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「やさしさが循環する会社」を作って教育に強くなる

Photo by zero take on Unsplash

こんにちは。ALCHEMY長嶋です。
今回は、ALCHEMYの教育制度について、代表の都築にインタビューしてきました。

都築は「教育が一番の強み」と常日頃から話しておりますが、社員教育に対してどのような思いがあるのでしょうか。
実際に習得する言語やスキルの詳細はこちらをご覧ください。

社内カリキュラムに関して - 株式会社ALCHEMY
https://www.wantedly.com/companies/alchemy-lab/post_articles/106746

未経験者にとっては良い会社。けれども…

ーALCHEMYの教育制度に関して、気をつけていることってありますか?

都築:まず、弊社は“社員の技術力の向上”が最優先事項です。世の中がどう変わろうとも、技術力へのニーズは絶えることはない。その為に、教育に強い会社にしたいと思ったんですね。
スキルアップに貪欲な人が最適な教育を受けられて、ひとりひとりが成長できる会社にしたいと。
でも、教える役って、技術者には負担になることも多いんですよね。

ーそうなんですか?

都築:まぁ、スキルアップに貪欲な人にとっては、若手に教えるヒマがあったら、自分の仕事とか勉強したいと思いますからね。気持ちは分かります。
でも、自分のことだけじゃなくて、チーム全体のことを考えて欲しい。仕事は一人ではできませんから。
それを同時にこなすことってなかなか難しくて、教育重視で押し出していくと、若手のためにスキルの高い人の時間を犠牲にしていくような構図にどうしてもなってしまう。
僕は「未経験者でも、やる気のある人間にチャンスを与えられる会社にしたい」と思っていたんですが、結果として未経験者にとっては良い会社だけど、経験者にとっては良くない会社になってたんですよね。それが凄く申し訳ないなと思って、悩んでいました。

全員で成長するために、やさしさが循環する会社に

ーなるほど…それでどうしたんですか?

都築:ざっくり言うと“社員全員が教育者になる”ことを目指すようにしました。
悩んでいる若手には、担当の関わりなく誰かが教えてくれる、新しい技術をキャッチアップしたら積極的に社内に啓蒙する、教わった人は次の世代に教えていく、そんな文化づくりですね。
特定の人に負担が行かないように、まずはキーになりそうな人間と対面で話して少しずつ実現していっています。
特に未経験入社した人には「1年後には教える側になってもらうよ」と、しつこいくらい言うようになりました。
うちの会社はカリキュラムを終えるまで半年間、技術者としてデビューしてから半年間、合わせて1年間はフォロー体制があります。言ってしまえば“与えられる1年間”ですね。
その後は自発的にスキルアップをしつつ、次の世代への教育にも携わってもらいます。

ー与えられる側から、与える側になると。

都築:そうです。「恩送り」と言うんですかね。恩を受けた当人に返す恩返しではなく、他の誰かに返すというか。
そういう循環がすごく大切だと思っていて、僕は「やさしさを循環させよう」と言っているんですが、受け取ってばかりの人生よりも、与えて感謝される方が、基本的には幸せだと思うんですよね。
そんなやさしい人が沢山いる会社にしたいなって思います。

ーなるほど、いい文化ですね

都築:なんだかんだ言って、未経験者にとってこの業界ってやっぱりハードル高いじゃないですか。
それって最初に言った、経験者が未経験者に教えることを面倒がってるのも原因だと思うんですよね。
自分のことを優先しすぎて、全体を良くすることに目が向いてない人が特に多いというか。
業界に若い人や異業種の人が参入できなくなったら、この国のこの業界全体が弱体化していくと思うんです。
世の中全部を変えるのは難しいけど、まずはウチの会社から先んじて、やさしさが循環する会社にしたいんですよね。

ーよく分かりました、ありがとうございます!

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