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アジャイル開発におけるQAとは〜Agile QA Nightにゲームテスター本多が登壇しました〜


こんにちは、アカツキ福岡 採用担当の佐藤です。

最近「アジャイル」という言葉が注目を浴びていますが、皆さんは聞いたことありますか?

元々はソフトウェア開発の世界で普及した開発手法のひとつですが、最近では「アジャイル採用」のように「アジャイル●●」といった言葉がさまざまな職種の業務に適用され始めています。

※ アジャイル開発とは:短い期間で実装とテストを繰り返しながら、柔軟性高く改善を加えていく開発手法。

そんな「アジャイル」をテーマとしたイベント「Agile QA Night in Fukuoka」がLINE Fukuokaのカフェスペースにて開催され、弊社ゲームテスターの本多がパネルディスカッションパートに登壇しました。

今回のWantedly’s blogでは、イベント当日の様子を本多本人と振り返りながらお届けします!

本多 展幸

2017年11月からアカツキ福岡のモバイルゲーム事業部にゲームテスターとして参画。社外ではNPO法人Rubyプログラミング少年団の副理事長として、小中学生を主な対象としたプログラミング教育活動に取り組んでいる。


# Agile QA Night in Fukuokaとは

ー そもそもこのイベントはどのような趣旨で行われたのですか?

本多:このイベントは、福岡のIT企業を盛り上げることを目的とした「福岡もりあげ隊」というコミュニティの主催で行われました。

その運営メンバーである株式会社ビズリーチの山本さんによる「福岡の中でQAの仕事の価値をもっと上げていきたい」という声かけで、福岡で検証業務に取り組んでいるQAのメンバーが集まり、「アジャイル開発におけるQA」について話すことになりました。

# 「アジャイル開発におけるQA」のリアル事情について白熱の議論が展開

ー イベントでは、具体的にはどのようなことを話されたのですか?

本多:イベントは、登壇パートとパネルディスカッションパートに分かれていて、登壇パートでは、株式会社Fusicの吉武さんと株式会社ビズリーチの風間さんが、「そもそもアジャイル開発ってなに?」「アジャイル開発にQAはどのように入り込んでいく?」といった観点で、それぞれご自身の体験をもとにお話されていました。

パネルディスカッションパートでは、イベントに参加してくださった皆さんから「sli.do」というツールを利用してリアルタイムで質問を投げてもらい、その質問に対して登壇者全員で回答していくという流れで進んでいきました。

投稿された質問には「いいね」が押せるようになっていて、参加者の関心度が高いものを中心に議論していきました。



ー 会場からはどのような質問がありましたか?

本多:様々な質問が飛び交いましたが、例えば次のような質問は議論が白熱しました。

・検証を完了するための指標はあるのか?

・従来の開発手法からアジャイル開発に変わったことで、テストの成果物やテストの実行時間に変化はあったか?

中には「QAを極めると最終的にはどのようなキャリアに行き着きますか?」といった簡単には答えが出ないような質問もありましたね。


ー 会場からの質問に対して登壇者からはどのような回答がありましたか?

本多:先に挙げた質問でいうと、例えば次のような話をしました。

検証を完了するための指標はあるのか?

この質問に対しては、完了とみなす指標について「不具合の影響度をどのように分類し、優先度をつけていくか」という点が議論になりました。

影響度が高い不具合の例 )操作が継続不可能になるもの

影響度が低い不具合の例 )UI上の軽微な不具合

他の登壇者の方は「どのような不具合を影響度が高いとみなすか」という話題に言及していたため、私からは「どのような不具合だと影響度が低いとみなすか」という話をしました。


従来の開発手法からからアジャイル開発に変わったことで、テストの成果物やテストの実行時間に変化はあったか?

本多:この質問に対しては、登壇者の方から「従来の開発手法かアジャイルかといった切り分けは、本当に適切なのか?」という問いかけが行われ、それについて議論する展開になりました。

ちなみに当初の質問にシンプルに回答すると、「開発サイクルが短くなると、回帰テストをより頻繁に実行することになり、テスト工数が増大するため、自動テストによる効率化がより重要になる」といったことは言えるかもしれません。

※回帰テストとは:新しい機能を追加したことで今までの機能に影響が生じていないかを確認すること。例)「走る」という新機能を追加したことで、今までの「歩く」という既存の機能に不具合が生じていないか確認をすること。



ー QAのリアルな事情やアジャイル開発について、議論が白熱したのですね。

# おわりに

今回イベントに登壇した本多のように、アカツキ福岡には、自己成長はもちろんチームや組織の成長ために新しい技術や知識を積極的にインプットし、社内外問わずアウトプットし続けているメンバーがたくさんいます。

「そんなメンバーと一緒に高めあっていきたい、自己成長していきたい」という思いをお持ちの方、ご応募をお待ちしております。


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