識も経験もなく、充分な就職支援ができずもどかしい想いをしました。

学生の就職支援を続ける中で、「就職やその後の人生について本当に困っているのは、そういった特別な支援が必要な方たちなのではないか…」と感じていました。



▲趣味のアクセサリー制作はこのころに始めて、もう15年ほど続けています。会社で複業申請をしていて、同僚からリクエストを受け制作・販売することも。


安定した職場を退職してまで、自分の全キャリアを注げる環境へ挑戦

特別な支援や配慮が必要な人の仕事って、何があるのだろう?と思っていたところ、wantedlyで「ディーキャリア」の事業部長に誘われ、そこで初めて就労移行支援事業所という存在を知りました。その後、自分でもいくつかの事業所を調べ、話を伺い、「自分が持っている資格や経験を全て活かせ、本当に困っている人たちの支援を行える場所だ」ということを確信しました。

小さい子どもの育児中であり自分は38歳、大学職員という安定した職を辞める、そしていくつもの就労移行支援事業所がある…そんな中で、「ディーキャリア」への転職を決意したのは、訓練内容と、一緒に働く仲間がすごく魅力的だったからです。

いくつかの就労移行支援事業所を調べましたが、発達障害当事者の方が出来る部分の仕事をあてがうという考え方ではなく、「やりたいこと」を一緒に探して応援するのはこの「ディーキャリア」だけだと思います。

また、社長とお話した時に言っていた「お金儲けではなく、セカンドライフとして本当にやりたいと思う事業をやる」という言葉が、私の中でしっくりきて、私も大きな変化を決断する時だと思いました。

当時「ディーキャリア」はまだ1号店の開所から数か月、そしてフランチャイズ展開の準備中で、何から何まで自分たちで創り上げるスピード感と達成感の連続で、これまで味わったことのない経験でした。入社当初は発達障害当事者の方の就職支援を担当し、自分が持っている3つの国家資格を存分に活かせましたし、何より困っている人の助けになっている実感がありました。

障害による特性や、過去の経験で人づきあいがうまくできない方もいらっしゃいましたが、就職が決まって感謝の言葉をいただくことや、“実は以前より、清野さんの利用者想いなところに感謝していました”という内容のお手紙をいただいたくなど、成長を感じましたし、とても嬉しかったですね。「未来と自分は変えられる」と実感した日々でした。

入社後1年ほど利用者への支援を経て、それまで準備していたフランチャイズ運営の核となる研修がスタートし、その担当となりました。「ディーキャリア」の思いに賛同してくださったパートナー企業の社員へ向け、ディーキャリアの運営についての人員配置や営業活動、カリキュラムの内容、利用者対応について、みっちり勉強していただく研修です。

今現在開所している全国の「ディーキャリア」43拠点・200名ほどの研修生と接してきて、人それぞれの思いを持ってこの事業に取り組んでいることを実感する日々です。

私の仕事は研修をすることですが、何かを教えるだけでなく、研修生のモチベ―ションを上げ“自分たちで立ち上げを頑張っていこう!”という気持ちになって帰っていただくのが一番大切だと思っています。研修生の方が自分のオフィスを開所させ、後のフォロー研修にも訪問させていただくと、各パートナー企業の思いの色に染まっているオフィスを見ることができてうれしいですね。本当に困っている方の人生を支援する、やりたいことを応援する事業所が全国に増えてくることも嬉しく思います。


▲人間は変化の連続。利用者もしかり、研修もしかり。刺激的な日々です


今後もパートナー企業の支援を行いつつも、いずれはまた現場に戻って、当事者の支援に直接関わりたいとも考えています。ハッピーテラスは自分の希望する働き方が提案しやすく叶いやすい環境なので、近い将来、相談してみようかと思っています。それからパラレルキャリア(複業)申請をして、趣味のアクセサリー制作も仕事になったので、やりたいことを楽しみつつ、やるべきこととのバランスを取ってければと思います。

まだまだ挑戦は続く!という感じで変化を楽しみながら、仕事を楽しんでいます。


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